ヨッピーのブログ

ヨッピーのブログです

SNSのフォロワーが多いと高級ホテルに安く泊まれる「フォロ割」に一番乗りしてきた

「あ、もしもし?貴乃花親方ですか?」

「はい!貴乃花親方です!声が聞こえます!」

「こちらは相撲協会の理事です!こちらも声が聞こえます!」

「声が聞こえて便利ですね~!」

「はい!声が聞こえるから本当に便利です!」


こんにちは。電話です。
僕は12月24日という、無駄にロマンチックな日に生まれておりまして、
「今年の誕生日は伊香保草津でも行こうかなぁ~」などと思っていたのですが、色々あって死ぬほど追い込まれている内にあれよあれよと時間だけが過ぎていきましてですね、
「やべぇ!なんも予約してねぇ!誕生日が来る前に舌噛んで死ぬか!」とか思ってた矢先にTwitterのTLに流れてきたのがこれです。


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フォロ割

https://hotelthescene.com/lp54/

なんでも、奄美大島のリゾートホテルが「いいね!」や「フォロワー」の数によって割引になるプランを設定しているらしい。なにそれ!最高!





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「無料」とか「お得」とか「現役女子大生入店!」みたいな言葉に弱い僕の事ですから、まあ「これだ!」と思って速攻で申し込んでみるじゃないですか。


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そしたら普通に予約出来ちゃったんすよね。しかも宿泊料タダで。クリスマス近辺とか流石に無理かな~と思ってたのに!



そんなわけで狂喜乱舞しながら奄美大島に突撃したらまさかのフォロ割適用第1号だった、っていうね。関係ないけど僕の右手が異常に長いのはなんなんだろうね。手マンの精霊みたいなのがとりついてるのかもしれんね。よくわかんないけど。

でもね、やっぱりね、この辺はやっぱりね。僕の行動力がなせるわざかなって思うんですよ。このキャンペーンがTwitterでバズってた時に、豚みたいな顔して「行こうかな~」みたいな事呟いてるインフルエンサーの人達がたくさん居たよ?居たけどね?見かけて速攻で申し込んで、速攻で現地に乗り込んじゃう行動力っていうか?フットワークの軽さっていうか?だからこそ「第一号」っていう名誉を貰えるっていうか?

要はココかなぁ、コーコ!(自分の心臓のあたりをトントンってしながら)


まあ、そんなわけでいきなり予約していきなり乗り込んだから、当然いきなり飛行機の予約する必要が出て来るじゃないですか。何せ飛行機の予約したの出発前日ですからね。飛行機っていきなり予約すると高いからな~~。


「とはいえ、奄美大島LCCがあるし冬は暇な時期だし、片道1人8000円くらいで乗れるっしょ?」


って思ってたらこれ。

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ぼったくり飛行機だ!」って思った。機長室から「お客さ~ん、随分お楽しみのようでしたねぇ」ってスキンヘッドのおじさんが出て来るやつだと思った。CAの人もタバコと酒で声が枯れてる。

まあ、絶望したよね。成田からバニラエアだともう少し安かったんだけどそれでもひとり3万円とかだよね。奄美大島って、普通にある程度前もって予約すればひとり片道8,000円くらいで行けるからね。びっくりして予定変更しようかと思ったけどもうホテルの予約は取っちゃってるからね。なんなんだよ!せっかく宿泊料タダにして貰ったのに!


ついさっきまで「行動力バンザイ!」とか思ってたけど「フットワークの軽さと計画性の無さは表裏一体だな」って思った。



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そんなわけで「飛行機代高い……飛行機代高い……」ってブツクサ言いながら奄美大島に乗り込んだのですが、結論から言うとめっちゃ良かったから共有しておきたい。


【ホテルについて】

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ホテルの僕が泊まったお部屋はこのタイプで前面にデカい窓がついてて海を一望出来る。ちなみにこの「フォロ割」をやってる「THE SCENE」というホテルは奄美大島の中で一番高いホテルです。たぶん。現地の人が言ってた。なのでやっぱり高級感ある。普段1泊3,000円のサウナを愛用しまくってる身としては贅沢すぎて震える。

そして奄美大島の海はめちゃくちゃ綺麗です。
石垣島とかも行ったけどひけを取らないくらいに綺麗。



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ホテルの海が見える露天風呂。交互浴命の僕としては「水風呂があれば……」とは正直思った。大きな露天がデーン!とあるシンプルな造りで奄美大島では唯一の天然温泉らしい。温泉の成分のせいか、波の音を聞きながらボケーっと半身浴してるだけで異常に暖まるのでお風呂あがりもずーっとポカポカしてた。

夜になって頭上を見ると満天の星空が見える。僕の写真の腕では撮れなかったけど。
このホテルは奄美大島の最南端くらいにあって、ホテル周辺には何もないのでこのタイミングで「プラネタリウムタイム」みたいなのを設けて、ホテルとか温泉の電気を一斉に消灯して星を堪能する時間を作れば良いんじゃないかと思った。夜22時から15分間、とかね。以前に取材した星空日本一の阿智村のあれ、すごく良かったからなぁ。真っ暗な中で温泉に浸かりながら星空眺めたーい!




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ホテルの前の芝生。目の前が海!



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もちろんご飯も美味い!


そして誕生日をお祝いしてもらったり、


朝ヨガしたりしたよ!
個人的には1泊4,000くらいの、サウナ付きのカプセルホテルでひたすらサウナ入って豚の生姜焼き定食食べてビール飲んで寝るのが最高、くらいに思っていたのだけど、この解放感とか「癒されてる感」みたいなのはすごい……!ありがたや……!

ちなみに奄美大島の空港は最北端くらいにあって、このホテルは最南端くらいなのでレンタカーは必須だと思いまする。フォロワーの数によっては送迎して貰えたりもするみたいだけど、レンタカー借りても2泊3日で8000円とかでそれほど高くなかったのでさくっと借りておいた方が行動範囲広がって良いかと!


奄美大島もよかった】

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奄美大島もよかった。まず単純に、「暖かくて、空が広くて青い」というのは大正義である。なんならTシャツ1枚でもいけるくらいには暖かかったので「南国すげぇな」って思った。

僕は夏の海や川が大好きで、「泳げない季節に南の島に行く理由がない」くらいに正直思っていたのだけど、冬の曇り空と寒さに鬱々としているタイミングで南国に行くのは最高の贅沢じゃないか、って気付いたのである。芸能人がお正月にハワイに行く理由がわかったような気がする。

 

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特によかったのがこのマングローブの林を抜けるカヌー体験である。
これ、まじでめっちゃ良かった……!
解放感すごい……!

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奄美大島には手つかずの原生林が残っていて、そこをカヌーでスイスイ進んで行くのだけど、「視界が全部森!」っていう感じがすごい。オールが水面をたたく音しかない世界で360度の大パノラマなわけで。いやほんとによかった……!写真と文章だけじゃ伝わり切らんのが悲しい……!夜のツアーもやってるみたいなので次回は絶対やりたい……!カヌーはまりそう……。知床にも行きたい……。


www.mangrovepark.com


ちなみに所要時間は1時間くらいでひとり2000円!
本当に、絶対やった方が良いよ!


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そして食べ物ですが、地元に住むフォロワーさんに教えて貰ったお店で「けい飯」という奄美大島の郷土料理を食べたりしました。
鳥の出汁で食べるダシ茶漬けって感じで美味しいです。これも奄美に来たら食べよう!

ひさ倉

http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/tenpo_syoukai.htm

 

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あとはこのお豆腐のお店もめちゃくちゃ美味しかったです。
写真は麻婆豆腐定食なんですけど、豆乳とか湯豆腐、枝豆豆腐なんかの食べ放題つきで850円は完全に常軌を逸した値段設定。

shimatoufuya.jp


あとはタラソテラピーというのが出来る施設に行って、海をボケーっと眺めながらジャグジーに入ったりで割と優雅に過ごしたりしたよ!

ちなみに奄美大島って石垣島や沖縄に比べると「観光地!」っていう感じが全然なくてびっくりする。お土産屋さん探すのに苦労したくらいだし。しかも閑散期とあって混雑とも無縁だったので逆に良かった、とも言える。あと街を歩いてる子供がめちゃくちゃ多くて、不思議に思って調べてみたら奄美らへんの島は出生率がめちゃめちゃ高いらしい。



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ホテルの人が言うには、奄美大島って観光のメインはやっぱり夏で、冬の間は閑散期で部屋が埋まらないので「遊ばせておくくらいなら」という事で今回のキャンペーンを始めたそうなんですが、「冬に来るのも全然アリだな」って思った。

真冬でも本土に比べたら完全に暖かいので、ウェットスーツ着ればダイビングもシュノーケリングもサーフィンも出来るらしいし、成田から片道8000円とかなので、ピーク時に行って渋滞に巻き込まれたり人が多くて落ち着かなかったりするくらいなら冬に行くのも全然アリかもしれない。

それに沖縄本島とか石垣島に比べると観光客も少ないので「のんびりする」みたいな目的なら奄美大島はバッチリはまるのではないだろうか。

 

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そんなわけでこの「フォロ割」、今では予約がすごい入ってきてるらしいから、「行かなきゃ!」と思ってる人は早めに予約した方がいいよ!

