ヨッピーのブログ

ヨッピーのブログです

「Twitterユーザー向けニュースサイト」を作ったからTwitter民はぜひ使って欲しい

朗報朗報~~~~!良い感じのサービスが出来たよ~~~!

なんか以前から「なんでこういうの無いんだろう」って思ってたやつがあるんですけど、結局どこからもそういうのが出ないので、「無いなら作るか!」と思って色んな人とあれこれ相談しながら作ったやつがこちらになります!

じゃん!


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ニュートピ!

https://newstopics.jp/

「ニュートピ!」です!!

「ニュートピ!」っていう名前なので、とりあえず名前だけでも覚えて帰って貰いたいし、なんならアレコレ見て頂ければと思うんですけど、カテゴリー的にはニュースキュレーションサイト、みたいな扱いになるのかな?

まあYahoo!ニュースを筆頭にLINEニュースだのGunosyだのSmartNewsにNewsPicksって、現在はニュースサイトの戦国時代とも言えるような状態ですしウルトラレッドオーシャンな市場ではあると思うんですが、そんな中でも「これはけっこう需要があるんじゃないかしら?」と思っているのであれこれ書きたいと思います!

 

ニュートピ!とは

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ものすごく簡単に言うと「Twitterでバズってる記事、ツイートを網羅的にチェック出来るサイト」です!

Yahoo!ニュースにしろGunosyにしろSmartNewsにしろ、あれはあくまで「発信」の土台となるものであって、世の中でたくさん読まれている記事を網羅的に集めているものではないわけでして、僕みたいな重度のネット廃人からすると「バズってる記事だけを集めて紹介してくれるサイトがあればなぁ~」ってずーっと思ってたんですよね。

対抗馬として「はてブ」がまず挙げられると思うのですが、「はてブ」で好まれる記事と、Twitterでバズる記事って意外とリンクしてない事も多くてですね「はてブ」ではめっちゃブクマがついてるけど、Twitterではそれほどシェアされてない、とか、Twitterでめっちゃバズってるのにはてブは全然ついてない、とかそういうケースがけっこうあるので、Twitterに特化したものがあればだいたい全部チェック出来るのにな~って前々から思ってたのであります。

 

わかりやすく言うとBuzzFeedなんかが出してる「柴犬かわいい」みたいな記事や「関西人しかわからないクイズ」みたいな記事って、Twitterなんかだと鬼のようにシェア数を獲得するのに、はてブなんかはほとんどついてなかったりするわけですし、逆にエンジニア向けの記事なんかははてブがたくさんついててもTwitterのシェア数はそれほどでもなかったりするわけで。

そんなわけで「Twitterでウケてる記事が網羅的に見れるサイトがあれば便利なのにな~」ってずっと思ってて、形にしてみたら「おお!便利やん!」ってなったのでこの機会にぜひ使ってくだされ!ブラウザのお気に入りに放り込んでおくと良いよ!

続いて「ニュートピ!」の中身について解説していきたいと思います!

 

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人気ツイート

これはそのまんまですが、Twitterでバズってるツイートを収集して表示しております!
ただし、「バズってる」の判定がけっこう難しくて、最初は単純にRT数の多いものを機械的に並べてたんですが、そうすると芸能人のお誕生日ツイートとかがずらっと並んでしまって「これはちょっと違うやろ」と思ったので、芸能人とか固定ファン層の強いアカウントについてはアレをああしてなるべく弾くような設定になっております。今の所はけっこう良い感じに表示されているのではないかと思います。


ゆるいニュースとかたいニュース

「ニュートピ!」はホワイトリスト方式と言いますか、登録してあるWEBメディアの記事URLをTwitter内でカウントして集計しておりまして、そのWEBメディアごとに「ゆるいニュース」「かたいニュース」を振り分けております。単純!

例えば朝日新聞の記事なら自動的に「かたいニュース」に、「オモコロ」なら同じく自動的に「ゆるいニュース」に振り分けられます。逆に言えば朝日新聞にめちゃめちゃおバカ記事が掲載されていたとしても「かたいニュース」に振り分けられてしまうのでその辺は改良の余地があるんだろうなぁと思っております! BuzzFeedなんかは「ゆるいのかかたいのかどっちだよ!」ってなるし。


どうやって作っているか

先ほども書いた通り構造は単純で、事前に登録してあるサイトの記事URLがTwitter内でどれくらい呟かれているかをカウントした上で数値化してランキング的に表示しております。当然その際はTwitter社のデータを利用する事になるので、Twitter社側の代理店とあれこれ情報共有して相談しながらの開発でして、「思ったよりお金かかる……!」って思ったりしたのですが、処理としてそれほど複雑な事をしているわけではありません。もちろんエンジニアの人は大変だったと思いますが……!感謝しかないです……!


アルゴリズムについて

ランキングのアルゴリズムなんですが、最初はRT数だけでカウントしてたのにそれだと人気ツイートと同じくやっぱり芸能人ブログなんかが異常に強くなってしまうので、「話題になっている記事を集めよう」という趣旨に基づいて「コメント付きツイート」の比重を意図的に強くしております。単純なRT数じゃなく、たくさん言及されている記事の方がまあ話題になってるって言えるよね、っていう観点からです。どれくらいの比率が適正なのかは試行錯誤しながらなので今後変動する可能性がありますが、とりあえずは「コメント付きツイート」「RT数」を元にポイントを弾いております!


ニュートピ!の良いところ

・便利

まあ単純に便利です!
1日に2回くらいチェックしてると「今日、インターネットで何が話題になってるか」がなんとなくわかりますし、メディア側も自分の所の記事についてるコメントを追いかけたりするのにすごく便利です!

・利用者の母数が多い

Twitterっていう国内では圧倒的に使われているSNSのデータを元にしているので「偏り」についてはかなり小さいんじゃないかと思っております。

・恣意的なランキング操作が入りづらい

はてブなんかではけっこう問題視されていて、例えば20人くらいが結託して1つのURLにはてブをつけるとホットエントリに入ったりしますが、ニュートピ!だと母数がたぶん2桁くらい違うので20人くらいが頑張ってツイートしてもほとんど変動が無いはずで

す。もちろん万単位でツイート買ったりすると操作されちゃいますが、基本的にホワイトリスト方式なのでそういう悪質なサイトはBANすればオッケーかな、と。けっこう対応が簡単。

・目立つ人が増える

冒頭でも書いた通り、今のところ「バズってる記事を網羅的にみられる場所」がはてブくらいしかないので「はてブではそれほどウケてないけど、Twitterには強い」みたいなライターさんはちょっと悔しい思いをしていたりするんじゃないかと思っております。実際そういう風に嘆いてる人はいましたし。そういう人達の新しい活躍のフィールドになればいいなー!


ニュートピ!の弱いところ

・事前登録制なので、登録していないサイトはランキングから漏れる


つまり、企業が不祥事を起こして載せた謝罪文なんかは残念ながらこのランキングには載って来ないです。どうにかしてそういうのも自動化して上手く拾えるようにできないかな……。

 

・結局他人のフンドシで相撲取るスタイルになるので嫌われそう

ビジネス的に言えばメディア側に特にデメリットは無いんじゃないかと思ってるんですが、感情論的には嫌われたりしそうだなってちょっと思ってます。どうにかしてその辺上手くご理解頂ければ良いんですけど……。


今後やりたいこと

とりあえずはまだベータ版なのでお試し、的なアレなのですが、「これならやれそう!(大赤字こかなくて済みそう)」って思ったら実装したいな、と思っている機能について書いておきます!

 

・アプリにする

まあ、その方が便利ですもんね……。現状PCスマホ共にブラウザのみでの展開でござる。


・コメント機能

 

TwitterのIDでログインしてコメント出来るような、SNS的な機能をくっつけたい

 

・カテゴリ分け

 

現状は「ゆるい」か「かたい」かだけですが、ゆくゆくは「グルメ」とか「お出かけ」とか「政治」とかそんな具合にカテゴリ分けしたいです!

 

・日付別でソート出来るように

例えば「去年の12月6日は何がバズってたんだろ?」みたいな感じで日付別に検索したり、後から見返したり出来るようにしたいです!

 

・「殿堂入り」みたいなのを作りたい

 

特定のポイント数を取ると「殿堂入り」みたいな扱いにして後から探しやすくしたりしたい。その上でたくさん殿堂入りした作者とかWEBサイトを月間MVPとか年間MVPとかって表彰したりしたい

・オリジナルランキングとか作れるようにしたい

自分の好きなメディアだけ集めたり、逆に嫌いなところは弾いたりして好きなようにカスタマイズ出来るようにしたい


そんな感じかな~~!
「こういうの欲しい!」っていう良いアイデアも募集しております!!!


