ヨッピーのブログ

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「サラリーマンブロガー」こそ攻守最強 (ヨッピーの本が出ました)

こんにちは。ヨッピーです!
本を出したので宣伝させてください!!!

 

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www.amazon.co.jp

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

早速レビューも書いて頂いててめちゃめちゃ褒められてる!
今度土下座して足とかペロッペロ舐めてやるからな!ありがとな!

 

ちなみに、あがってきた表紙を見て「情報商材屋っぽさすごいな」とか思ったんですけど、
これくらいキャッチーじゃないと売れないのかもしれない。

そもそもこの本、売れる、のか…?

ちなみにこの本はビジネス書、特にサラリーマン向けの本で、「なんで雑魚ライターのお前がサラリーマンを語れるんだよ」って言われそうなので一応言っておくと、僕はライターになる前までは商社で営業職、つまりはサラリーマンをしていたのである。

今でこそ年がら年中、Tシャツにサンダルといった、やる気ゼロパーの昭和のヒッピーみたいな恰好で、高層ビルに入居するクライアントの所にお邪魔しては「もっとギャラをくれなきゃここで死んでやる!!!人殺し!!!!」などと、地面をゴロゴロ転がって泣いてわめき散らすことで、その対応にウンザリしたクライアントから小銭をチャリンチャリン集めてなんとか生活しているわけですけれども、サラリーマン時代はこれでもちゃんとスーツを着て「ヘヘーッ!これが新しい商品でガス!買ってチョ!」と得意先の所に頭を下げに行く毎日を送っていたのであります。

大学を卒業してから新卒で入社、そして2011年に退社するまでの約7年間、在籍していた商社においてはそれなりに真面目に働いてはいたものの、じゃあその「ヨッピーはサラリーマンとしてどうだったのか」みたいな部分においては率直に言って「可もなく不可もなく」くらいのものである。以前に「前職の上司にダメ出しをされる」という地獄みたいな記事を書いた事があるのだけど、その記事に出て頂いた元上司によると当時の僕は営業として「物怖じしないし、相手の懐に飛び込むのが上手い」みたいな長所があった一方で、「仕事が雑」という致命的な欠陥もあった。詳しいところは下の記事を見るとわかりやすいかもしれない。

 

persol-tech-s.co.jp

 

その僕に対する上司の論評は「まあ、合ってるよな」というのが正直な所で、実際その会社で働いている最中もしょっちゅう上司に怒られていて、「稟議書の提出が遅い」「遅いし間違ってる」「遅いし間違ってるどころか、そもそも稟議書を書かずにクライアントと新しい話をスタートさせてる」みたいな話がたくさんあってその度に呼び出されて怒られたし、いつも僕のデスクだけ異常に散らかっていて「お前、ちょっとは片付けろよ!」と課長から怒られた僕がとりあえず机の上を綺麗に整理し、ピカピカにしてから「片付けました!」って意気揚々と課長に報告した2分後、机に散らかっていた書類をロッカーにグッチャグチャに詰め込んだけであったのがバレて「お前、舐めてんのか!」ってとんでもない勢いで怒られたこともある。

 

端的に言って「典型的なダメサラリーマン」だったわけです。特に事業部長クラスのえらい人達にはだいぶ嫌われてたんじゃなかろうか。あの世代の人達は身だしなみとかにうるさい人も多く、ネクタイをきっちり締めずに散らかった机で仕事をし、出してくる書類は一人だけ雑で遅かった僕が好かれる要素なんてまるでない。「あいつをなんとかしろ」って直属の課長なんかは事業部長からよく怒られてたらしい。引継ぎ業務ですら僕のツメが甘くて後任が大変な目に遭ったそうだし、まったくもってひどい話である。

 

しかしながら、そんなダメサラリーマンだった僕ですら、まあ本の帯にも書いてある通り、(あんまり大っぴらには言いたくはないけど)サラリーマン時代に比べてずいぶん収入も増えたし、ライターとして普段行けないような場所に行けたり、普段会えないような人に会える仕事にありつくことが出来たのである。サラリーマン時代は「ツメが甘い」なんて言われてたのに、ライターになってからはしつこいくらいの執着心をもって仕事に取り組んでもいる。この記事なんてその典型で、「KDDIにも編集担当にも、NECにもMicrosoftにもサジを投げられたのに、そこで諦めずにまったく面識もなかった週刊アスキー編集部に泣きつく」という離れ業をやってのけてなんとか完成まで漕ぎつけた。URLが変わったので数値はリセットされてるけれども、当時爆発的にウケて2000ブクマ近く集めたような気がする。

 

time-space.kddi.com

 


そんなわけで「営業からライターに」という僕の転身については今のところ「まあまあ上手くいってる」と言えると思う。

そんな中で「営業とライター、全く別の業種なのに何故トントン拍子に転身出来たのか?」みたいな疑問もあるかもしれないけど、端的に言ってそれは僕が「サラリーマンと兼業してたから」というのがものすごく大きい。もちろん時代の流れっていう運もあったし周囲の人の助けもあったし、他にもいろんな要素があるのだけど、結局の所この「サラリーマン兼業だったから」という要素がかなりデカいんじゃないか。