 

PS.「朝ヨガ」なんていうシャレオツなやつにチャレンジしてみたら思いっきり腰を痛めて「ギックリ腰寸前」みたいな状態になりました。皆さんも不慣れな運動には注意しましょう。



※ちなみに「これ、利益提供受けてるといえば受けてるし、タイトル部にPRって入れるべきなの?どうなの?」とか思ったのですが、PRって入れたら入れたでお金貰って書いてるみたいな感じになって気持ち悪いので入れませんでした!

 

自分なりに考えたこと

【まず最初に】

何より、今回の僕の言動によって余計言い出しづらくなった、告発する勇気が持てなくなった、と感じている人が居るならもう謝るしかありません。本当に余計な事をしてしまったんだな、という後悔の念でいっぱいです。

 

もしそういう方がいらっしゃるなら、罪滅ぼしというわけではないけど、僕に出来る事があるならなんでも協力するつもりで居るので教えてください。もう今後は余計な事をしない事は約束するし、弁護士を紹介して欲しい、告訴費用貸してくれ、でもなんでも良いです。もちろん裏取り出来るものに限っての話ではありますが、僕なりに力になれる事があるならなるべく協力させて頂きたいと思います。すいませんでした。

 

その上ではあちゅうさんにも申し訳ない事をしたな、と思っています。当人にも直接謝意を示させて頂きましたが、僕が良かれと思って発した言動で、結果的には火に油を注ぐような結果になり、彼女を深く傷つけてしまったことについて自責の念に耐えないです。この場を借りて謝らせて頂きたいと思います。

 

【僕のポジションについて】

 

今回の件にあたって、色んな人のコメントやブログの意見などを拝見しました。その中で「ポジショントークだろ」という意見も散見されましたし「カネで繋がってる」とか「体の関係でもあるのか」とか、「それはだいぶ事実と違うぞ」というような指摘もありますので今回の僕のポジションについて説明しておきます。

その方がややこしくなくて良いと思うので。

 

どこかにも書きましたが、僕は彼女に「公にした方が良い」と勧めた人間の内の一人です。もちろん僕が言ったから彼女が告発する気になった、みたいなおこがましい考え方はしておりませんが、少なくとも僕は彼女が相談を持ち掛けた内の一人であって、背中を押した人間の内の一人です。

 

そして僕は「背中を押したものの責任として、彼女の安寧を守る手助けをしたい」と記事の公開前から考えていました。あれだけのことですから大なり小なり傷つくようなことは当然あるだろうし、そのプレッシャーを少しでも軽くしてあげられたら、と思っていました。ここまで炎上する前の話ですが、僕の過去のツイートを貼っておきます。

 

 

そしてこの「告発者の安寧を守ること」の中には、はあちゅうさんはもちろん、今回の件についてリスクを顧みずに証言をしてくれたたくさんの電通社員の人達も含まれています。だから僕のポジションは「友人として、背中を押したものの責任として、はあちゅうさんの安寧を守る手助けがしたかった」というものです。それ以上でも以下でもありません。

 

【僕が言いたかったこと】

 

色々考えたのですが、結局の所僕が言いたかったのは「はあちゅうさんに優しくしてあげてくれ」ということです。これも先ほどと同じく、これ以上でも以下でもない。

 

その上で僕が悪かったのは、その「はあちゅうを悪く言うな」という僕主観の意見でしかないものについて、あれこれ理屈をつけて他者を批判するような論調で展開してしまった事です。「metooの流れを阻害するから『童貞って言われて傷ついた』みたいな人はいったん置いておいてくれ」みたいな理屈はまさにその表れだと思います。
 

変に理屈を振りかざすのではなく、「皆さんがおっしゃることはもっともだけど、今の彼女に厳しく当たる事はほんの少しでも手加減して貰えないか」くらいならここまでの反発も生まなかったんじゃないかな、と思っています。

 

metoo」はひとつの事例でもひとつの流れでもなく、ひとりひとりにひとつひとつの「metoo」があるにも関わらず、「悪く言うな」という自分の意見を押し通したいがために、そのひとりひとりの「metoo」を圧迫するような言動をとってしまったのがそもそもの間違いだと思っております。この件でもし僕の言動によって「批判された」「ないがしろにされた」と思っている方々にも、その場を借りて謝罪させて頂きたいと思います。本当に余計な事をしてしまったな、と思っています。

 

 

【もう一度、言いたいこと】

 

彼女が今回の件で、様々なリスクを背負う事を理解しつつ、それでも多大な勇気を振り絞って声を挙げたであろう事については彼女に批判的な人達にもご理解頂けることと思います。「書籍の発売日に合わせたキャンペーンだったのか」みたいな事を言う人も居ますが、彼女にとっては古巣、かつ現在進行形のクライアントでもある大企業を相手にした告発が、ビジネス的な打算から産まれたものであるわけがありません。ビジネス的な打算でやるのであれば、それこそ加害者本人と談判して少なくないお金を分捕る事だってできたはずだし、「黙っておいてやるからでかい仕事よこせ」って言えば加害者の人も死ぬ気になって対応していたでしょう。

でも、その行動を取らなかったのは彼女が言うように「これまで声を挙げられなかった人達を勇気づけられたら」という想いから出たものです。そこに嘘はありません。
少なくとも「本の宣伝のため」とか「いつもの炎上商法」といった指摘は事実ではありませんし、事実に基づかない憶測で彼女を傷つけるような発言は、いったん踏みとどまって頂くことが出来ないかな、と思っております。お願いでしかありませんが。

 

【僕のセクハラ発言について】

 

僕がすぐTwitterや対面で女性に対して「ヤリマンですか?」って聞く事について「セクハラだ!」というご指摘を頂いております。それはもうおっしゃる通りで、僕のTwitterの発言からもあります通り自戒するつもりでおります。

 

そもそも僕はTwitterをはじめた頃から「ヤリマンを探すためにTwitterをはじめた」みたいな事を吹聴しており、女性のファンの方々から「ファンです!」「好きです!」みたいなリプライを貰うたびに「ヤリマンですか?」とすかさず返答していました。

「なんでそんなことをするんだ」と言われたら僕も返答に困るのですが、なんとなくそういった行動を「ロックだぜ!」と思っていたからです。「そういう発言を嫌がる人は僕の記事なんて読まないし寄ってもこないだろう」という認識もありました。

過去の僕の記事にはひどいものがたくさんあるのですが、フォロワーの人も増え、読んでくれている層が拡大するにつれ配慮すべき層も同じく拡大してきたことから、「このままではいかんぞ」と思って徐々に軌道修正をかけながら今まで歩んできたつもりでして、そういう意味においてのセクハラだと取られかねないような言動は慎んでいるつもりでもあります。もちろん完全に出来ているとは思っていません。その上でよしきさんの記事でご指摘頂いた部分、

 

ヨッピーさん自身が「セクハラはどのようなものであれ、絶対に駄目」とはっきり言い切り、過去の発言への反省を踏まえて自らもそういうことは絶対にしないしさせない


ですが、これに対してこう返答しております。



>叩かれるだろうけど「セクハラ絶対やらない」とは言えない。自分の言動を他の人がどう受け取るかを予知するのは不可能なので。言ったらウソになるし。もちろんそのための努力はします。

やっぱりこの発言についても怒られていたりするのですが、この発言の意図として「セクハラを容認している」なんてつもりが無い事だけは言わせて頂きたいなと思っております。
冒頭でも書いた通り「ひとりひとりのmetoo」があるわけでして、何に対してセクハラだと感じるかのかは千差万別あって一概には言えません。僕が銭湯の記事で裸になってお風呂に入ることも「おっさんの裸を見せつけるなんてセクハラだ!」と感じる人は居るでしょうし実際に言われたこともあります。

でも僕は銭湯の記事を書くならやっぱり裸になってお風呂に入ってる写真を使いたいし、それに対して「セクハラだ!」って言われたら「表現の自由だ!」って言い返すと思います。


それに、僕が予想だにしてない事を「セクハラだ!」と感じる人も当然居るでしょう。その上で全てを事前に予測し、その上でそういった言動を「絶対にしない」なんていう事はやっぱり不可能じゃないかな、と思うんです。あの時点で「絶対にしません」って言うのは簡単だけど、でもそれだとその場しのぎのウソになってしまう。ただし、なるべくそういった、嫌な気持ちになる人を減らすような行動を取ることを心がけたい、とは思っています。これだとまた怒られるのかもしれませんが、正直な気持ちです。