サイト登録について

途中でも書きましたが、基本的に「ニュートピ!」は事前に登録したWEBメディアの記事URLがTwitter内でどれくらい呟かれているか、に基づいて集計しているので、「ウチのサイトも登録してよ!」とか「なんであのサイトが入ってないんだ!」っていう人はこちらからぜひ登録してください!

ニュートピは純粋な送客ツールなので、メディア側のデメリットは今の所無いんじゃないかなって思ってます。もちろんそれでも「ウチを載せるな!」っていう声に対しては対応するので言って頂ければと思います!

最後になりますが、運営・開発はアドウェイズです。
僕は「こういうの欲しい!」とか「こうしてくれ!」とかギャースカわがまま言ってただけなのに、それをくみ取ってちゃんと形にしてくれたエンジニアの方、デザイナーの方、そしてSPOTでもご迷惑をおかけしまくってる寺島さんにはただただ首を垂れる思いであります。ありがとう~~~~!

 

以上、ぜひブックマークして使ってみてね~~~~!
特にメディア関係者には便利だと思います!! 

 

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ニュートピ!

https://newstopics.jp/

12月10日に名古屋でイベントやるよ!

名古屋と言えば僕が大学生の頃、住んでいた大阪から「よっしゃー!名古屋観光するぞー!」と大人数で車を走らせ、名古屋市内に乗り込んで名古屋城を見学して味噌カツを堪能し、「よーし!この勢いで名古屋を攻め潰すぞ~!」みたいなノリだったのに、「あれ……?次どこ行く……?」「名古屋って何があるっけ……?」「さあ……?」

「え……、お前、地元でしょ……?」「だって、別に何もないし……」みたいなやりとりから急激にテンションが激下がり、一泊予定だったのに何故かみんなで栄のパチンコ屋に行ってボロ負けして泣きながら大阪に帰るっていうよくわからない記憶がフツフツと蘇るのですが、あれは結局なんだったの?

 

まあそんなことはどうでも良いんですけど、そんな名古屋の地で出版記念イベントをやらせて頂くことになりました!ヒューッ!



【昼の部】

 

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ちなみに、草叢(くさむら)BOOKSさんという場所で開催するのですが、
僕の出版を喜んでるはずの母親も、

 

「名古屋で出版記念やるよ」

 

「おめでとう!名古屋のどこで?」

 

草むらで!」


みたいなやりとりのあとから一切返信を寄越さないので、息子の将来に悲観して絶望しているのかもしれません。

 

詳細はこんな感じ!

 

【会場】

草叢BOOKS 新守山

http://kusamura.life/

新守山駅近くのアピタという所に入ってるらしいです!

 

【日時】

12月10日11時開場


【内容】
トークショー&サイン会


【参加方法】

トークショーの観覧は無料ですが、サイン会への参加をご希望の場合は「明日クビになっても大丈夫!」の店頭購入が必要になります。※なくなり次第終了になりますのであらかじめご了承下さい

 

以上!これが昼の部!昼の部は未成年の人が来てくれてもぜんぜんいいよ!

ただ僕、この「サイン会」みたいなのがすごく苦手なので、「どうせなら名古屋の連中を集めて飲もう!」と思い立ったので同じく12月15日の夜、名古屋の栄らへんで飲み会的なアレをやりたいと思います!

 

【夜の部】

【日時】

12月10日19時~

 

【場所】

未定だけど栄らへんの居酒屋を探すつもり(広くてすいてる良いお店あったら教えてね!)

 

【会費】
1人3,500円(たぶん3000円飲み放題のコースとかにして500円はドタキャン対策。余ったら返しまする)

 

【参加資格】

20歳以上!(身分証確認するからな!)

 

まあ、SPOTとかに関わるにあたって、「名古屋の観光記事欲しいなぁ~」と思っているのだけど、現地のライターさん達も「まあ、名古屋はちょっと……」みたいな感じで微妙な反応を見せるので「名古屋の本当に良いところを現地人どもに聞こう」っていうのが裏テーマだったりするのですが、実際の所は「ヨッピーが泥酔してポンコツ化してゆくさまをみんなで見届ける会」みたいになる気がします。何故なら毎回そうだから。

 

 以上、12月10日の昼と夜の件ですが、昼の部については特にどこぞに参加表明するでもなくフラッと来て頂ければ良いんですけど、夜の部については予約の関係もあって事前に人数を把握しておきたいので、「行きたい!」って人は僕のLINE@宛に「名古屋の夜の部行きます!」みたいに返信くれるといいです!
LINEじゃないとあとから検索出来なくてわけがわからなくなるので……!

ちなみにIDは「@yoppymodel」で検索すると登録できるよ!
「yoppymodel」だと僕が普通に使ってるLINEだからな!
間違えて普通のほう登録した癖にスタンプで爆撃してくるやつとかなんなんだあれ!

 

もし応募者がキャパ超えそうなら、昼の部参加してくれた人優先、とかにするかも知れません!

締め切りは明日いっぱい、12月6日の23時59分までにします!
もう一度言うけど、来てくれる人はそれまでに僕のLINE@宛に参加表明してね!

以上、よろしくね~~~!

「政治家はもっと庶民感覚を」みたいな事言ったら叩かれた

おはようございます。「インターネットで政治の話題はご法度」ということは理解しつつも、「まあいいか」と思って朝日新聞のインタビューに答えたらボロカスに叩かれたでござる。これについてアレコレ書きたい。

 

 

www.asahi.com

 

これこれ。

これについて思う所があるので色々と書いていきたい。

僕に対する批判としてあれこれ引っ張ると、

 

・政治家は謝ったら死ぬ病気ではなく、謝ったら殺される職業である
・仕分け会議を誤解してる
・政治を知らない癖に浅い知識で語るな
・「政治家は良い暮らしをするな」って衆愚政治やりたいの?
・野党は反対だけしてるわけじゃないぞ!

 

とか、まあこんな感じかしら。
なのでこれについて書きたい。

前にもどっかで書いた気がするのだけど、「全ての人に理解して貰うことは不可能だ」っていう事に気付いたので、どうせ不可能なら自分の言いたい事は言っておきたい。

 

・仕分け会議の蓮舫さんの発言を誤解してる

 

まずこれについてですが、これがどういう事かと言いますと、
蓮舫さんの「2位じゃダメなんですか」っていう発言は、「蓮舫さんがむしろ助け船を出した(2位じゃダメな理由を答えさせる事で事業継続の説明にしようとしていた)」っていう解釈があるのでそのことを指してるんだと思うのですが、結果的に事業仕分けによって各種研究予算がめちゃくちゃ削られたので蓮舫さんはむしろ助けてあげたかったんだ!」っていうその解釈は微妙じゃないかと思ってます助けてあげたいならそもそも事業仕分けなんてやらなくて良いわけだし。「首を刎ねるのはかわいそうだから流罪にしてあげようかと思った」って、そもそも流罪にもすんなしって話である。

その後予算が復活したりとか迷走もあるしあの一連の「事業仕分けパフォーマンス」が批判の対象になるのは割としょうがないんじゃないですかね。
大学で研究してる人とかめっちゃ怒ってたからね。
蓮舫さんの顔写真を壁に貼ってダーツの矢投げてたからね。

 

・政治家は謝ったら死ぬ病気ではなく、謝ったら殺される職業である

 

これは「なるほど!確かにそうだ!」と思いました。
一度謝罪してしまうと、「責任取れ!」「辞めろ!」って大合唱されるであろうことは想像出来るし、奇しくも同じ日に似たような「謝ったら死ぬ事例」を見てしまった。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

このDeNA南場さんのインタビューがそうなんだけど、
いわゆるWELQ騒動の時にDeNAが12サイト全部閉じた上で記者会見を開き、会長である南場さんが謝罪した事は知っている人も多いと思う。テレビ新聞雑誌なんかでも大々的に報道されてたし。

僕は、あのタイミングで全部閉鎖して記者会見までひらいた事については「すごいことを決断したな……!立派だ……!」って思った。結果的にそのDeNAがボッコボコにされた事でいわゆる「キュレーションサイトが儲かるぞ!」みたいな風潮が一気になくなったのは間違いなく事実であるので、「DeNAは色んな所を道連れに自爆してくれた」くらいの感覚である。ダイナマイトお腹に巻いてこっちに突撃してきたやつが居るから「うわー!来るなー!」って自動小銃で攻撃加えまくってたら自陣をスルーして敵陣で大爆発したような感覚である。

その一方で、DeNA以外に同じような事をやってた連中は逃げ回っていて謝罪もしなければ被害者にお金を払おうという姿勢すらも見せない。サイバーエージェントだってパクリ記事を量産してたし、「ガンは放置してたら治る!」みたいな記事が掲載されていたこともあった。

でもそういう連中は叩かれない。そしてDeNAはいつまでも叩かれる。一度謝ると、「謝った」という事実をテコにして「ぶん殴っていいやつだ!」って攻撃のスイッチが入ってしまうのかなぁと思う。「行けー!あいつは謝ったぞ~~!」「ぶっ殺せ~~~!」みたいな。

考えてみれば政治家だけじゃなく、日本全体にこういう「謝罪に対してもっと叩く」みたいな部分があると思うのだけど、こういう風潮って良くないと思うんだよなぁ。だって、それだと結局、責任をあいまいにして謝罪もせず逃げ回ってた方が得、って事にならない?

