ヨッピーのブログ

ヨッピーのブログです

タイトルにPR入れる入れない問題とか色々

山本一郎さんとのイベントも終わった事だし、「色々騒ぎを起こしてすいませんね」という気持ちと「反省しなきゃな」という気持ちと「消耗した」という気持ちがごっちゃになっていますし、他にも色々誤解と言いますか、「それは事実じゃない!」ってムキーってなることもあったりするので全部まとめて書いておこうと思います。イベントのレポートについてはそのうちあがると思うのでそちらを見て頂ければと思います。

 

最初に言っておくとこのエントリって死ぬほど長いし、ひょっとしたらもっとアホだのボケだのって批判されるかも知れない。ただ、僕は以前「批判を恐れずに発言すること」よりも、「批判を恐れながら、多くの人に理解して貰う事を願って発言すること」の方が尊い、みたいな事をどこぞで言った事もあるのでその気持ちで書きます。つまり、僕を批判する多くの人達に、「出来れば理解して欲しいなぁ」と思いながら書いております。

 

 

【「それは誤解だぜ!」って言っておきたいこと】

 

・そもそも「記事が広告であること」を隠しているわけではない。

 

「ヨッピーはステマ野郎だ!」とか「金貰って書いた記事ならちゃんと書いておけ!」とかそういうのをわーっと言われたので憤激していますし、コメントとか見てると今回の件を誤認している人がかなり居るので改めて言っておきたいです。

 

今回の件は提供元を隠して広告記事を出す、いわゆる「ステマ」の問題とは全然別の問題です。


僕が広告記事を書くときはだいたい冒頭に「本日の記事は〇〇の提供でお送りします」って書いてあるし、なんなら本文中に「〇〇に頼まれたました」みたいな事を書くケースも多いです。他メディアの一般的な記事広告よりむしろしつこく告知してるくらいなのでステマ野郎と呼ばれるのはちょっと心外だなぁ、っていう。

今回の話は「記事タイトルにPR表記するかどうか」っていう話であって、「記事中にPR表記するかどうか」っていう問題ではありません。「テレビだと提供元書いてるのになんでネットの記事で書かないんだ」みたいな指摘もありましたけど、それはいわゆるステマの話であって今回の「タイトルに入れるかどうか」とは別の問題です。提供元はちゃんと記事中に示すのは大前提だとしても、その上で更にタイトルにもPRって入れるべきなの?どうなの?っていう話です。

 

その上で僕が関わってる記事の中ではちゃんとわかるように提供元を表記しておりますのでご理解頂ければ。

 

・「結局、ヨッピーはタイトルにPR表記するとPVが減るから嫌なんだろ論」について

 

もちろん減ると思います。表記して増える事はありえないわけですから、少なくとも減る事は間違いないでしょう。ただし、僕としては「減るだろうけど、それほど大きく減りはしないだろうな」くらいに以前から思ってます。それはおおつねさんにもご指摘頂いてる通りです。

 

 

そして今回の騒動があってからタイトルにPR入れた記事広告を何本か出しましたが、アクセスに関しては「今までとあんま変わらなくない?」って感じで、減ってるのか減ってないのかわからんなこれ、くらいの感触です。そういう意味では僕の予想はまあ正しかったのかなぁっていう。

 

※「そもそも、何故記事広告を書くのか?」についてはこのBuzzFeedの僕のインタビュー記事もぜひ見てね

www.buzzfeed.com

 

 

 

【今回の問題について補足的なアレコレ】

 

  ・「ギガが減る」について

FBで起こった議論中に、僕が突っ込んだのがおおつねさんの「ギガが減る」発言でして、これについての議論はFBにもあるのでお時間がある人は漁って頂ければと思うのですが、「タイトルにPR表記入れるかどうか問題」ついて僕は、「広告を嫌悪する人が、記事広告を通常記事だと思って開いた結果、広告と知ってガッカリするのをどうするかっていう議論」こそが本質だと思っていて、「広告を開いたせいで、ギガが減る事を嫌う人に対してどうするかっていう議論」になると本質がズレるな、と思っています。これは今でも変わってません。

 

「広告を嫌う人」の話をするなら広告の話をしていれば良いですが、「ギガが減る事を嫌う人」の話をするとじゃあフィードで流れる動画はどうなんだ、プロモーションツイートは表示前に許諾取ってから開かせろ、そもそもくだらない画像載せるなカス、お前のサイトの記事写真多くてギガが減るから事前に容量書いておけや、みたいな感じで広告以上に色んな事に飛び火しますし、そもそも発端となった記事広告って、容量からすると動画に比べたらそこまで大袈裟なものではないです。だから「ギガが減る」ことについては「なるべく親切であるべきだけど、そこまで配慮しだすとマジでキリが無くなるしインターネットやってられないよね」って思ってます。それは今でも変わりません。

 

 

 

 

 

 これについては最終的におおつねさんにもご理解いただけたのかなぁと思ってるのですがですが、僕が何度も「ギガが減る」という言葉にこだわったのは、さっきも言った通り、「それを根拠にすると何も話せなくなるから」です。だからその「ギガが減るのを嫌う人の話」をやめて、「広告を嫌う人の話」をしましょう、と呼び水を向けてるつもりだった、というのが長々とした議論の自分なりの意図です。

 

・おおつねさんの発言を晒した事について

 

これは僕も良くなかったなぁと反省しているので、おおつねさんにも「すいませんでした」とこの場を借りて謝罪しておきます。僕もたいがい煽り耐性が低く、ケンカっぱやい人間だし、議論自体は悪い事だとは思いませんが、議論する時の姿勢はやはり節度を持ってやらなきゃいけないなと反省しきりです。色々とすいませんでした。
しかしながら逆に言えば僕はこの「発言をさらしたこと」以外についてはFBの議論においても大筋において「間違った事を言ってるつもりはない」って今でも思ってます。 