【最後に】

重ねてになりますが、今回の僕の言動によって心を折られてしまった人達については謝罪の言葉しかありません。自分が主張する事によって流れを変えられるのではないか、という自分自身の傲慢さにも問題があったと思います。それだけやらかしておいてムシの良いお願いではありますが、はあちゅうさんについて、少なくとも根拠なく口汚く罵るような行動などはもう少し謹んで頂くことは出来ないかと思っております。全員が全員そうだとは思いませんし、そういった言動を取っている人がごく少数である事も理解していますが、何かしらの自分の行動、発言対しての批判ならともかく、何の心当たりもない憶測で叩かれると本当に傷つきますし、知らない間にそれが通説として流布してしまわないとも限りません。このままだと「本の宣伝のために告発をしかけた」という言論が通説になってしまうんじゃないかと思っております。それこそ本当に誰の得にもならない流れだと思いますので、ご配慮頂ければと思います。

 

以上、「あれはどうなんだ」「これはどうなんだ」みたいな意見もあれこれあるでしょうが、疑問に思う事なんかはTwitterででも話しかけて頂ければ個別に答えさせて頂きますので。
とりあえずサウナに行って頭でも冷やしてきます。

 


【追記】

「本の宣伝ではない」という事について「じゃあなぜあのタイミングで?」と納得されてない人が居るようなので補足します。「公になる前に、加害者の人が先にnoteを公開した」という事実がまず先にあります。そしたらもうタイミングとか言ってられないですよね。それが根拠になりうるかと。

〇〇は嫌いだけど、とかイチイチ言わなくていい。

件の騒動の話である。

 

 とある方がリスクを背負い、勇気を振り絞って取った行動に対して「お前の事は嫌いだけど、お前がやろうとしている事は支持する」なんて公言することで本当に支持したつもりになっているのであれば認識を改めるべきだと思う。ボクシングのリングにあがろうとするボクサーが、「お前は嫌いだけど、対戦相手はもっと嫌いだからぶっ殺して来い!応援してるぞ!」って言われてやる気になるわけがないし、ボクサーだってそれを「応援」とは捉えないだろう。ましてやお金を払って入場した観客ならともかく何のリスクも負ってない、面識もない傍観者の人々から吐きかけられた言葉だ。



別に「被害者だから全て無罪」という事を言いたいわけではない。反論する機会、違うと思ったことを批判する権利は誰が相手であろうと保たれるべきだからだ。しかしながらタイミングが違うんじゃないですか、と思うわけです。今回の件で彼女が目立ち、彼女が視界に入ってきたからトラウマというか、文句のひとつも言ってみたくなる気持ちになることはわかる。まあわかるけど、それによって「お前の事は嫌いだけど」「お前の発言こそどうなんだ?」「自分の事を棚にあげて、よく他人の批判が出来るな」みたいな矢がバッスバス飛んでた。


一番先頭を走ってた彼女に矢が刺さってハリネズミみたいな姿になっているのを見て、誰が後に続くんだって思うわけです。流れが違うとは言え、椎木里香さんも町田彩夏さんも結局ハリネズミにみたいになってるわけで。口火を切った人達のリプ欄見たら本当に地獄みたいな事になってる。


今回の件みたいに、業務上の権力者が目下のものに対して日常的かつ執拗に行った逃れづらいハラスメントと、ネット上の発言によって不特定多数を傷つけることが同質のものではないことなんてみんな最初からわかっている癖に、「これもセクハラだ!同じだ!」って結局一緒くたにして叩いてる人いっぱいいるじゃないですか。もう一度言っておきますけど、最初からわかってる癖に。これが同じなら「叩いてもいい奴」ってスイッチが入ったらみんなで寄ってたかってボッコボコに叩くこの風潮だって「イジメと同じ」ってことになるよね。「ゲロ以下」だの「屑」だのなんだって好き勝手言ってる人も居るけど、そういう言葉って「批判」ですらないもんね。その言葉はハラスメントに該当しないの?

 

そりゃまあ「お前の事は嫌いだけど、あいつの方がもっと嫌いだから頑張れ」って言ってた人からすると、そうだよね。嫌いだけどもっと嫌いなやつがいるから渋々「お前は嫌いだけど今回の件では我慢してやる」ってぶん殴るの我慢してたのに、嫌いなものを遠慮なく、両方ぶん殴れるならラッキーだよね。でも、そうやって気持ち良くぶん殴ってる人達だって、その論法で言えば「お前に殴る資格あるのか」ってなりかねないよね。「セクハラ野郎!」って怒りながらも、女性に対してブスだの貧乳だのってコメントつけてる人もいたからね。ネット上だとしても、他人にバカだのカスだのボケだの言ってる人はもうハラスメントに対して声を挙げる資格がない事になっちゃうよね。

 

でも、そんな風潮のまんまで本当に困ってる人達が声を挙げられる社会になるんですか、と思うわけです。何か言うと過去の発言をほじくり返されて、「お前のこれはどうなんだ」「お前人のことよく批判できるな」なんて言われるのであれば、結局声を挙げる事は過去に何の失言もしていない、清廉潔白な人にのみ許される行為になっちゃう。それで良いわけないじゃん、って思うわけです。


文句があるなら別にこのタイミングじゃなくてもいいじゃないですか。それでも許せないのであれば「絶対に黙ってろ」と言うつもりはないけど、少なくとも「支持する」と言うのであれば、その「支持する」っていう姿勢を貫いて欲しいし、「〇〇は嫌いだけど」みたいな枕詞つけるくらいなら「支持する」なんて言わなくてもいいと思う。それは良識派ぶりつつ一発ぶん殴っておくっていう、それこそ姑息な手段ではないかな。

 

嫌いだって言われたら誰だって傷つくんだよ。自分が発した「嫌いだけど」という言葉が矢になって飛んで他人に刺さってる事を自覚してないのであれば、結局はみんな等しく無自覚の加害者で、みんなハラスメントに対して声を挙げる資格がないって事になるんじゃないかな。そんなの良くないよね。一番最初に出た記事にだって、そんな「矢」がバッスバス刺さってるのはすぐに見て取れると思うよ。

 

で、一番大事なのってこれ以上の被害者を増やさない事じゃないですか。そしてこれ以上の被害者を増やさないためには「声を挙げやすい社会」にすることが大事なわけじゃないですか。それなのに声を挙げた人の過去の言動を持ち出しての批判大会がはじまるのであれば本当に誰もあとに続けなくなっちゃうんじゃないかなー。

 

 

【気になるコメントに言及】


・そう言う枕詞をつけずには言及したくないくらいに最高に嫌われていて呪われている対象であった、と言うだけの話。
 


そういう枕詞つけずには言及したくないくらいならハナっから言及しない方がいいんじゃないかなーっていう事を言いたいんです。変な枕詞がついてるとモチベーションが削れるし、こういう事案で何より大切なのは告発者のモチベーション。

 

今回の件で荒れているのは過去の発言もそうだけど、セクハラを糾弾した直後に自身のセクハラを正当化したからだと思われます。またセクハラは受け手が悪質かどうか判断するものですので同質でないとするのは無理筋。 

 

本文にも書いたけど、件の発言がある前からバッスバスが矢が飛んでたから見て来るといいです。「受け手が悪質かどうかで判断するもの」って、当然それだけじゃないですよね。客観的な状況、証拠みたいなのを含めて考えずに、今までこういう事案でどうやって裁判してきたのかなーって。

【追記】
はあちゅうさんが童貞発言に対して謝罪文を出しました。
ここからはあくまで僕の1個人としての意見です。

 

過去の「童貞」に関する発言についてのお詫び|はあちゅう|note

 

僕は正直、このエントリの反応を見るまでは、特にこの部分については理解して頂けるものだと思っていました。

>業務上の権力者が目下のものに対して日常的かつ執拗に行った逃れづらいハラスメントと、ネット上の発言によって不特定多数を傷つけることが同質のものではないことなんてみんな最初からわかっている癖に、「これもセクハラだ!同じだ!」って結局一緒くたにして叩いてる人いっぱいいるじゃないですか。もう一度言っておきますけど、最初からわかってる癖に。

「最初からわかってる癖に」と2回も書いてるところにも表れてますけど、本当に僕は「同質じゃないことを理解しつつも、彼女を叩く口実として過去の発言を持ち出してる」としか思えないんですよ。だって、どう考えても同質なものではないじゃないですか。もう一度言いますけど権力持った人の執拗な、逃れづらい日常的なパワハラ及びセクハラと、不特定多数に向けたネット上での発言、なわけで。全然同じじゃないですよね。

「あいつも同じ穴のムジナ」みたいな事言う人は本当にそれを今回の件と同質に並べて良い事柄だと思ってるんですかね。もちろん童貞を茶化すような発言で本当に傷ついてる人が居ることは理解するしそういう風潮が是正されるべきものであることは間違いないわけですが、それでも大多数の人が「嫌いだ」って言いたいがためにその件を持ち出してるように見えるんです。本当にそうじゃないって言いきれますか?