解決金が異常に安い、みたいな問題があるにしろ、払う姿勢すら見せずに逃げ回ってる連中がのうのうと過ごしてる方がよっぽど問題では……?少なくともああやって謝罪した事については一定の評価を下したって良いと思う。

ネット上でも一度やらかした人は全然関係ない文脈でもずーっとその事で揶揄されたりするので、ああいうのって良くないと思うなぁ。

 

・「政治家は良い暮らしをするな」って衆愚政治やりたいの?

 

朝日新聞で僕が言った事の論点を書いておきますと、

 

・「黒塗りの高級車」「グリーン車」「赤じゅうたん」なんかは不必要なものだし政治家が「えらくなったぞ!」って勘違いするからやめた方がいい
・庶民と政治家の感覚のずれが政治離れを産む
・だからネットも駆使してもっと庶民の声を拾うべき
・とはいえ政治家の給料減らせとは思ってない

 

みたいなところであります。
これがけっこう叩かれてて僕としては「え、そうなの?」って感じなので本当に疑問に思ってるんですが、黒塗りの高級車もグリーン車も赤じゅうたんも、あれって必要あります……?マジであれ、全く意味なくない……?

 

Twitterでも似たような事言ったらあれこれご意見を頂いたんですけど、例えばグリーン車や黒塗りの高級車は「セキュリティ・安全面で必要」と聞いたのだけど、それならなんで他の部分でみんなザルなんですかって思うわけでして。


グリーン車で寝ててパパラッチされた人も居るし、大臣クラス以上じゃないと基本的にSP連れて行動したりしない。国会議員だって、プライベートなタイミングで一人で好きな事をやる時間があるし自分で運転だってする。つまり、結局のところ普通の国会議員のセキュリティなんてそもそもがザルなんだと思います。これって矛盾してないかなと思うんですよ。


セキュリティ・安全上の問題であるなら、24時間やらないと意味が無いじゃないですか。元都知事が公用車でどっかいって叩かれて経費返したりしてましたけど、じゃあ公務外、プライベートの時間なら事故っても良いのかってそんな事はないでしょう。

 

本当にセキュリティ、安全性の問題なら24時間やるべきだし、でも現状そうなっておらず、かつ大きな問題も起きてないのであれば結局の所「黒塗りの高級車は必要ない」って結論の方が筋が通ってる気がします。車はマーチで良いし新幹線も普通席で良いじゃん。マジで聞きたいんだけど、なんでダメなの……?あの、黒塗りの高級車って、間近で見ると威圧感あって本当に怖いんだよ……? 絶対良くないと思うなぁ。

 

・赤じゅうたんが無いと外交上舐められるから

 

そんなわけない。

 

・政治家が良いご飯を食べたらダメなのか?

 

ダメとは言わないけど、当たり前みたいな顔して特別待遇でレストランの個室に案内されてちゃダメだと思う。政治家やってる間はそれも仕事だと思ってなるべく普通の人と同じような暮らしをしていて欲しい。給料はばんばん貯金したりしてさあ

 


過去に僕は何度か政治家と呼ばれる人達に取材しに行った事があって、皆さんそれぞれ素敵な人で話も面白いし、「政治家とはこういう人達なのか……!これは勝てない……!」と思った事も事実だ。「人間的魅力とはこういうことか」と思う事も多かった。みんな賢いのである。何を聞いてもポンポン的確な答えが返ってくるし、つい納得させられる変なオーラをまとっていたりする。ユーモアだってある。「こういう人が上司なら良いなぁ~~~」って思わせられた事は間違いない。

 

僕はそういう政治家さん達の事が好きである。みんな尊敬すべき、えらい人達だと思っている。そんなえらい人達が一生懸命やっている仕事が大変な仕事である事は理解できる。だからインタビューにも答えた通り、「報酬を減らせ」とはこれっぽっちも思ってない。むしろ政治家とか官僚の人達についてはもっと給料アップしてあげて欲しいなと思ってるくらいだ。

 

だけど、やっぱり黒塗りの高級車は頂けない。必要だとも思わない。そんな賢い人達に、黒塗りの高級車の後部座席から、玄関のドアを開けさせながら颯爽と登場して欲しくないな、と思うのです。本当は「こういうの、必要なくない?」って言って欲しい。

別にそれによって維持費がどう、とか税金の無駄使いがどう、とかそういう部分を問題視しているのではなく、その「権威」「特別待遇されてる感」みたいなものこそよくないな、と思うからだ。別に玄関のドアなんて自分で開けたっていいじゃん。

権威を欲しがるのは無能な証拠でもあるし、「権威は腐敗する」っていうのは世の常なわけで、それならその根幹にある「権威」をそもそもなくした方が良いんじゃないの?ってのが僕の言いたいところであります。いや本当に。権威、権力って腐敗するんだからさあ。

そりゃあ誰だって、高級車に乗せられて送り迎えされて、行く先々でドアを他の人に開けて貰って、赤じゅうたん踏んで迎え入れられて、「先生!先生!」なんて言われてれば「おれは偉くなったんだ!」って勘違いするし、その特権を捨てるのが惜しくなりますよ。政治家みたいに、落選したらもうただの人、みたいな商売であればなおさら。

 

今回の民進党の分裂劇だって、国民からすればあれだけ見苦しい事になっているのも、結局のところ「国会議員っていうポジションを捨てたくなくてしがみつく人たちが大量に居るから」だと思っています。

仮にこういう特権がなく、元々が「国会議員もただの人」であるなら、そこまでして見苦しくその身分にしがみつこうと思う人だっていなくなるわけだし、そういう人達にきっちり退場してもらってこそ、はっきりと政策について論じる事がスタート出来るんじゃないかと。

 それに、インタビュー中にも書いた通り「庶民感覚からズレてきてる」っていうこともすごく根幹部分の問題だと思っている。「政治」っていうテーマが、どんどん「普通の人達」の手から離れて行っているような気がするからだ。僕が朝日新聞の取材に答えた事に対し、「勉強してから言え」みたいなコメントがばんばんついた事がその典型である。今の政治って、政治が好きな人、詳しい人だけで集まって議論して殴り合って、それによってなんとなく世論が形成されているようにも見えるけど、はっきりいって「普通の人」からすると置いてけぼりも良い所である。だから投票にだって行かない。何かを言っても、「お前には勉強が足りない」って失笑されるから。何度も言うけど、だから投票に行かない。

 

普通の人達は平日昼間に国会の前でデモなんてできないし、普通の人は政治家に直接陳情したりもしない。言ってしまえば、普通の人はTwitterで政治について語ったりもしない。そういう意味では僕だって決して「普通の人」ではない。


だけど、そういう「普通の人」がどう幸せに、楽しく暮らして行けるかを考えるのも政治の大切な仕事である。だから、普段は声の小さい、でも母体としては大きな「普通の人達の声」を拾い上げるような仕組みが必要なんじゃないかと思うわけです。

 

それがインタビュー中に答えた、「普通の暮らしをする」という事であったり、「SNSでどんどん意見を吸い上げる」という事だったりする。
普段野球やってない人に野球のルールを変えられるわけがないし、市役所に怒鳴り込んで来た人が「これをなんとかしろ!」って言ってるような事より、Twitterで市民が「これなんとかならないかな?」って呟いてる事の方がより多くの人にとって身近な問題だったりすることは容易に想像できるはずだ。普通の暮らしをしてるからこそ気付く問題だってあるはず。

 

そんな諸々の感情もあってああいうインタビュー記事になり、これに対する批判の意見は勉強にもなったし真摯に受け止めたいと思うのだけど、それにしたって政治的なインタビューとはいえ、思った事を率直に言ってるだけでこれだけあーだこーだ言われるとは思わなかった。

 

 

 

  