 

僕は当時サラリーマンとしてお堅い会社で働く一方、会社に内緒で自分のブログを書き散らしたり、「オモコロ」というお笑いメディアでひどい記事を書きまくっていたのであります。この辺の記事はまだ僕がサラリーマンをしていた頃に書いたやつだ。

 

omocoro.jp

 

つまり、ライターに転身する前からこういった記事をインターネットで書き散らしていたので、「兼業ライターでもあった」と言える。


長々と書いてしまったのだけど、今日はこの「兼業リーマン最強説」について書きたい。

 

兼業リーマンが最強な理由

 

割とイケイケの起業家の人とか、ブロガーの一部には「リスクを取ってチャレンジしろ!」みたいな事を言う人が多いのだけど、あんなのは真に受けなくたって良いと思う。「つまんない仕事なんて辞めて、リスクを取ってチャレンジしようぜ!」みたいな風潮もそうだ。もちろん時にはリスクを取るのも大事だけど、取らなくて済むなら取らない方が良いのがリスクである。バンジージャンプのヒモにわざわざ切れ込みを入れてから飛ぶ人なんてどこにもいないのだ。

 

もし仮に、「ライターになりたいから、会社員を辞めてチャレンジしよう!」と一念発起した人が居たとしよう。会社を辞めた、貯金はそこそこある。まずは宣伝会議のライター講座を受けつつ、実績がないからクラウドソーシングでライター業務を探す。記事単価は1本500円だ。

記事1本500円で日当の1万円を稼ごうと思うと1日に20本の記事を書かなくてはいけない。1日に20本も書かなくちゃいけないから当然クオリティは追及出来ない。クオリティが追及出来ないからスキルが上がらない。スキルが上がらないから単価もあがらない。貯金が徐々に減って来てどんどん焦る。

 

僕はこれを「稼げずの谷」と呼んでいるのだけど、この「稼げずの谷」に落ち込んでしまって抜け出せないパターンはものすごく多い。「ブログで食うぜ!」みたいなのも
同じようなパターンをなぞる人は多く、確かにずっと書き続けていればいつかはそこそこ稼げるようになるかもしれないけど、それまでの「稼げずの谷」の期間を乗り越えるまでに挫折する人が9割くらいを占めるんじゃなかろうか。

 

この「稼げずの谷」は本当に厄介で、「自由になりたい!」と思ってサラリーマンを辞めたはずなのに、サラリーマン時代以上に不自由な生活を送るハメになったりもする。何故なら「食わなきゃいけない」というプレッシャーと戦わなきゃいけないからだ。サラリーマンを辞めた時こそ、サラリーマンとして決まった金額を毎月貰える事のありがたさが身に染みてわかると思う。サラリーマンを辞めたら、食うためにやりたくもない仕事、単価の安い仕事をこなさなくてはいけない。そこに労力を取られるせいでどんどん「自由」から遠くなる。そうなると完全に本末転倒だ。

 

 

だから僕は、「何かをするために」サラリーマンを辞める必要なんてないと思っている。

 

 

世の中にある大半の「やりたいこと」なんてサラリーマンをやりながらでも出来る事がほとんどだ。ライターもそうだし、ブロガーもそうだし、漫画家もイラストレーターも、DJもブログラミングも音楽もお笑いもダンスも起業も全部そうだ。飲食店だってあいた時間にバイトとして潜り込むことからはじめればいい。

 

僕は常々、サラリーマンとしてかっちり給料を貰って生活の基盤を整えつつ、あいた平日の夜や土日の時間を使ってそういった「兼業」「趣味」に励むのが一番賢いやりかただと思っていて、その「兼業」が軌道に乗って「これだけでやっていけるんじゃね?」くらいの感覚をつかめた時こそがサラリーマンを辞めても良いタイミングである。最初から上手く行くかどうかもわからないのに、サラリーマンという保証されている身分を捨ててしまうのはそれこそ「バンジージャンプのヒモに切れ込みを入れる行為」だと思っていて、それはあまりにもリスキーではなかろうか。

 

「サラリーマンやりながら漫画なんて描けるか!」みたいな論があるかもしれないけど、でも描けるのである。フォロワーが90万人、「猫のぽんた」で爆発的な人気を誇る、鴻池剛くんだってサラリーマンとして働く傍らで漫画を描いてたわけだし、僕のまわりにはサラリーマンをしながら土日にライターやブロガーとして記事を書いてる人だってたくさん居る。そしてみんな割と楽しそうだな、とも思う。

 

逆に言えば「サラリーマンを辞めなきゃ出来ないような仕事」はそもそもその人に向いてない仕事である可能性が高い。サラリーマンをしながら、土日を費やしてでも、「それがやりたい!」と思えるようなものこそが「向いてるもの」であって、「土日はゆっくりしたいから漫画なんて描きたくない」「土日にブログの記事なんて書きたくない」って思うのであればそもそも漫画家もブロガーも向いてないのだ。