彼女の発言に対して傷ついた人の肩を持ち、「あらゆる人に対するハラスメントをなくしたい」と考えて行動することは大変すばらしい事だと思うのですが、その反撃として口汚く罵るような行動だってハラスメントに該当するんじゃないかって思うんです。「嫌いだ」って言われて傷つく人がいるなら、それもちゃんと避けて通るようにした方が良い世の中になるんじゃないかなぁ。「この言説は支持しないけど、こっちは支持する」っていうのと、「お前が嫌いだけど、支持する」っていうのは受け止める方のニュアンスが全然違うじゃないですか。そこが無自覚であって良いわけがないと思うんです。少なくとも僕は「お前のことは嫌いだけど」って言われ方をした方がよっぽど悲しいですよ。

 

 

「Twitterユーザー向けニュースサイト」を作ったからTwitter民はぜひ使って欲しい

朗報朗報~~~~!良い感じのサービスが出来たよ~~~!

なんか以前から「なんでこういうの無いんだろう」って思ってたやつがあるんですけど、結局どこからもそういうのが出ないので、「無いなら作るか!」と思って色んな人とあれこれ相談しながら作ったやつがこちらになります!

じゃん!


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ニュートピ!

https://newstopics.jp/

「ニュートピ!」です!!

「ニュートピ!」っていう名前なので、とりあえず名前だけでも覚えて帰って貰いたいし、なんならアレコレ見て頂ければと思うんですけど、カテゴリー的にはニュースキュレーションサイト、みたいな扱いになるのかな?

まあYahoo!ニュースを筆頭にLINEニュースだのGunosyだのSmartNewsにNewsPicksって、現在はニュースサイトの戦国時代とも言えるような状態ですしウルトラレッドオーシャンな市場ではあると思うんですが、そんな中でも「これはけっこう需要があるんじゃないかしら?」と思っているのであれこれ書きたいと思います!

 

ニュートピ!とは

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ものすごく簡単に言うと「Twitterでバズってる記事、ツイートを網羅的にチェック出来るサイト」です!

Yahoo!ニュースにしろGunosyにしろSmartNewsにしろ、あれはあくまで「発信」の土台となるものであって、世の中でたくさん読まれている記事を網羅的に集めているものではないわけでして、僕みたいな重度のネット廃人からすると「バズってる記事だけを集めて紹介してくれるサイトがあればなぁ~」ってずーっと思ってたんですよね。

対抗馬として「はてブ」がまず挙げられると思うのですが、「はてブ」で好まれる記事と、Twitterでバズる記事って意外とリンクしてない事も多くてですね「はてブ」ではめっちゃブクマがついてるけど、Twitterではそれほどシェアされてない、とか、Twitterでめっちゃバズってるのにはてブは全然ついてない、とかそういうケースがけっこうあるので、Twitterに特化したものがあればだいたい全部チェック出来るのにな~って前々から思ってたのであります。

 

わかりやすく言うとBuzzFeedなんかが出してる「柴犬かわいい」みたいな記事や「関西人しかわからないクイズ」みたいな記事って、Twitterなんかだと鬼のようにシェア数を獲得するのに、はてブなんかはほとんどついてなかったりするわけですし、逆にエンジニア向けの記事なんかははてブがたくさんついててもTwitterのシェア数はそれほどでもなかったりするわけで。

そんなわけで「Twitterでウケてる記事が網羅的に見れるサイトがあれば便利なのにな~」ってずっと思ってて、形にしてみたら「おお!便利やん!」ってなったのでこの機会にぜひ使ってくだされ!ブラウザのお気に入りに放り込んでおくと良いよ!

続いて「ニュートピ!」の中身について解説していきたいと思います!

 

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人気ツイート

これはそのまんまですが、Twitterでバズってるツイートを収集して表示しております!
ただし、「バズってる」の判定がけっこう難しくて、最初は単純にRT数の多いものを機械的に並べてたんですが、そうすると芸能人のお誕生日ツイートとかがずらっと並んでしまって「これはちょっと違うやろ」と思ったので、芸能人とか固定ファン層の強いアカウントについてはアレをああしてなるべく弾くような設定になっております。今の所はけっこう良い感じに表示されているのではないかと思います。


ゆるいニュースとかたいニュース

「ニュートピ!」はホワイトリスト方式と言いますか、登録してあるWEBメディアの記事URLをTwitter内でカウントして集計しておりまして、そのWEBメディアごとに「ゆるいニュース」「かたいニュース」を振り分けております。単純!

例えば朝日新聞の記事なら自動的に「かたいニュース」に、「オモコロ」なら同じく自動的に「ゆるいニュース」に振り分けられます。逆に言えば朝日新聞にめちゃめちゃおバカ記事が掲載されていたとしても「かたいニュース」に振り分けられてしまうのでその辺は改良の余地があるんだろうなぁと思っております! BuzzFeedなんかは「ゆるいのかかたいのかどっちだよ!」ってなるし。


どうやって作っているか

先ほども書いた通り構造は単純で、事前に登録してあるサイトの記事URLがTwitter内でどれくらい呟かれているかをカウントした上で数値化してランキング的に表示しております。当然その際はTwitter社のデータを利用する事になるので、Twitter社側の代理店とあれこれ情報共有して相談しながらの開発でして、「思ったよりお金かかる……!」って思ったりしたのですが、処理としてそれほど複雑な事をしているわけではありません。もちろんエンジニアの人は大変だったと思いますが……!感謝しかないです……!


アルゴリズムについて

ランキングのアルゴリズムなんですが、最初はRT数だけでカウントしてたのにそれだと人気ツイートと同じくやっぱり芸能人ブログなんかが異常に強くなってしまうので、「話題になっている記事を集めよう」という趣旨に基づいて「コメント付きツイート」の比重を意図的に強くしております。単純なRT数じゃなく、たくさん言及されている記事の方がまあ話題になってるって言えるよね、っていう観点からです。どれくらいの比率が適正なのかは試行錯誤しながらなので今後変動する可能性がありますが、とりあえずは「コメント付きツイート」「RT数」を元にポイントを弾いております!


ニュートピ!の良いところ

・便利

まあ単純に便利です!
1日に2回くらいチェックしてると「今日、インターネットで何が話題になってるか」がなんとなくわかりますし、メディア側も自分の所の記事についてるコメントを追いかけたりするのにすごく便利です!

・利用者の母数が多い

Twitterっていう国内では圧倒的に使われているSNSのデータを元にしているので「偏り」についてはかなり小さいんじゃないかと思っております。

・恣意的なランキング操作が入りづらい

はてブなんかではけっこう問題視されていて、例えば20人くらいが結託して1つのURLにはてブをつけるとホットエントリに入ったりしますが、ニュートピ!だと母数がたぶん2桁くらい違うので20人くらいが頑張ってツイートしてもほとんど変動が無いはずで

す。もちろん万単位でツイート買ったりすると操作されちゃいますが、基本的にホワイトリスト方式なのでそういう悪質なサイトはBANすればオッケーかな、と。けっこう対応が簡単。

・目立つ人が増える

冒頭でも書いた通り、今のところ「バズってる記事を網羅的にみられる場所」がはてブくらいしかないので「はてブではそれほどウケてないけど、Twitterには強い」みたいなライターさんはちょっと悔しい思いをしていたりするんじゃないかと思っております。実際そういう風に嘆いてる人はいましたし。そういう人達の新しい活躍のフィールドになればいいなー!


ニュートピ!の弱いところ

・事前登録制なので、登録していないサイトはランキングから漏れる


つまり、企業が不祥事を起こして載せた謝罪文なんかは残念ながらこのランキングには載って来ないです。どうにかしてそういうのも自動化して上手く拾えるようにできないかな……。

 

・結局他人のフンドシで相撲取るスタイルになるので嫌われそう

ビジネス的に言えばメディア側に特にデメリットは無いんじゃないかと思ってるんですが、感情論的には嫌われたりしそうだなってちょっと思ってます。どうにかしてその辺上手くご理解頂ければ良いんですけど……。


今後やりたいこと

とりあえずはまだベータ版なのでお試し、的なアレなのですが、「これならやれそう!(大赤字こかなくて済みそう)」って思ったら実装したいな、と思っている機能について書いておきます!