 はてブについてるコメントなんかを見ても、「詳しくないなら語るな」みたいな人が大量に居たのだけど、それはたぶんおかしい。「なんか語ってるけどそれ間違ってるからな」ならわかる。「正しくはこうだよ」もわかる。でも「そもそも語るな」っていうのはおかしな話で、詳しくても詳しくなくても語って良いのが政治ってもののはずである。記事のテーマだって「インフルエンサーに聞く」であって「専門家に聞く」ではない。それに政治にかかわる事って「これが正解!」っていうものがない。ないからこそ政治的な解決が必要になる。正解がない以上、右だろうが左だろうが、かならずどっかに突っ込み所があるものだし、それを全部綺麗にした上でやっとこさ発信出来るってなったら本当に誰も発言できなくなってしまう。

 

政治って多分にナーバスなもの、思想に関わる事だからか、何かしらの考えがあってもそういう議論を避ける人は恐らく多いし、今回の僕の事例の通り、結局の所は叩かれるし、そういった知らぬ存ぜぬの姿勢を取る事の方が賢いやり方であることは間違いないのだけど、でもそういう風潮って変だし、良くないことだよなぁと思っています。

 

本当はインターネット投票なんかがスタートして、そういう「普通の人」が政治に参加するハードルがグッと下がれば良いんだろうけど、でも当分そうなる予兆もないわけで、それまでは少なくとも「普通の人」によるネット上の議論なんかはもっとたくさんあっても良いのではないか。でも現状でそういうふるまいを行うと、自称「詳しい人達」が大挙してやって来て右も左も大合唱で「勉強が足りない!」って怒鳴るのが実情だ。こんな現状で「国民はもっと政治に関心を持て」って言われたって、政治家は雲の上の存在だし、SNSで政治の話も出来ないし、マスコミもどんどん怪しくなってくるし、そしたら遠く離れた政治の事より、明日の会社の仕事の心配事を優先させるのが当然になる。こんな状況下で、どうやって政治に関心を持てばいいんだ。

 

「サラリーマンブロガー」こそ攻守最強 (ヨッピーの本が出ました)

こんにちは。ヨッピーです!
本を出したので宣伝させてください!!!

 

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www.amazon.co.jp

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

早速レビューも書いて頂いててめちゃめちゃ褒められてる!
今度土下座して足とかペロッペロ舐めてやるからな!ありがとな!

 

ちなみに、あがってきた表紙を見て「情報商材屋っぽさすごいな」とか思ったんですけど、
これくらいキャッチーじゃないと売れないのかもしれない。

そもそもこの本、売れる、のか…?

ちなみにこの本はビジネス書、特にサラリーマン向けの本で、「なんで雑魚ライターのお前がサラリーマンを語れるんだよ」って言われそうなので一応言っておくと、僕はライターになる前までは商社で営業職、つまりはサラリーマンをしていたのである。

今でこそ年がら年中、Tシャツにサンダルといった、やる気ゼロパーの昭和のヒッピーみたいな恰好で、高層ビルに入居するクライアントの所にお邪魔しては「もっとギャラをくれなきゃここで死んでやる!!!人殺し!!!!」などと、地面をゴロゴロ転がって泣いてわめき散らすことで、その対応にウンザリしたクライアントから小銭をチャリンチャリン集めてなんとか生活しているわけですけれども、サラリーマン時代はこれでもちゃんとスーツを着て「ヘヘーッ!これが新しい商品でガス!買ってチョ!」と得意先の所に頭を下げに行く毎日を送っていたのであります。

大学を卒業してから新卒で入社、そして2011年に退社するまでの約7年間、在籍していた商社においてはそれなりに真面目に働いてはいたものの、じゃあその「ヨッピーはサラリーマンとしてどうだったのか」みたいな部分においては率直に言って「可もなく不可もなく」くらいのものである。以前に「前職の上司にダメ出しをされる」という地獄みたいな記事を書いた事があるのだけど、その記事に出て頂いた元上司によると当時の僕は営業として「物怖じしないし、相手の懐に飛び込むのが上手い」みたいな長所があった一方で、「仕事が雑」という致命的な欠陥もあった。詳しいところは下の記事を見るとわかりやすいかもしれない。

 

persol-tech-s.co.jp

 

その僕に対する上司の論評は「まあ、合ってるよな」というのが正直な所で、実際その会社で働いている最中もしょっちゅう上司に怒られていて、「稟議書の提出が遅い」「遅いし間違ってる」「遅いし間違ってるどころか、そもそも稟議書を書かずにクライアントと新しい話をスタートさせてる」みたいな話がたくさんあってその度に呼び出されて怒られたし、いつも僕のデスクだけ異常に散らかっていて「お前、ちょっとは片付けろよ!」と課長から怒られた僕がとりあえず机の上を綺麗に整理し、ピカピカにしてから「片付けました!」って意気揚々と課長に報告した2分後、机に散らかっていた書類をロッカーにグッチャグチャに詰め込んだけであったのがバレて「お前、舐めてんのか!」ってとんでもない勢いで怒られたこともある。

 

端的に言って「典型的なダメサラリーマン」だったわけです。特に事業部長クラスのえらい人達にはだいぶ嫌われてたんじゃなかろうか。あの世代の人達は身だしなみとかにうるさい人も多く、ネクタイをきっちり締めずに散らかった机で仕事をし、出してくる書類は一人だけ雑で遅かった僕が好かれる要素なんてまるでない。「あいつをなんとかしろ」って直属の課長なんかは事業部長からよく怒られてたらしい。引継ぎ業務ですら僕のツメが甘くて後任が大変な目に遭ったそうだし、まったくもってひどい話である。

 

しかしながら、そんなダメサラリーマンだった僕ですら、まあ本の帯にも書いてある通り、(あんまり大っぴらには言いたくはないけど)サラリーマン時代に比べてずいぶん収入も増えたし、ライターとして普段行けないような場所に行けたり、普段会えないような人に会える仕事にありつくことが出来たのである。サラリーマン時代は「ツメが甘い」なんて言われてたのに、ライターになってからはしつこいくらいの執着心をもって仕事に取り組んでもいる。この記事なんてその典型で、「KDDIにも編集担当にも、NECにもMicrosoftにもサジを投げられたのに、そこで諦めずにまったく面識もなかった週刊アスキー編集部に泣きつく」という離れ業をやってのけてなんとか完成まで漕ぎつけた。URLが変わったので数値はリセットされてるけれども、当時爆発的にウケて2000ブクマ近く集めたような気がする。

 

time-space.kddi.com

 


そんなわけで「営業からライターに」という僕の転身については今のところ「まあまあ上手くいってる」と言えると思う。

そんな中で「営業とライター、全く別の業種なのに何故トントン拍子に転身出来たのか?」みたいな疑問もあるかもしれないけど、端的に言ってそれは僕が「サラリーマンと兼業してたから」というのがものすごく大きい。もちろん時代の流れっていう運もあったし周囲の人の助けもあったし、他にもいろんな要素があるのだけど、結局の所この「サラリーマン兼業だったから」という要素がかなりデカいんじゃないか。

 

僕は当時サラリーマンとしてお堅い会社で働く一方、会社に内緒で自分のブログを書き散らしたり、「オモコロ」というお笑いメディアでひどい記事を書きまくっていたのであります。この辺の記事はまだ僕がサラリーマンをしていた頃に書いたやつだ。

 

omocoro.jp

 

つまり、ライターに転身する前からこういった記事をインターネットで書き散らしていたので、「兼業ライターでもあった」と言える。


長々と書いてしまったのだけど、今日はこの「兼業リーマン最強説」について書きたい。

 

兼業リーマンが最強な理由

 

割とイケイケの起業家の人とか、ブロガーの一部には「リスクを取ってチャレンジしろ!」みたいな事を言う人が多いのだけど、あんなのは真に受けなくたって良いと思う。「つまんない仕事なんて辞めて、リスクを取ってチャレンジしようぜ!」みたいな風潮もそうだ。もちろん時にはリスクを取るのも大事だけど、取らなくて済むなら取らない方が良いのがリスクである。バンジージャンプのヒモにわざわざ切れ込みを入れてから飛ぶ人なんてどこにもいないのだ。

 

もし仮に、「ライターになりたいから、会社員を辞めてチャレンジしよう!」と一念発起した人が居たとしよう。会社を辞めた、貯金はそこそこある。まずは宣伝会議のライター講座を受けつつ、実績がないからクラウドソーシングでライター業務を探す。記事単価は1本500円だ。

記事1本500円で日当の1万円を稼ごうと思うと1日に20本の記事を書かなくてはいけない。1日に20本も書かなくちゃいけないから当然クオリティは追及出来ない。クオリティが追及出来ないからスキルが上がらない。スキルが上がらないから単価もあがらない。貯金が徐々に減って来てどんどん焦る。

 