 

もしこれがサラリーマンをしながらのチャレンジで「漫画家やってみよ!」って思い立ったとして、「どうも描けない」「ウケない」「やっていける気がしない」みたいな事が判明すればまた別の事にチャレンジすることも出来るけど、サラリーマンを辞めてしまっていては方向転換なんてそんなに簡単じゃあない。

 

「やりたくない仕事をしなくて済む」というメリットもある。イラストレーターとして1枚1000の仕事に3時間もかけていたら生活が立ちいかなくなるけど、兼業なら1000円のイラストに8時間かけたって別に食うに困るようになるわけでもない。つまりはクオリティが追及出来る。ブログの記事だってそうだ。ブログで食ってる人の記事より、会社員やりながら片手間で更新している人の記事の方が手間暇かかっててとんでもないクオリティのものが含まれているケースはすごく多い。

 

だから、「やりたいことのために、サラリーマンを辞める」みたいな大きなリスクを背負う必要はないし、サラリーマンをやりながら「やりたいこと」を追及する事だって実はそんなに難しい事ではないのである。僕はサラリーマンをやりながらライターを兼業していたことによって、サラリーマンを辞めてからも好きな事を追及する仕事に就く事が出来たし、サラリーマン時代、あんまにダメ人間だった僕がそれなりに実績を残せている事を考えると、これを読んでる皆さんにも、「実はめっちゃ向いてるもの」なんかがあるかもしれないなぁと思っていて、そういうのをそれぞれが追及する世の中こそ、「面白い世の中」であるはずなのだ。

 

だから、皆さんもサラリーマンをやりながら、何かしら「これだ!」みたいなものを見つけて欲しいなぁと思うのであります。僕はその、何かしらのお手伝いがしたいのだ!!!

 

 

~そしてここから本の宣伝です~

 

みたいな!!

内容を!!!!

実例やら数字やらを挙げながらツラツラ書いた本が発売されました!!

キャピピピピーー!

 

 

 

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www.amazon.co.jp

 

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

全部書下ろしやで!

 

なんとなく、世にある自己啓発書のたぐいって「とにかくチャレンジしろ!」みたいな内容が多くて、「そうは言ってもそう簡単にリスクなんて取れるかバカチン!リスクを取らずにやるもっと上手いやり方だってあるわ!」って思ったので書きました!

目次はざっくりこんな感じです!

 

第一章:会社員に向いてないサラリーマン

1.僕の仕事を紹介します

2.新卒で入った会社の仕事が死ぬほどつまらなかった話

3.会社でふざけちゃいけないのは当たり前、なのか?

4.個人のやりがいがない方が、組織が上手くまわるという不幸

5.日本の大企業はなぜダサいのか

6.ノーギャラでも「オモコロ」の仕事を続けた理由

7.上司や恋人に責められても続けた理由

8.人は幸せになるために生きている

9.そして、会社を辞めた

10.タガが外れたら、むしろ儲かるようになった

11.好きで仕方がない事を仕事にした方が断然強い

 

第二章:趣味をお金に変えよう

1.こっそりと、2足のわらじを履こう

2.すぐに稼げる、なんて美味い話はない

3.せっかく会社を辞めたのに、やりたくない仕事をやる羽目にならないための心得

4.「好きなものが見つからない」という人は単にまだ気づいてないだけ

5.「消費する趣味」と「生産する趣味」の違い

6.人に見られることで趣味は発展してゆく

7.情報は発信する所に集まる

8.趣味を「生産型」に変えるのはそんなに難しいことじゃない

9.続けてさえいれば、お金はあとからついてくる

10.会社を辞めても良い3つの条件

11.僕の収入に関する本当の話

12.確認しておきたい、会社を辞める事のメリットデメリット

 

第三章:明日クビになっても生き延びるための思考法

1.「わかる未来」についてとことん考える

2.紙媒体に書かずに「WEBライター」になった理由

3.儲かりそうな椅子の探し方

4.「儲かる椅子」の見分け方

 

第四章:逃げるが勝ち!の仕事術

1.ライバルに勝つために「ちょい足し」のススメ

2.日本人は「戦略」を考えるのが苦手

3.自分にとっての「神様」は誰なのか問題

4.僕がインターネットで「怒る」理由

5.価値観がブレそうな付き合いはしない

6.六本木の会員制バーには行くな

7.アイデアは道端に落ちてる

8.ゴールはプーチンと戦うこと

9.ウケる記事には方程式がある

10.「使える魔法」は使いまくろう

11.勝てない相手からはとっとと逃げよう

12.見栄のためのお金を費やすのは2流の証拠

13.「人脈」は「実力」の付属品である

14.とりあえず水風呂に入ろう

 

あとがき

 

 

以上です!頑張って書いたから良かったら買ってね!