 

・アプリにする

まあ、その方が便利ですもんね……。現状PCスマホ共にブラウザのみでの展開でござる。


・コメント機能

 

TwitterのIDでログインしてコメント出来るような、SNS的な機能をくっつけたい

 

・カテゴリ分け

 

現状は「ゆるい」か「かたい」かだけですが、ゆくゆくは「グルメ」とか「お出かけ」とか「政治」とかそんな具合にカテゴリ分けしたいです!

 

・日付別でソート出来るように

例えば「去年の12月6日は何がバズってたんだろ?」みたいな感じで日付別に検索したり、後から見返したり出来るようにしたいです!

 

・「殿堂入り」みたいなのを作りたい

 

特定のポイント数を取ると「殿堂入り」みたいな扱いにして後から探しやすくしたりしたい。その上でたくさん殿堂入りした作者とかWEBサイトを月間MVPとか年間MVPとかって表彰したりしたい

・オリジナルランキングとか作れるようにしたい

自分の好きなメディアだけ集めたり、逆に嫌いなところは弾いたりして好きなようにカスタマイズ出来るようにしたい


そんな感じかな~~!
「こういうの欲しい!」っていう良いアイデアも募集しております!!!


サイト登録について

途中でも書きましたが、基本的に「ニュートピ!」は事前に登録したWEBメディアの記事URLがTwitter内でどれくらい呟かれているか、に基づいて集計しているので、「ウチのサイトも登録してよ!」とか「なんであのサイトが入ってないんだ!」っていう人はこちらからぜひ登録してください!

ニュートピは純粋な送客ツールなので、メディア側のデメリットは今の所無いんじゃないかなって思ってます。もちろんそれでも「ウチを載せるな!」っていう声に対しては対応するので言って頂ければと思います!

最後になりますが、運営・開発はアドウェイズです。
僕は「こういうの欲しい!」とか「こうしてくれ!」とかギャースカわがまま言ってただけなのに、それをくみ取ってちゃんと形にしてくれたエンジニアの方、デザイナーの方、そしてSPOTでもご迷惑をおかけしまくってる寺島さんにはただただ首を垂れる思いであります。ありがとう~~~~!

 

以上、ぜひブックマークして使ってみてね~~~~!
特にメディア関係者には便利だと思います!! 

 

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ニュートピ!

https://newstopics.jp/

12月10日に名古屋でイベントやるよ!

名古屋と言えば僕が大学生の頃、住んでいた大阪から「よっしゃー!名古屋観光するぞー!」と大人数で車を走らせ、名古屋市内に乗り込んで名古屋城を見学して味噌カツを堪能し、「よーし!この勢いで名古屋を攻め潰すぞ~!」みたいなノリだったのに、「あれ……?次どこ行く……?」「名古屋って何があるっけ……?」「さあ……?」

「え……、お前、地元でしょ……?」「だって、別に何もないし……」みたいなやりとりから急激にテンションが激下がり、一泊予定だったのに何故かみんなで栄のパチンコ屋に行ってボロ負けして泣きながら大阪に帰るっていうよくわからない記憶がフツフツと蘇るのですが、あれは結局なんだったの?

 

まあそんなことはどうでも良いんですけど、そんな名古屋の地で出版記念イベントをやらせて頂くことになりました!ヒューッ!



【昼の部】

 

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ちなみに、草叢(くさむら)BOOKSさんという場所で開催するのですが、
僕の出版を喜んでるはずの母親も、

 

「名古屋で出版記念やるよ」

 

「おめでとう!名古屋のどこで?」

 

草むらで!」


みたいなやりとりのあとから一切返信を寄越さないので、息子の将来に悲観して絶望しているのかもしれません。

 

詳細はこんな感じ!

 

【会場】

草叢BOOKS 新守山

http://kusamura.life/

新守山駅近くのアピタという所に入ってるらしいです!

 

【日時】

12月10日11時開場


【内容】
トークショー&サイン会


【参加方法】

トークショーの観覧は無料ですが、サイン会への参加をご希望の場合は「明日クビになっても大丈夫!」の店頭購入が必要になります。※なくなり次第終了になりますのであらかじめご了承下さい

 

以上!これが昼の部!昼の部は未成年の人が来てくれてもぜんぜんいいよ!

ただ僕、この「サイン会」みたいなのがすごく苦手なので、「どうせなら名古屋の連中を集めて飲もう!」と思い立ったので同じく12月15日の夜、名古屋の栄らへんで飲み会的なアレをやりたいと思います!

 

【夜の部】

【日時】

12月10日19時~

 

【場所】

未定だけど栄らへんの居酒屋を探すつもり(広くてすいてる良いお店あったら教えてね!)

 

【会費】
1人3,500円(たぶん3000円飲み放題のコースとかにして500円はドタキャン対策。余ったら返しまする)

 

【参加資格】

20歳以上!(身分証確認するからな!)

 

まあ、SPOTとかに関わるにあたって、「名古屋の観光記事欲しいなぁ~」と思っているのだけど、現地のライターさん達も「まあ、名古屋はちょっと……」みたいな感じで微妙な反応を見せるので「名古屋の本当に良いところを現地人どもに聞こう」っていうのが裏テーマだったりするのですが、実際の所は「ヨッピーが泥酔してポンコツ化してゆくさまをみんなで見届ける会」みたいになる気がします。何故なら毎回そうだから。

 

 以上、12月10日の昼と夜の件ですが、昼の部については特にどこぞに参加表明するでもなくフラッと来て頂ければ良いんですけど、夜の部については予約の関係もあって事前に人数を把握しておきたいので、「行きたい!」って人は僕のLINE@宛に「名古屋の夜の部行きます!」みたいに返信くれるといいです!
LINEじゃないとあとから検索出来なくてわけがわからなくなるので……!

ちなみにIDは「@yoppymodel」で検索すると登録できるよ!
「yoppymodel」だと僕が普通に使ってるLINEだからな!
間違えて普通のほう登録した癖にスタンプで爆撃してくるやつとかなんなんだあれ!

 

もし応募者がキャパ超えそうなら、昼の部参加してくれた人優先、とかにするかも知れません!

締め切りは明日いっぱい、12月6日の23時59分までにします!
もう一度言うけど、来てくれる人はそれまでに僕のLINE@宛に参加表明してね!

以上、よろしくね~~~!

「政治家はもっと庶民感覚を」みたいな事言ったら叩かれた

おはようございます。「インターネットで政治の話題はご法度」ということは理解しつつも、「まあいいか」と思って朝日新聞のインタビューに答えたらボロカスに叩かれたでござる。これについてアレコレ書きたい。

 

 

www.asahi.com

 

これこれ。

これについて思う所があるので色々と書いていきたい。

僕に対する批判としてあれこれ引っ張ると、

 

・政治家は謝ったら死ぬ病気ではなく、謝ったら殺される職業である
・仕分け会議を誤解してる
・政治を知らない癖に浅い知識で語るな
・「政治家は良い暮らしをするな」って衆愚政治やりたいの?
・野党は反対だけしてるわけじゃないぞ!

 

とか、まあこんな感じかしら。
なのでこれについて書きたい。

前にもどっかで書いた気がするのだけど、「全ての人に理解して貰うことは不可能だ」っていう事に気付いたので、どうせ不可能なら自分の言いたい事は言っておきたい。

 

・仕分け会議の蓮舫さんの発言を誤解してる

 

まずこれについてですが、これがどういう事かと言いますと、
蓮舫さんの「2位じゃダメなんですか」っていう発言は、「蓮舫さんがむしろ助け船を出した(2位じゃダメな理由を答えさせる事で事業継続の説明にしようとしていた)」っていう解釈があるのでそのことを指してるんだと思うのですが、結果的に事業仕分けによって各種研究予算がめちゃくちゃ削られたので蓮舫さんはむしろ助けてあげたかったんだ!」っていうその解釈は微妙じゃないかと思ってます助けてあげたいならそもそも事業仕分けなんてやらなくて良いわけだし。「首を刎ねるのはかわいそうだから流罪にしてあげようかと思った」って、そもそも流罪にもすんなしって話である。

その後予算が復活したりとか迷走もあるしあの一連の「事業仕分けパフォーマンス」が批判の対象になるのは割としょうがないんじゃないですかね。
大学で研究してる人とかめっちゃ怒ってたからね。
蓮舫さんの顔写真を壁に貼ってダーツの矢投げてたからね。

 

・政治家は謝ったら死ぬ病気ではなく、謝ったら殺される職業である

 

これは「なるほど!確かにそうだ!」と思いました。
一度謝罪してしまうと、「責任取れ!」「辞めろ!」って大合唱されるであろうことは想像出来るし、奇しくも同じ日に似たような「謝ったら死ぬ事例」を見てしまった。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