僕はこれを「稼げずの谷」と呼んでいるのだけど、この「稼げずの谷」に落ち込んでしまって抜け出せないパターンはものすごく多い。「ブログで食うぜ!」みたいなのも
同じようなパターンをなぞる人は多く、確かにずっと書き続けていればいつかはそこそこ稼げるようになるかもしれないけど、それまでの「稼げずの谷」の期間を乗り越えるまでに挫折する人が9割くらいを占めるんじゃなかろうか。

 

この「稼げずの谷」は本当に厄介で、「自由になりたい!」と思ってサラリーマンを辞めたはずなのに、サラリーマン時代以上に不自由な生活を送るハメになったりもする。何故なら「食わなきゃいけない」というプレッシャーと戦わなきゃいけないからだ。サラリーマンを辞めた時こそ、サラリーマンとして決まった金額を毎月貰える事のありがたさが身に染みてわかると思う。サラリーマンを辞めたら、食うためにやりたくもない仕事、単価の安い仕事をこなさなくてはいけない。そこに労力を取られるせいでどんどん「自由」から遠くなる。そうなると完全に本末転倒だ。

 

 

だから僕は、「何かをするために」サラリーマンを辞める必要なんてないと思っている。

 

 

世の中にある大半の「やりたいこと」なんてサラリーマンをやりながらでも出来る事がほとんどだ。ライターもそうだし、ブロガーもそうだし、漫画家もイラストレーターも、DJもブログラミングも音楽もお笑いもダンスも起業も全部そうだ。飲食店だってあいた時間にバイトとして潜り込むことからはじめればいい。

 

僕は常々、サラリーマンとしてかっちり給料を貰って生活の基盤を整えつつ、あいた平日の夜や土日の時間を使ってそういった「兼業」「趣味」に励むのが一番賢いやりかただと思っていて、その「兼業」が軌道に乗って「これだけでやっていけるんじゃね?」くらいの感覚をつかめた時こそがサラリーマンを辞めても良いタイミングである。最初から上手く行くかどうかもわからないのに、サラリーマンという保証されている身分を捨ててしまうのはそれこそ「バンジージャンプのヒモに切れ込みを入れる行為」だと思っていて、それはあまりにもリスキーではなかろうか。

 

「サラリーマンやりながら漫画なんて描けるか!」みたいな論があるかもしれないけど、でも描けるのである。フォロワーが90万人、「猫のぽんた」で爆発的な人気を誇る、鴻池剛くんだってサラリーマンとして働く傍らで漫画を描いてたわけだし、僕のまわりにはサラリーマンをしながら土日にライターやブロガーとして記事を書いてる人だってたくさん居る。そしてみんな割と楽しそうだな、とも思う。

 

逆に言えば「サラリーマンを辞めなきゃ出来ないような仕事」はそもそもその人に向いてない仕事である可能性が高い。サラリーマンをしながら、土日を費やしてでも、「それがやりたい!」と思えるようなものこそが「向いてるもの」であって、「土日はゆっくりしたいから漫画なんて描きたくない」「土日にブログの記事なんて書きたくない」って思うのであればそもそも漫画家もブロガーも向いてないのだ。

 

もしこれがサラリーマンをしながらのチャレンジで「漫画家やってみよ!」って思い立ったとして、「どうも描けない」「ウケない」「やっていける気がしない」みたいな事が判明すればまた別の事にチャレンジすることも出来るけど、サラリーマンを辞めてしまっていては方向転換なんてそんなに簡単じゃあない。

 

「やりたくない仕事をしなくて済む」というメリットもある。イラストレーターとして1枚1000の仕事に3時間もかけていたら生活が立ちいかなくなるけど、兼業なら1000円のイラストに8時間かけたって別に食うに困るようになるわけでもない。つまりはクオリティが追及出来る。ブログの記事だってそうだ。ブログで食ってる人の記事より、会社員やりながら片手間で更新している人の記事の方が手間暇かかっててとんでもないクオリティのものが含まれているケースはすごく多い。

 

だから、「やりたいことのために、サラリーマンを辞める」みたいな大きなリスクを背負う必要はないし、サラリーマンをやりながら「やりたいこと」を追及する事だって実はそんなに難しい事ではないのである。僕はサラリーマンをやりながらライターを兼業していたことによって、サラリーマンを辞めてからも好きな事を追及する仕事に就く事が出来たし、サラリーマン時代、あんまにダメ人間だった僕がそれなりに実績を残せている事を考えると、これを読んでる皆さんにも、「実はめっちゃ向いてるもの」なんかがあるかもしれないなぁと思っていて、そういうのをそれぞれが追及する世の中こそ、「面白い世の中」であるはずなのだ。

 

だから、皆さんもサラリーマンをやりながら、何かしら「これだ!」みたいなものを見つけて欲しいなぁと思うのであります。僕はその、何かしらのお手伝いがしたいのだ!!!

 

 

~そしてここから本の宣伝です~

 

みたいな!!

内容を!!!!

実例やら数字やらを挙げながらツラツラ書いた本が発売されました!!

キャピピピピーー!

 

 

 

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www.amazon.co.jp

 

Kindle版もあるよ!
Kindle版は今日配信開始で、本は明日から届くはず!

全部書下ろしやで!

 

なんとなく、世にある自己啓発書のたぐいって「とにかくチャレンジしろ!」みたいな内容が多くて、「そうは言ってもそう簡単にリスクなんて取れるかバカチン!リスクを取らずにやるもっと上手いやり方だってあるわ!」って思ったので書きました!

目次はざっくりこんな感じです!

 

第一章:会社員に向いてないサラリーマン

1.僕の仕事を紹介します

2.新卒で入った会社の仕事が死ぬほどつまらなかった話

3.会社でふざけちゃいけないのは当たり前、なのか?

4.個人のやりがいがない方が、組織が上手くまわるという不幸

5.日本の大企業はなぜダサいのか

6.ノーギャラでも「オモコロ」の仕事を続けた理由

7.上司や恋人に責められても続けた理由

8.人は幸せになるために生きている

9.そして、会社を辞めた

10.タガが外れたら、むしろ儲かるようになった

11.好きで仕方がない事を仕事にした方が断然強い

 

第二章:趣味をお金に変えよう

1.こっそりと、2足のわらじを履こう

2.すぐに稼げる、なんて美味い話はない

3.せっかく会社を辞めたのに、やりたくない仕事をやる羽目にならないための心得

4.「好きなものが見つからない」という人は単にまだ気づいてないだけ

5.「消費する趣味」と「生産する趣味」の違い

6.人に見られることで趣味は発展してゆく

7.情報は発信する所に集まる

8.趣味を「生産型」に変えるのはそんなに難しいことじゃない

9.続けてさえいれば、お金はあとからついてくる

10.会社を辞めても良い3つの条件

11.僕の収入に関する本当の話

12.確認しておきたい、会社を辞める事のメリットデメリット

 

第三章:明日クビになっても生き延びるための思考法

1.「わかる未来」についてとことん考える

2.紙媒体に書かずに「WEBライター」になった理由

3.儲かりそうな椅子の探し方

4.「儲かる椅子」の見分け方

 

第四章:逃げるが勝ち!の仕事術

1.ライバルに勝つために「ちょい足し」のススメ

2.日本人は「戦略」を考えるのが苦手

3.自分にとっての「神様」は誰なのか問題

4.僕がインターネットで「怒る」理由

5.価値観がブレそうな付き合いはしない

6.六本木の会員制バーには行くな

7.アイデアは道端に落ちてる

8.ゴールはプーチンと戦うこと

9.ウケる記事には方程式がある

10.「使える魔法」は使いまくろう

11.勝てない相手からはとっとと逃げよう

12.見栄のためのお金を費やすのは2流の証拠

13.「人脈」は「実力」の付属品である

14.とりあえず水風呂に入ろう

 

あとがき

 

 

以上です!頑張って書いたから良かったら買ってね!

 

大阪と福岡で飲み会やるよ!

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8月頭に大阪と福岡で飲み会やるよ!
当たり前だけど、未成年が来たら追い返すからな!
未成年以外なら誰でも参加可能だからぜひ来てね!

 

〇大阪の部 ~関西豚 全員皆殺しナイト~

 

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【日時】8月6日(日)19時~2時

【場所】なんば味園ビル 赤狼

https://sekirou.jimdo.com/

【アクセス】
大阪市中央区千日前2-3-9
ジャービル味園2F

 【会費】
自分達で飲み食いしたぶんだけで個別会計。
ひとり3,000円くらいあればいけるかなーって感じだそうです!

 僕は「一日店長」という名目で参加しますが、関西圏の豚どもを皆殺しにする勢いで泥酔して騒ごうと思います!よろしくお願いします!
 

〇福岡 ~調子こいてる福岡県民奈落の底に叩き落しナイト~

 

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 【日時】8月10日(木)18時~23時30分

https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40045930/

【アクセス】
福岡市大名2-6-11
FUKUOKA growth next 1F

 【会費】
同じく自分達で飲み食いしたぶんだけで個別会計。
チャージはかからないのでひとり2,000円くらいあればいけるかなーって感じ!

なんかシャンパンとか飲む感じの、しゃらくさいバーらしいので、調子こいてる福岡県民の連中を全員八つ裂きにする意気込みで泥酔したいと思います!よろしくお願いします!

 


大阪、福岡双方とも、あまりにも人が増えた場合は、早めに来た人から順番に「帰れ帰れ!」って追い出すかもしれません!たぶん大丈夫だけど!たぶん!

混雑具合は当日Twitterなんぞで呟くので特に事前予約が必要とかではないです!好きに来て好きに帰ればいいよ!

 

 

以上~~~!
ヨロシクネ~~~~!!

 

タイトルにPR入れる入れない問題とか色々

山本一郎さんとのイベントも終わった事だし、「色々騒ぎを起こしてすいませんね」という気持ちと「反省しなきゃな」という気持ちと「消耗した」という気持ちがごっちゃになっていますし、他にも色々誤解と言いますか、「それは事実じゃない!」ってムキーってなることもあったりするので全部まとめて書いておこうと思います。イベントのレポートについてはそのうちあがると思うのでそちらを見て頂ければと思います。

 

最初に言っておくとこのエントリって死ぬほど長いし、ひょっとしたらもっとアホだのボケだのって批判されるかも知れない。ただ、僕は以前「批判を恐れずに発言すること」よりも、「批判を恐れながら、多くの人に理解して貰う事を願って発言すること」の方が尊い、みたいな事をどこぞで言った事もあるのでその気持ちで書きます。つまり、僕を批判する多くの人達に、「出来れば理解して欲しいなぁ」と思いながら書いております。

 

 

【「それは誤解だぜ!」って言っておきたいこと】

 

・そもそも「記事が広告であること」を隠しているわけではない。

 

「ヨッピーはステマ野郎だ!」とか「金貰って書いた記事ならちゃんと書いておけ!」とかそういうのをわーっと言われたので憤激していますし、コメントとか見てると今回の件を誤認している人がかなり居るので改めて言っておきたいです。

 

今回の件は提供元を隠して広告記事を出す、いわゆる「ステマ」の問題とは全然別の問題です。


僕が広告記事を書くときはだいたい冒頭に「本日の記事は〇〇の提供でお送りします」って書いてあるし、なんなら本文中に「〇〇に頼まれたました」みたいな事を書くケースも多いです。他メディアの一般的な記事広告よりむしろしつこく告知してるくらいなのでステマ野郎と呼ばれるのはちょっと心外だなぁ、っていう。

今回の話は「記事タイトルにPR表記するかどうか」っていう話であって、「記事中にPR表記するかどうか」っていう問題ではありません。「テレビだと提供元書いてるのになんでネットの記事で書かないんだ」みたいな指摘もありましたけど、それはいわゆるステマの話であって今回の「タイトルに入れるかどうか」とは別の問題です。提供元はちゃんと記事中に示すのは大前提だとしても、その上で更にタイトルにもPRって入れるべきなの?どうなの?っていう話です。

 

その上で僕が関わってる記事の中ではちゃんとわかるように提供元を表記しておりますのでご理解頂ければ。

 

・「結局、ヨッピーはタイトルにPR表記するとPVが減るから嫌なんだろ論」について

 

もちろん減ると思います。表記して増える事はありえないわけですから、少なくとも減る事は間違いないでしょう。ただし、僕としては「減るだろうけど、それほど大きく減りはしないだろうな」くらいに以前から思ってます。それはおおつねさんにもご指摘頂いてる通りです。

 

 

そして今回の騒動があってからタイトルにPR入れた記事広告を何本か出しましたが、アクセスに関しては「今までとあんま変わらなくない?」って感じで、減ってるのか減ってないのかわからんなこれ、くらいの感触です。そういう意味では僕の予想はまあ正しかったのかなぁっていう。

 

※「そもそも、何故記事広告を書くのか?」についてはこのBuzzFeedの僕のインタビュー記事もぜひ見てね

www.buzzfeed.com

 

 

 

【今回の問題について補足的なアレコレ】

 

  ・「ギガが減る」について

FBで起こった議論中に、僕が突っ込んだのがおおつねさんの「ギガが減る」発言でして、これについての議論はFBにもあるのでお時間がある人は漁って頂ければと思うのですが、「タイトルにPR表記入れるかどうか問題」ついて僕は、「広告を嫌悪する人が、記事広告を通常記事だと思って開いた結果、広告と知ってガッカリするのをどうするかっていう議論」こそが本質だと思っていて、「広告を開いたせいで、ギガが減る事を嫌う人に対してどうするかっていう議論」になると本質がズレるな、と思っています。これは今でも変わってません。

 

「広告を嫌う人」の話をするなら広告の話をしていれば良いですが、「ギガが減る事を嫌う人」の話をするとじゃあフィードで流れる動画はどうなんだ、プロモーションツイートは表示前に許諾取ってから開かせろ、そもそもくだらない画像載せるなカス、お前のサイトの記事写真多くてギガが減るから事前に容量書いておけや、みたいな感じで広告以上に色んな事に飛び火しますし、そもそも発端となった記事広告って、容量からすると動画に比べたらそこまで大袈裟なものではないです。だから「ギガが減る」ことについては「なるべく親切であるべきだけど、そこまで配慮しだすとマジでキリが無くなるしインターネットやってられないよね」って思ってます。それは今でも変わりません。

 

 

 

 

 

 これについては最終的におおつねさんにもご理解いただけたのかなぁと思ってるのですがですが、僕が何度も「ギガが減る」という言葉にこだわったのは、さっきも言った通り、「それを根拠にすると何も話せなくなるから」です。だからその「ギガが減るのを嫌う人の話」をやめて、「広告を嫌う人の話」をしましょう、と呼び水を向けてるつもりだった、というのが長々とした議論の自分なりの意図です。

 

・おおつねさんの発言を晒した事について

 

これは僕も良くなかったなぁと反省しているので、おおつねさんにも「すいませんでした」とこの場を借りて謝罪しておきます。僕もたいがい煽り耐性が低く、ケンカっぱやい人間だし、議論自体は悪い事だとは思いませんが、議論する時の姿勢はやはり節度を持ってやらなきゃいけないなと反省しきりです。色々とすいませんでした。
しかしながら逆に言えば僕はこの「発言をさらしたこと」以外についてはFBの議論においても大筋において「間違った事を言ってるつもりはない」って今でも思ってます。 

 

【何故ヨッピーはタイトルにPR表記を入れるのが嫌がっていたのか】

 

1.PVが減るから

 

もちろん僕はPVが欲しいですから、それが減るのは嫌です。ただし、この理由については冒頭で書いた通り、あちこちで指摘されてるほど僕自身は大きく問題視しているわけではありません。「カネもうけの支障になるから入れないんだろ?」っていうのは、まあそういう風に捉える人が現れる事であろうことについては理解しますが、そんなに大きな問題ではないです。実際数字は目に見えてわかるレベルでは減ってないので……。

 

2.タイトルで文字数を削られるのが嫌だから

 

これはけっこう嫌でした。32文字のタイトル中、【PR】で4文字も消費してしまいますし。ただ、これについて、僕最初は記事のタイトルの頭を4文字削られるのって本当に嫌だなって思ってたんですけど、あれこれ見てると文末に放り込んでる媒体が多いみたいで、そのパターンで32文字以内でタイトルつければいいのかなと思ってますので、現在は「まあいいや」くらいに思ってます。「文末だと見ずに開く人が居るかもしれんから文頭に書け!」って言われたら流石に「そこまで面倒見れるか!」って思ってます。タイトル最後まで読まずに開いたら記事広告だったっていうのは流石に自己責任だと思うし、転載先だとタイトルが最後まで表記されない、とかならそれはその転載先の問題かと。そもそも記事広告だとほぼ転載されませんし。

 

3.他に飛び火する

 

ここからが本題で、かつ今回僕が言いたい事です。BuzzFeedのインタビューで答えた通り、そもそも「タイトル文でのPR表記」というのは「優良誤認」を防ぐための措置ではありません。優良誤認自体は記事中にわかる位置に表記する事で防げるからです。そういう意味ではテレビCMや雑誌なんかと同じようなルール、つまりは「広告である事がわかるように明示すること」というル-ルで基本的にはネットメディアも運営しているわけです。ステマ業者はいまだになくなりませんけれども。