このDeNA南場さんのインタビューがそうなんだけど、
いわゆるWELQ騒動の時にDeNAが12サイト全部閉じた上で記者会見を開き、会長である南場さんが謝罪した事は知っている人も多いと思う。テレビ新聞雑誌なんかでも大々的に報道されてたし。

僕は、あのタイミングで全部閉鎖して記者会見までひらいた事については「すごいことを決断したな……!立派だ……!」って思った。結果的にそのDeNAがボッコボコにされた事でいわゆる「キュレーションサイトが儲かるぞ!」みたいな風潮が一気になくなったのは間違いなく事実であるので、「DeNAは色んな所を道連れに自爆してくれた」くらいの感覚である。ダイナマイトお腹に巻いてこっちに突撃してきたやつが居るから「うわー!来るなー!」って自動小銃で攻撃加えまくってたら自陣をスルーして敵陣で大爆発したような感覚である。

その一方で、DeNA以外に同じような事をやってた連中は逃げ回っていて謝罪もしなければ被害者にお金を払おうという姿勢すらも見せない。サイバーエージェントだってパクリ記事を量産してたし、「ガンは放置してたら治る!」みたいな記事が掲載されていたこともあった。

でもそういう連中は叩かれない。そしてDeNAはいつまでも叩かれる。一度謝ると、「謝った」という事実をテコにして「ぶん殴っていいやつだ!」って攻撃のスイッチが入ってしまうのかなぁと思う。「行けー!あいつは謝ったぞ~~!」「ぶっ殺せ~~~!」みたいな。

考えてみれば政治家だけじゃなく、日本全体にこういう「謝罪に対してもっと叩く」みたいな部分があると思うのだけど、こういう風潮って良くないと思うんだよなぁ。だって、それだと結局、責任をあいまいにして謝罪もせず逃げ回ってた方が得、って事にならない?

解決金が異常に安い、みたいな問題があるにしろ、払う姿勢すら見せずに逃げ回ってる連中がのうのうと過ごしてる方がよっぽど問題では……?少なくともああやって謝罪した事については一定の評価を下したって良いと思う。

ネット上でも一度やらかした人は全然関係ない文脈でもずーっとその事で揶揄されたりするので、ああいうのって良くないと思うなぁ。

 

・「政治家は良い暮らしをするな」って衆愚政治やりたいの?

 

朝日新聞で僕が言った事の論点を書いておきますと、

 

・「黒塗りの高級車」「グリーン車」「赤じゅうたん」なんかは不必要なものだし政治家が「えらくなったぞ!」って勘違いするからやめた方がいい
・庶民と政治家の感覚のずれが政治離れを産む
・だからネットも駆使してもっと庶民の声を拾うべき
・とはいえ政治家の給料減らせとは思ってない

 

みたいなところであります。
これがけっこう叩かれてて僕としては「え、そうなの?」って感じなので本当に疑問に思ってるんですが、黒塗りの高級車もグリーン車も赤じゅうたんも、あれって必要あります……?マジであれ、全く意味なくない……?

 

Twitterでも似たような事言ったらあれこれご意見を頂いたんですけど、例えばグリーン車や黒塗りの高級車は「セキュリティ・安全面で必要」と聞いたのだけど、それならなんで他の部分でみんなザルなんですかって思うわけでして。


グリーン車で寝ててパパラッチされた人も居るし、大臣クラス以上じゃないと基本的にSP連れて行動したりしない。国会議員だって、プライベートなタイミングで一人で好きな事をやる時間があるし自分で運転だってする。つまり、結局のところ普通の国会議員のセキュリティなんてそもそもがザルなんだと思います。これって矛盾してないかなと思うんですよ。


セキュリティ・安全上の問題であるなら、24時間やらないと意味が無いじゃないですか。元都知事が公用車でどっかいって叩かれて経費返したりしてましたけど、じゃあ公務外、プライベートの時間なら事故っても良いのかってそんな事はないでしょう。

 

本当にセキュリティ、安全性の問題なら24時間やるべきだし、でも現状そうなっておらず、かつ大きな問題も起きてないのであれば結局の所「黒塗りの高級車は必要ない」って結論の方が筋が通ってる気がします。車はマーチで良いし新幹線も普通席で良いじゃん。マジで聞きたいんだけど、なんでダメなの……?あの、黒塗りの高級車って、間近で見ると威圧感あって本当に怖いんだよ……? 絶対良くないと思うなぁ。

 

・赤じゅうたんが無いと外交上舐められるから

 

そんなわけない。

 

・政治家が良いご飯を食べたらダメなのか?

 

ダメとは言わないけど、当たり前みたいな顔して特別待遇でレストランの個室に案内されてちゃダメだと思う。政治家やってる間はそれも仕事だと思ってなるべく普通の人と同じような暮らしをしていて欲しい。給料はばんばん貯金したりしてさあ

 


過去に僕は何度か政治家と呼ばれる人達に取材しに行った事があって、皆さんそれぞれ素敵な人で話も面白いし、「政治家とはこういう人達なのか……!これは勝てない……!」と思った事も事実だ。「人間的魅力とはこういうことか」と思う事も多かった。みんな賢いのである。何を聞いてもポンポン的確な答えが返ってくるし、つい納得させられる変なオーラをまとっていたりする。ユーモアだってある。「こういう人が上司なら良いなぁ~~~」って思わせられた事は間違いない。

 

僕はそういう政治家さん達の事が好きである。みんな尊敬すべき、えらい人達だと思っている。そんなえらい人達が一生懸命やっている仕事が大変な仕事である事は理解できる。だからインタビューにも答えた通り、「報酬を減らせ」とはこれっぽっちも思ってない。むしろ政治家とか官僚の人達についてはもっと給料アップしてあげて欲しいなと思ってるくらいだ。

 

だけど、やっぱり黒塗りの高級車は頂けない。必要だとも思わない。そんな賢い人達に、黒塗りの高級車の後部座席から、玄関のドアを開けさせながら颯爽と登場して欲しくないな、と思うのです。本当は「こういうの、必要なくない?」って言って欲しい。

別にそれによって維持費がどう、とか税金の無駄使いがどう、とかそういう部分を問題視しているのではなく、その「権威」「特別待遇されてる感」みたいなものこそよくないな、と思うからだ。別に玄関のドアなんて自分で開けたっていいじゃん。

権威を欲しがるのは無能な証拠でもあるし、「権威は腐敗する」っていうのは世の常なわけで、それならその根幹にある「権威」をそもそもなくした方が良いんじゃないの?ってのが僕の言いたいところであります。いや本当に。権威、権力って腐敗するんだからさあ。

そりゃあ誰だって、高級車に乗せられて送り迎えされて、行く先々でドアを他の人に開けて貰って、赤じゅうたん踏んで迎え入れられて、「先生!先生!」なんて言われてれば「おれは偉くなったんだ!」って勘違いするし、その特権を捨てるのが惜しくなりますよ。政治家みたいに、落選したらもうただの人、みたいな商売であればなおさら。

 

今回の民進党の分裂劇だって、国民からすればあれだけ見苦しい事になっているのも、結局のところ「国会議員っていうポジションを捨てたくなくてしがみつく人たちが大量に居るから」だと思っています。

仮にこういう特権がなく、元々が「国会議員もただの人」であるなら、そこまでして見苦しくその身分にしがみつこうと思う人だっていなくなるわけだし、そういう人達にきっちり退場してもらってこそ、はっきりと政策について論じる事がスタート出来るんじゃないかと。

 それに、インタビュー中にも書いた通り「庶民感覚からズレてきてる」っていうこともすごく根幹部分の問題だと思っている。「政治」っていうテーマが、どんどん「普通の人達」の手から離れて行っているような気がするからだ。僕が朝日新聞の取材に答えた事に対し、「勉強してから言え」みたいなコメントがばんばんついた事がその典型である。今の政治って、政治が好きな人、詳しい人だけで集まって議論して殴り合って、それによってなんとなく世論が形成されているようにも見えるけど、はっきりいって「普通の人」からすると置いてけぼりも良い所である。だから投票にだって行かない。何かを言っても、「お前には勉強が足りない」って失笑されるから。何度も言うけど、だから投票に行かない。

 

普通の人達は平日昼間に国会の前でデモなんてできないし、普通の人は政治家に直接陳情したりもしない。言ってしまえば、普通の人はTwitterで政治について語ったりもしない。そういう意味では僕だって決して「普通の人」ではない。


だけど、そういう「普通の人」がどう幸せに、楽しく暮らして行けるかを考えるのも政治の大切な仕事である。だから、普段は声の小さい、でも母体としては大きな「普通の人達の声」を拾い上げるような仕組みが必要なんじゃないかと思うわけです。