その上で、「記事本文を見る前に広告表記しろ」って言うのは、テレビ番組で言えばCMに入る前に「これからCMがはじまります」って宣言すること、番組欄に提供元を書くこと、雑誌で言えば広告ページに入る前のページに「次のページは広告です」って入れるべきだっていう論に近いと思ってます。テレビだって点けたらCM中でがっかりして他のチャンネルに変える事はあるだろうし、雑誌だってページめくったら「広告かよ」って思ってがっかりして飛ばしたりってのはあると思うので。

 

ただし、テレビにしろ雑誌にしろ、はじまってから歴史も長いので視聴者の人達も「まあそんなものだよね」とか「広告が入ってる前提」を抱えながら見ているのに対して、ネットメディアの記事広告については歴史も浅く、「前提」が共有されていないのでテレビや雑誌に比べてクリックした先の記事で余計ガッカリするっていう側面はあると思います。

 

その上で「タイトルにPR入れよう」と言うのであれば、その根拠は「広告を嫌う人への配慮」っていう問題になるわけでして、こうなってくると、例えば広告以外にも、何に対して配慮すべきで、何に対しては配慮すべきではないかの明確な線引きがないので「下ネタ嫌いな人への配慮」「アフィリエイト嫌う人への配慮」「政治的な話題を嫌う人への配慮」みたいな話になってこないとも限りません。実際、今回の議論中にもアフィリエイトブログの方が批判記事を書いて、「じゃあお前も【アフィ】って書いておけや」みたいなコメント貰っていて、そのコメントにけっこうスターがついてました。他にも「ヨッピーの記事は読みたくないからヨッピーってタイトルに入れろ」みたいな話もありますし、虚構新聞はタイトルに虚構新聞って入れろ、っていう意見もありましたね。

 

別にその意見自体には異論反論無いですけれども、こんな感じで「なにかが嫌いな人への配慮」ってすごく線引きが難しいところなので、際限なく配慮配慮ってなって息苦しくなるのはすごく面倒くさいなって思ってます。今回のPR表記についてはその配慮を求める人が僕の当初の予想より多かったので「じゃあ入れるか」っていうことにしましたけど、じゃあ何人が声を挙げれば「多い」と判断されるのか、とかこういう話になるとマジでキリがない気がします。これってどうやって線引きするんだろう。

  

4.真面目な所ほど損をする

 

これもさっきのと並んですごく大事な所だと思っています。今回、「僕はたぶんそこまでPV減らないし、減っても別に生きていけるから大丈夫」みたいなノリで僕については表記を入れる事にしましたし、実際やっぱりあんまり減らなかったので僕自身はそれで良いんですけども、他のWEBメディアだと記事広告に対する流入数がかなり減る可能性が高いんじゃないかと思います。今回の議論が起こってから色んなメディアの人にヒアリングしましたけど、タイトルやサムネイルにPR表記入れてるメディアについては「通常記事より、やっぱりだいぶ減ります」って言ってました。

 

これってメディアにとっては死活問題かもしれないわけで、僕としてはそれを危惧しております。何故なら、ユーザーに対して配慮したメディアこそが真っ先に数字が落ちてしまうからです。

 

賭けてもいいけど、はてな周りでは割と議論になった今回の件を経ても、いわゆるキュレーションメディアなんて絶対タイトルにPRって入れない。提供元の表示だって小さいまんま。そしたら読者の要望に応えながら運営しているメディアほど数字が減る一方、のびのびと好きにやってるキュレーション勢は数字が落ちない。真面目な所は言わばハンデ戦でそういったメディアと戦わなくちゃいけなくなるわけで、読者の要望に応えた結果、むしろ全体としては読者の期待した未来にならない、みたいな事はじゅうぶんに起こりえるんじゃないかと思います。

 

もちろん、前提には提灯担ぐだけで中身のないPR記事が過去たくさんあって、そういった記事に過去ガッカリした人たちによって「記事広告はつまんないんだな」っていう前提を持たれたせいでPR表記をするとクリックされないっていう自業自得の側面もある事は間違いないので、各メディアの運営者はコンテンツの質を向上させる事に取り組む事が急務なわけですが、その前提の上でも、逆にPR表記せず、なんなら提供元も表記せずに堂々とステマ記事を載せてるメディアほど数字が落ちず、真面目に取り組んでるメディアの数字が落ちる、みたいな事態が起こり得るわけで、それって悪貨が良貨を駆逐するパターンになるんじゃないかなぁと思っています。

 

こういう状況下だとむしろ反作用の方が多いんじゃないかなー。少なくとも「タイトルにPR表記する流れこそ正しい」と考えるのであれば、同時に「そうじゃないメディアに対してはどうするのか」についても考えなくちゃ片手落ちだと思う。残念ながら、今のところはそういう議論まで進展してない。

 

【他にも色々と思うこと】

 

   ・狭い界隈での議論で決めてしまったことはちょっと短絡的だった

 

けっこう他の人から言われました。特にメディア運営の人達とか。はてブのコメントにも指摘がありましたけど、今回の件が大きく取り上げられたのっていわゆる「はてブ界隈」であって、かつ、僕が「じゃあタイトルに表記しますわ」って鞍替えしたのってやっぱりはてな周辺の人達の意見を見ての事なので、「特定のコミュニティの人達の意見で物事を決めるのは良くなかった」「もっと慎重にするべきじゃないか」みたいな事を言われて「まあそれもそうだなぁ」と思いました。「表記しないのはカネが欲しいからだろ」みたいな事をたくさん言われてちょっと腹が立ってたので「じゃあいいよもう!」ってなったと言いますか……。ただ、確かに短絡的だったなぁと反省すべき事ではあるのですが、最終的には「ヨッピー個人が今後どうするか」って話なので僕の好きに決めたっていいだろ、って思ってます。

 

・アンチが産まれたこと

 

僕はそんなにアンチがいないタイプの人間だと思っていたのですが、僕の言動が良くなかったのか最近、アンチらしき人が増えていて、率直に言えば悲しいです。

心当たりがある事はあれこれある、というかあり過ぎるくらいなので「逆に今までよくやってきたなぁ」って感じなのですが、今回の広告表記論争や、例えばボードゲームの記事に現金を持ち出して怒られたり(ボードゲームと賭博が混同される危険性とかぜんぜん考えてなかった)、アフィリエイトを揶揄するような発言をしてその界隈の人から叩かれたり、あとはTwitterの発言においていわゆるミサンドリーっぽい人からも怒られたりしました。

 

ただ、僕は「何かしら怒る人が出た以上、僕の考え方なり伝え方なり言葉なりが悪かったのだろう」と割とすぐ謝る人間でして、過去もそんな感じですぐ謝って撤回したりしてっていう挙動を取っていたのですが、これに対して思う事があったのでちょっと書いておきます。これで更に反感買うかも知れないけど。

 

「見てる人全員を納得させるのは不可能ではないか」と最近思いはじめております。

もちろん「理解してもらうための努力は続けるべきだし、『理解出来る人だけ理解してくれればいい』みたいな考え方はダメ」っていうスタンス自体は変わらないのですが、以前は「話せばわかってくれる。わかってくれないのは僕の言葉が間違ってるか、足りないからだ」みたいな認識だったものを、最近は「頑張ってもダメなものはダメなのかもしれない」と思い始めております。悲しい事ではあるのだけど。

 

僕なりに一生懸命説明したつもりでも、やっぱりずーっと理解されなくて、全然関係ない事を呟いても引用ツイートでずっとバカにされるとか「PCデポの件で悪質クレーマーの肩を持って以来、あなたがずっと嫌いだ」って言われて、全然関係ない記事書いてもこれまたずーっと批判され続けてるとか、僕としてはそういう人達にも理解して頂けるなら理解して欲しいのだけど、一度「スイッチ」が入ったらもう何言ってもダメっていうパターンってあるんだなって最近思っております。僕Twitterとか基本的にブロックしない主義だったんですが、「もうダメだーーー」と思う人についてはついブロックしてしまいました。

 

PCデポの件みたいに、自分なりに一生懸命、かなり気を配りつつも内部情報も引っ張り出して精査してあれこれやって出した記事において、「あれですらアンチって生まれるのか」って事を思えば「全ての人に嫌われない事は到底無理」なのかな、って感じです。悲しいけど。

 

僕はあの記事については今でも「世の中に必要だったはず」だと思っているし、あれをもって自分が間違った事をしたとは思っていないし、今回の広告の話でも基本的に言ってる事は間違ってないと思っていてそれを発信しているつもりなのだけど、議論を呼ぶような記事を書いて、僕に100パーセントの人が納得するような記事が書けない以上、どうやったってアンチが産まれるわけで、究極的には「そういう発言をしない事が一番かしこい」っていう事になる。だから僕はもう、あんまりキナ臭い事に首を突っ込むのはやめた方が良いんだろうなぁと思ってます。最近もエセ科学的なひどいクリニックを見つけたので腹が立ってツイートしたりしたんだけど、ああいうのは見つけた段階でしかるべき人にこっそり通報して、僕の代わりにやって貰う方がきっとかしこい。だから矢面に立って首を突っ込むような真似は控えようかと思ってます。昔と違って今では僕以外にも怒ってくれる人がたくさん増えたので。

 

ともあれ、話す事で理解が産まれる事は多々あるわけですし、議論自体がダメだとは思わないので、今後も僕に何かモノ申したい人が居るのであればTwitterなりFBなりで問いかけて頂ければと思います。ちゃんとお話合いをしてくれる姿勢であるなら、議論が平行線になろうがなんだろうがブロックしたりはしませんので。 

 

・今後について

 

まあ長々と書いてきましたが、少なくとも僕個人については「なるべくタイトルにPRって入れる」っていう方向でやってますので(とは言え最終的なレギュレーションはメディアが判断するのでダメな場合もあるかもしれないけど)、多少数字が落ちるかもしれないけどそれをコンテンツの質でカバーするように頑張ろう、ってな具合であることと、あとは僕もあーだこーだ言ってますが、根本にあるのは「良いインターネットにしたい」という気持ちでして、その過程とか方式とかに違いはあれども、その大前提においてはあらゆる人と一致しうるかなーと思ってますので、今後とも是々非々で、暖かい目で見守って頂ければなって感じです。

 

以上です! 

 

記事タイトルに「PR」って入れるかどうか問題について

FBで昨日からケンケンガクガクの議論があったので、

ちょうど良い機会だし観測気球的に色んな人の意見を聞きたいなと思っているのでこのエントリを書きました。

広告まわりの話なので「興味ねーぞ!」って人は読まなくても良いと思います。

 

【発端】

宮脇 淳 - ヨッピーさんの衣装が謎すぎるけど、スポンサードコンテンツやネイティヴ広告に関する理解が進む良記事でした。... | Facebook

↑のリンク先が舞台ではあるのですが、死ぬほど長いし登場人物が何人かいるので、僕とおおつねまさふみさんのやりとりにフォーカスしておきます。

 

「タイトルにPRって入れるかどうか問題」については僕が以前にBuzzFeedのインタビューで話した事が僕のスタンスであります。

www.buzzfeed.com

そもそも論として、PR表記をどうして入れなきゃいけないかというと、優良誤認を防ぐためでしょう。お金もらって宣伝しているのに、第三者の公平な視点の記事だと誤認させちゃうのは良くないぞ、と。だから、「この記事はお金をもらって書いてますよ」ということが見ている人にわかればいいのかなと思って、最近やってるPR企画はぜんぶ、冒頭に「本日の企画はどこそこの提供でお送りします」と入れるようにしてるんですけど、その一方で、見ている人たちの中には「記事のタイトルにもPRと入れろ」っていう人も出てくるわけです。

僕からすると、記事のタイトルって一番悩むところで、限られた文字数しかない中でパツパツに考えて決めてるのに、そこに【PR】とか入れてタイトル文の情報量が削られるのは嫌だなと思うんです。

じゃあなんで「タイトルにもPR表記入れて欲しい」っていう話が出て来るかと言うと、タイトル中に表記してあればPR記事を見たくないという人たちがタイトルを見てクリックするのを回避できるってことじゃないですか。でも、それって優良誤認とは関係ない話ですよね。ページを開けば「どこそこの提供です」って書いてあるわけだから誤認してなにか買ったりすることはない、と。

たしかにタイトルにPRって入ってたらクリックしなくて済むっていうメリットがあるかも知れないけど、それを言い出したら、ヨッピーの記事は見たくないから、タイトルに【ヨッピー】って入れろみたいな話になるじゃないですか。下ネタは絶対嫌いでクリックすらしたくないから、【下ネタ】って入れてくれとか。【暴言】とか【政治の話】なんて書かなきゃいけないかもしれない。それがエスカレートしたら注意書きだけでタイトル埋まっちゃわないか、と思うんですよね。

だから、タイトルに表記を入れるどうかって話と、どう優良誤認を防ぐかって話はまた別の話なんじゃないかと思ってます。それを言い出したらアフィリエイトリンクが張ってある記事にも全部表記しなきゃいけないのか、ってことになりますし。まぁ業界としてそうしようっていう話になればもちろん従いますけど!

 

 これです!

 

で、ケンケンガクガクの議論についてざっくり要約すると、

おおつねさんは「開いた時にギガが減る(パケット量を消費してしまうこと)のは嫌だからタイトルで開くかどうか事前に判断出来たほうが親切でしょ」

みたいなスタンスで、

 

僕は、

「広告が嫌いで見たくないから表記して欲しい、ならまだ理解出来るけど、パケットが減るのが嫌だから表記して欲しいっていうのはちょっと理解出来ない。それを言い出したら広告だけじゃなくて色んな事に飛び火するし、他人のパケット代まで気にしてたらそもそも自分だってインターネットやれないでしょ」

 

っていうスタンスです。だって、僕が何気なくTwitterにアップしたしょうもない写真に対して「パケット代もったいないからしょうもない写真あげるな」って言われたら理屈としては同じで言い返せないじゃないですか。言い返すとしても、「パケット残量減るのが嫌ならtwitter見るな」って言い返すのも「パケット残量減るのが嫌ならネット記事見るな」って言い返すのも結局同じ理屈になる。

 

なので、僕はこの辺の「ギガが減る」という問題と「タイトル中の広告表記どうするか」っていう問題はそもそも別のベクトルじゃん、と思っているのでおおつねさんとなかなかかみ合わないのですが、本題というか問題の本質は、

 

「広告記事を見たくない人が広告記事を見てしまって嫌な思いをすることにどう対応するか」

 

という事だと思ってます。インタビュー中にも答えた通り、優良誤認やギガが減るとかはあんまり関係ないけれども、また別のベクトルの問題としてこの問題が存在することは確かだなと思ってるわけです。だからこういう意味で「広告表記入れろ」と主張する人については理解出来る。議論の最中にも何回か書いてるけど。

 

で、これについて僕の正直な意見としては、

 

「ネット記事を開いて、期待していた情報と違うものが掲載されている事は広告に限らず往々にしてあるので、それを全部防ぐのはどう考えても不可能だけれども、少なくとも自分が関わっているものに関してはそれを防ぐ努力をするべきである。とは言え、限られた文章量しかないタイトルに【PR】って入れる事で4文字を消費する事とその配慮を配ることのバランスを考えるとタイトルに入れることはあまりしたくないので、タイトル文字を消費せずに【広告であることを事前に知らせる】という目的を果たす意味でサムネイルに埋め込むっていう案はどうだろう」

 

ってところです。このあいだ、どっかのブコメにも書いたけど。

ただし、僕はあくまで1ライターでしかないし媒体の方針とかもあるので「じゃあ明日から全部そうします」っていうわけにはいかないんだけど、とりえあえずやれる所からスタートしようと思っていて、こんな感じなら見ている人達にも割と納得して貰えるかなーと思っている。

 

そしてそれと同時に、やはり根本の原因であるところの「嫌われる広告」を「好かれる広告」に変える努力が必要だな、と思うわけです。サムネイルに「PR」って入ってるやつのほうがむしろたくさん読まれる、みたいな方が誰からも文句が出ない形だと思うので、それを実現するためにももっと頑張らないとなーって感じでガス。

 

しかしながら、ヨッピーというライター1個人として広告表記どうするか、っていう部分については上に書いたような対応で良いんじゃないかな、と思う一方で、1インターネットユーザーとしては「それを言い出したら宗教の話、政治の話、暴言、下ネタ、エロい画像、ホラー、アフィリエイトその他、苦手意識を持ってる人達が多そうな記事については全部入れろっていう理屈が成り立つので、それってめっちゃ息苦しくない……?」

 

って思ってます。だって、「広告記事は見たくないから事前に告知して欲しい」が成り立つのであれば、「アフィリエイトリンクは踏みたくないからアフィリエイト張ってる記事はタイトルに入れて欲しい」が成立するわけで、政治宗教下ネタ全部それが成り立ちません?っていう。

 

この辺ってどう思います?

 

【追記】

思ったより「タイトルに入れろ派」の人が多いので入れる方向でやろうかなと思います。ただし、本文中も書いた通り媒体ごとの方針もあるので今後全部ってわけにはいかないかもしれないけど自分に裁量があるやつに関してはそうします。

 

その上で予防線として張っておきたいんだけど、「ヨッピーの記事は読みたくないからヨッピーって入れろ」とか「下ネタなら下ネタって書け」とか言い出すと本当にキリがないので、その辺については別個の問題として捉えさせて頂きまする。