 

それがインタビュー中に答えた、「普通の暮らしをする」という事であったり、「SNSでどんどん意見を吸い上げる」という事だったりする。
普段野球やってない人に野球のルールを変えられるわけがないし、市役所に怒鳴り込んで来た人が「これをなんとかしろ!」って言ってるような事より、Twitterで市民が「これなんとかならないかな?」って呟いてる事の方がより多くの人にとって身近な問題だったりすることは容易に想像できるはずだ。普通の暮らしをしてるからこそ気付く問題だってあるはず。

 

そんな諸々の感情もあってああいうインタビュー記事になり、これに対する批判の意見は勉強にもなったし真摯に受け止めたいと思うのだけど、それにしたって政治的なインタビューとはいえ、思った事を率直に言ってるだけでこれだけあーだこーだ言われるとは思わなかった。

 

 

 

  

 はてブについてるコメントなんかを見ても、「詳しくないなら語るな」みたいな人が大量に居たのだけど、それはたぶんおかしい。「なんか語ってるけどそれ間違ってるからな」ならわかる。「正しくはこうだよ」もわかる。でも「そもそも語るな」っていうのはおかしな話で、詳しくても詳しくなくても語って良いのが政治ってもののはずである。記事のテーマだって「インフルエンサーに聞く」であって「専門家に聞く」ではない。それに政治にかかわる事って「これが正解!」っていうものがない。ないからこそ政治的な解決が必要になる。正解がない以上、右だろうが左だろうが、かならずどっかに突っ込み所があるものだし、それを全部綺麗にした上でやっとこさ発信出来るってなったら本当に誰も発言できなくなってしまう。

 

政治って多分にナーバスなもの、思想に関わる事だからか、何かしらの考えがあってもそういう議論を避ける人は恐らく多いし、今回の僕の事例の通り、結局の所は叩かれるし、そういった知らぬ存ぜぬの姿勢を取る事の方が賢いやり方であることは間違いないのだけど、でもそういう風潮って変だし、良くないことだよなぁと思っています。

 

本当はインターネット投票なんかがスタートして、そういう「普通の人」が政治に参加するハードルがグッと下がれば良いんだろうけど、でも当分そうなる予兆もないわけで、それまでは少なくとも「普通の人」によるネット上の議論なんかはもっとたくさんあっても良いのではないか。でも現状でそういうふるまいを行うと、自称「詳しい人達」が大挙してやって来て右も左も大合唱で「勉強が足りない!」って怒鳴るのが実情だ。こんな現状で「国民はもっと政治に関心を持て」って言われたって、政治家は雲の上の存在だし、SNSで政治の話も出来ないし、マスコミもどんどん怪しくなってくるし、そしたら遠く離れた政治の事より、明日の会社の仕事の心配事を優先させるのが当然になる。こんな状況下で、どうやって政治に関心を持てばいいんだ。

 

「サラリーマンブロガー」こそ攻守最強 (ヨッピーの本が出ました)

こんにちは。ヨッピーです!
本を出したので宣伝させてください!!!

 

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www.amazon.co.jp

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

早速レビューも書いて頂いててめちゃめちゃ褒められてる!
今度土下座して足とかペロッペロ舐めてやるからな!ありがとな!

 

ちなみに、あがってきた表紙を見て「情報商材屋っぽさすごいな」とか思ったんですけど、
これくらいキャッチーじゃないと売れないのかもしれない。

そもそもこの本、売れる、のか…?

ちなみにこの本はビジネス書、特にサラリーマン向けの本で、「なんで雑魚ライターのお前がサラリーマンを語れるんだよ」って言われそうなので一応言っておくと、僕はライターになる前までは商社で営業職、つまりはサラリーマンをしていたのである。

今でこそ年がら年中、Tシャツにサンダルといった、やる気ゼロパーの昭和のヒッピーみたいな恰好で、高層ビルに入居するクライアントの所にお邪魔しては「もっとギャラをくれなきゃここで死んでやる!!!人殺し!!!!」などと、地面をゴロゴロ転がって泣いてわめき散らすことで、その対応にウンザリしたクライアントから小銭をチャリンチャリン集めてなんとか生活しているわけですけれども、サラリーマン時代はこれでもちゃんとスーツを着て「ヘヘーッ!これが新しい商品でガス!買ってチョ!」と得意先の所に頭を下げに行く毎日を送っていたのであります。

大学を卒業してから新卒で入社、そして2011年に退社するまでの約7年間、在籍していた商社においてはそれなりに真面目に働いてはいたものの、じゃあその「ヨッピーはサラリーマンとしてどうだったのか」みたいな部分においては率直に言って「可もなく不可もなく」くらいのものである。以前に「前職の上司にダメ出しをされる」という地獄みたいな記事を書いた事があるのだけど、その記事に出て頂いた元上司によると当時の僕は営業として「物怖じしないし、相手の懐に飛び込むのが上手い」みたいな長所があった一方で、「仕事が雑」という致命的な欠陥もあった。詳しいところは下の記事を見るとわかりやすいかもしれない。

 

persol-tech-s.co.jp

 

その僕に対する上司の論評は「まあ、合ってるよな」というのが正直な所で、実際その会社で働いている最中もしょっちゅう上司に怒られていて、「稟議書の提出が遅い」「遅いし間違ってる」「遅いし間違ってるどころか、そもそも稟議書を書かずにクライアントと新しい話をスタートさせてる」みたいな話がたくさんあってその度に呼び出されて怒られたし、いつも僕のデスクだけ異常に散らかっていて「お前、ちょっとは片付けろよ!」と課長から怒られた僕がとりあえず机の上を綺麗に整理し、ピカピカにしてから「片付けました!」って意気揚々と課長に報告した2分後、机に散らかっていた書類をロッカーにグッチャグチャに詰め込んだけであったのがバレて「お前、舐めてんのか!」ってとんでもない勢いで怒られたこともある。

 

端的に言って「典型的なダメサラリーマン」だったわけです。特に事業部長クラスのえらい人達にはだいぶ嫌われてたんじゃなかろうか。あの世代の人達は身だしなみとかにうるさい人も多く、ネクタイをきっちり締めずに散らかった机で仕事をし、出してくる書類は一人だけ雑で遅かった僕が好かれる要素なんてまるでない。「あいつをなんとかしろ」って直属の課長なんかは事業部長からよく怒られてたらしい。引継ぎ業務ですら僕のツメが甘くて後任が大変な目に遭ったそうだし、まったくもってひどい話である。

 

しかしながら、そんなダメサラリーマンだった僕ですら、まあ本の帯にも書いてある通り、(あんまり大っぴらには言いたくはないけど)サラリーマン時代に比べてずいぶん収入も増えたし、ライターとして普段行けないような場所に行けたり、普段会えないような人に会える仕事にありつくことが出来たのである。サラリーマン時代は「ツメが甘い」なんて言われてたのに、ライターになってからはしつこいくらいの執着心をもって仕事に取り組んでもいる。この記事なんてその典型で、「KDDIにも編集担当にも、NECにもMicrosoftにもサジを投げられたのに、そこで諦めずにまったく面識もなかった週刊アスキー編集部に泣きつく」という離れ業をやってのけてなんとか完成まで漕ぎつけた。URLが変わったので数値はリセットされてるけれども、当時爆発的にウケて2000ブクマ近く集めたような気がする。

 

time-space.kddi.com

 


そんなわけで「営業からライターに」という僕の転身については今のところ「まあまあ上手くいってる」と言えると思う。

そんな中で「営業とライター、全く別の業種なのに何故トントン拍子に転身出来たのか?」みたいな疑問もあるかもしれないけど、端的に言ってそれは僕が「サラリーマンと兼業してたから」というのがものすごく大きい。もちろん時代の流れっていう運もあったし周囲の人の助けもあったし、他にもいろんな要素があるのだけど、結局の所この「サラリーマン兼業だったから」という要素がかなりデカいんじゃないか。

 

僕は当時サラリーマンとしてお堅い会社で働く一方、会社に内緒で自分のブログを書き散らしたり、「オモコロ」というお笑いメディアでひどい記事を書きまくっていたのであります。この辺の記事はまだ僕がサラリーマンをしていた頃に書いたやつだ。

 

omocoro.jp

 

つまり、ライターに転身する前からこういった記事をインターネットで書き散らしていたので、「兼業ライターでもあった」と言える。


長々と書いてしまったのだけど、今日はこの「兼業リーマン最強説」について書きたい。

 

兼業リーマンが最強な理由

 

割とイケイケの起業家の人とか、ブロガーの一部には「リスクを取ってチャレンジしろ!」みたいな事を言う人が多いのだけど、あんなのは真に受けなくたって良いと思う。「つまんない仕事なんて辞めて、リスクを取ってチャレンジしようぜ!」みたいな風潮もそうだ。もちろん時にはリスクを取るのも大事だけど、取らなくて済むなら取らない方が良いのがリスクである。バンジージャンプのヒモにわざわざ切れ込みを入れてから飛ぶ人なんてどこにもいないのだ。

 

もし仮に、「ライターになりたいから、会社員を辞めてチャレンジしよう!」と一念発起した人が居たとしよう。会社を辞めた、貯金はそこそこある。まずは宣伝会議のライター講座を受けつつ、実績がないからクラウドソーシングでライター業務を探す。記事単価は1本500円だ。

記事1本500円で日当の1万円を稼ごうと思うと1日に20本の記事を書かなくてはいけない。1日に20本も書かなくちゃいけないから当然クオリティは追及出来ない。クオリティが追及出来ないからスキルが上がらない。スキルが上がらないから単価もあがらない。貯金が徐々に減って来てどんどん焦る。

 

僕はこれを「稼げずの谷」と呼んでいるのだけど、この「稼げずの谷」に落ち込んでしまって抜け出せないパターンはものすごく多い。「ブログで食うぜ!」みたいなのも
同じようなパターンをなぞる人は多く、確かにずっと書き続けていればいつかはそこそこ稼げるようになるかもしれないけど、それまでの「稼げずの谷」の期間を乗り越えるまでに挫折する人が9割くらいを占めるんじゃなかろうか。

 

この「稼げずの谷」は本当に厄介で、「自由になりたい!」と思ってサラリーマンを辞めたはずなのに、サラリーマン時代以上に不自由な生活を送るハメになったりもする。何故なら「食わなきゃいけない」というプレッシャーと戦わなきゃいけないからだ。サラリーマンを辞めた時こそ、サラリーマンとして決まった金額を毎月貰える事のありがたさが身に染みてわかると思う。サラリーマンを辞めたら、食うためにやりたくもない仕事、単価の安い仕事をこなさなくてはいけない。そこに労力を取られるせいでどんどん「自由」から遠くなる。そうなると完全に本末転倒だ。

 

 

だから僕は、「何かをするために」サラリーマンを辞める必要なんてないと思っている。

 

 

世の中にある大半の「やりたいこと」なんてサラリーマンをやりながらでも出来る事がほとんどだ。ライターもそうだし、ブロガーもそうだし、漫画家もイラストレーターも、DJもブログラミングも音楽もお笑いもダンスも起業も全部そうだ。飲食店だってあいた時間にバイトとして潜り込むことからはじめればいい。

 

僕は常々、サラリーマンとしてかっちり給料を貰って生活の基盤を整えつつ、あいた平日の夜や土日の時間を使ってそういった「兼業」「趣味」に励むのが一番賢いやりかただと思っていて、その「兼業」が軌道に乗って「これだけでやっていけるんじゃね?」くらいの感覚をつかめた時こそがサラリーマンを辞めても良いタイミングである。最初から上手く行くかどうかもわからないのに、サラリーマンという保証されている身分を捨ててしまうのはそれこそ「バンジージャンプのヒモに切れ込みを入れる行為」だと思っていて、それはあまりにもリスキーではなかろうか。

 

「サラリーマンやりながら漫画なんて描けるか!」みたいな論があるかもしれないけど、でも描けるのである。フォロワーが90万人、「猫のぽんた」で爆発的な人気を誇る、鴻池剛くんだってサラリーマンとして働く傍らで漫画を描いてたわけだし、僕のまわりにはサラリーマンをしながら土日にライターやブロガーとして記事を書いてる人だってたくさん居る。そしてみんな割と楽しそうだな、とも思う。

 

逆に言えば「サラリーマンを辞めなきゃ出来ないような仕事」はそもそもその人に向いてない仕事である可能性が高い。サラリーマンをしながら、土日を費やしてでも、「それがやりたい!」と思えるようなものこそが「向いてるもの」であって、「土日はゆっくりしたいから漫画なんて描きたくない」「土日にブログの記事なんて書きたくない」って思うのであればそもそも漫画家もブロガーも向いてないのだ。

 

もしこれがサラリーマンをしながらのチャレンジで「漫画家やってみよ!」って思い立ったとして、「どうも描けない」「ウケない」「やっていける気がしない」みたいな事が判明すればまた別の事にチャレンジすることも出来るけど、サラリーマンを辞めてしまっていては方向転換なんてそんなに簡単じゃあない。

 

「やりたくない仕事をしなくて済む」というメリットもある。イラストレーターとして1枚1000の仕事に3時間もかけていたら生活が立ちいかなくなるけど、兼業なら1000円のイラストに8時間かけたって別に食うに困るようになるわけでもない。つまりはクオリティが追及出来る。ブログの記事だってそうだ。ブログで食ってる人の記事より、会社員やりながら片手間で更新している人の記事の方が手間暇かかっててとんでもないクオリティのものが含まれているケースはすごく多い。

 

だから、「やりたいことのために、サラリーマンを辞める」みたいな大きなリスクを背負う必要はないし、サラリーマンをやりながら「やりたいこと」を追及する事だって実はそんなに難しい事ではないのである。僕はサラリーマンをやりながらライターを兼業していたことによって、サラリーマンを辞めてからも好きな事を追及する仕事に就く事が出来たし、サラリーマン時代、あんまにダメ人間だった僕がそれなりに実績を残せている事を考えると、これを読んでる皆さんにも、「実はめっちゃ向いてるもの」なんかがあるかもしれないなぁと思っていて、そういうのをそれぞれが追及する世の中こそ、「面白い世の中」であるはずなのだ。

 

だから、皆さんもサラリーマンをやりながら、何かしら「これだ!」みたいなものを見つけて欲しいなぁと思うのであります。僕はその、何かしらのお手伝いがしたいのだ!!!

 

 

~そしてここから本の宣伝です~

 

みたいな!!

内容を!!!!

実例やら数字やらを挙げながらツラツラ書いた本が発売されました!!

キャピピピピーー!

 

 

 

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www.amazon.co.jp

 

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

全部書下ろしやで!

 

なんとなく、世にある自己啓発書のたぐいって「とにかくチャレンジしろ!」みたいな内容が多くて、「そうは言ってもそう簡単にリスクなんて取れるかバカチン!リスクを取らずにやるもっと上手いやり方だってあるわ!」って思ったので書きました!

目次はざっくりこんな感じです!

 

第一章:会社員に向いてないサラリーマン

1.僕の仕事を紹介します

2.新卒で入った会社の仕事が死ぬほどつまらなかった話

3.会社でふざけちゃいけないのは当たり前、なのか?

4.個人のやりがいがない方が、組織が上手くまわるという不幸

5.日本の大企業はなぜダサいのか

6.ノーギャラでも「オモコロ」の仕事を続けた理由

7.上司や恋人に責められても続けた理由

8.人は幸せになるために生きている

9.そして、会社を辞めた

10.タガが外れたら、むしろ儲かるようになった

11.好きで仕方がない事を仕事にした方が断然強い

 

第二章:趣味をお金に変えよう

1.こっそりと、2足のわらじを履こう

2.すぐに稼げる、なんて美味い話はない

3.せっかく会社を辞めたのに、やりたくない仕事をやる羽目にならないための心得

4.「好きなものが見つからない」という人は単にまだ気づいてないだけ

5.「消費する趣味」と「生産する趣味」の違い

6.人に見られることで趣味は発展してゆく

7.情報は発信する所に集まる

8.趣味を「生産型」に変えるのはそんなに難しいことじゃない

9.続けてさえいれば、お金はあとからついてくる

10.会社を辞めても良い3つの条件

11.僕の収入に関する本当の話

12.確認しておきたい、会社を辞める事のメリットデメリット

 

第三章:明日クビになっても生き延びるための思考法

1.「わかる未来」についてとことん考える

2.紙媒体に書かずに「WEBライター」になった理由

3.儲かりそうな椅子の探し方

4.「儲かる椅子」の見分け方

 

第四章:逃げるが勝ち!の仕事術

1.ライバルに勝つために「ちょい足し」のススメ

2.日本人は「戦略」を考えるのが苦手

3.自分にとっての「神様」は誰なのか問題

4.僕がインターネットで「怒る」理由

5.価値観がブレそうな付き合いはしない

6.六本木の会員制バーには行くな

7.アイデアは道端に落ちてる

8.ゴールはプーチンと戦うこと

9.ウケる記事には方程式がある

10.「使える魔法」は使いまくろう

11.勝てない相手からはとっとと逃げよう

12.見栄のためのお金を費やすのは2流の証拠

13.「人脈」は「実力」の付属品である

14.とりあえず水風呂に入ろう

 

あとがき

 

 

以上です!頑張って書いたから良かったら買ってね!