 

【何故ヨッピーはタイトルにPR表記を入れるのが嫌がっていたのか】

 

1.PVが減るから

 

もちろん僕はPVが欲しいですから、それが減るのは嫌です。ただし、この理由については冒頭で書いた通り、あちこちで指摘されてるほど僕自身は大きく問題視しているわけではありません。「カネもうけの支障になるから入れないんだろ?」っていうのは、まあそういう風に捉える人が現れる事であろうことについては理解しますが、そんなに大きな問題ではないです。実際数字は目に見えてわかるレベルでは減ってないので……。

 

2.タイトルで文字数を削られるのが嫌だから

 

これはけっこう嫌でした。32文字のタイトル中、【PR】で4文字も消費してしまいますし。ただ、これについて、僕最初は記事のタイトルの頭を4文字削られるのって本当に嫌だなって思ってたんですけど、あれこれ見てると文末に放り込んでる媒体が多いみたいで、そのパターンで32文字以内でタイトルつければいいのかなと思ってますので、現在は「まあいいや」くらいに思ってます。「文末だと見ずに開く人が居るかもしれんから文頭に書け!」って言われたら流石に「そこまで面倒見れるか!」って思ってます。タイトル最後まで読まずに開いたら記事広告だったっていうのは流石に自己責任だと思うし、転載先だとタイトルが最後まで表記されない、とかならそれはその転載先の問題かと。そもそも記事広告だとほぼ転載されませんし。

 

3.他に飛び火する

 

ここからが本題で、かつ今回僕が言いたい事です。BuzzFeedのインタビューで答えた通り、そもそも「タイトル文でのPR表記」というのは「優良誤認」を防ぐための措置ではありません。優良誤認自体は記事中にわかる位置に表記する事で防げるからです。そういう意味ではテレビCMや雑誌なんかと同じようなルール、つまりは「広告である事がわかるように明示すること」というル-ルで基本的にはネットメディアも運営しているわけです。ステマ業者はいまだになくなりませんけれども。

その上で、「記事本文を見る前に広告表記しろ」って言うのは、テレビ番組で言えばCMに入る前に「これからCMがはじまります」って宣言すること、番組欄に提供元を書くこと、雑誌で言えば広告ページに入る前のページに「次のページは広告です」って入れるべきだっていう論に近いと思ってます。テレビだって点けたらCM中でがっかりして他のチャンネルに変える事はあるだろうし、雑誌だってページめくったら「広告かよ」って思ってがっかりして飛ばしたりってのはあると思うので。

 

ただし、テレビにしろ雑誌にしろ、はじまってから歴史も長いので視聴者の人達も「まあそんなものだよね」とか「広告が入ってる前提」を抱えながら見ているのに対して、ネットメディアの記事広告については歴史も浅く、「前提」が共有されていないのでテレビや雑誌に比べてクリックした先の記事で余計ガッカリするっていう側面はあると思います。

 

その上で「タイトルにPR入れよう」と言うのであれば、その根拠は「広告を嫌う人への配慮」っていう問題になるわけでして、こうなってくると、例えば広告以外にも、何に対して配慮すべきで、何に対しては配慮すべきではないかの明確な線引きがないので「下ネタ嫌いな人への配慮」「アフィリエイト嫌う人への配慮」「政治的な話題を嫌う人への配慮」みたいな話になってこないとも限りません。実際、今回の議論中にもアフィリエイトブログの方が批判記事を書いて、「じゃあお前も【アフィ】って書いておけや」みたいなコメント貰っていて、そのコメントにけっこうスターがついてました。他にも「ヨッピーの記事は読みたくないからヨッピーってタイトルに入れろ」みたいな話もありますし、虚構新聞はタイトルに虚構新聞って入れろ、っていう意見もありましたね。

 

別にその意見自体には異論反論無いですけれども、こんな感じで「なにかが嫌いな人への配慮」ってすごく線引きが難しいところなので、際限なく配慮配慮ってなって息苦しくなるのはすごく面倒くさいなって思ってます。今回のPR表記についてはその配慮を求める人が僕の当初の予想より多かったので「じゃあ入れるか」っていうことにしましたけど、じゃあ何人が声を挙げれば「多い」と判断されるのか、とかこういう話になるとマジでキリがない気がします。これってどうやって線引きするんだろう。

  

4.真面目な所ほど損をする

 

これもさっきのと並んですごく大事な所だと思っています。今回、「僕はたぶんそこまでPV減らないし、減っても別に生きていけるから大丈夫」みたいなノリで僕については表記を入れる事にしましたし、実際やっぱりあんまり減らなかったので僕自身はそれで良いんですけども、他のWEBメディアだと記事広告に対する流入数がかなり減る可能性が高いんじゃないかと思います。今回の議論が起こってから色んなメディアの人にヒアリングしましたけど、タイトルやサムネイルにPR表記入れてるメディアについては「通常記事より、やっぱりだいぶ減ります」って言ってました。

 

これってメディアにとっては死活問題かもしれないわけで、僕としてはそれを危惧しております。何故なら、ユーザーに対して配慮したメディアこそが真っ先に数字が落ちてしまうからです。

 

賭けてもいいけど、はてな周りでは割と議論になった今回の件を経ても、いわゆるキュレーションメディアなんて絶対タイトルにPRって入れない。提供元の表示だって小さいまんま。そしたら読者の要望に応えながら運営しているメディアほど数字が減る一方、のびのびと好きにやってるキュレーション勢は数字が落ちない。真面目な所は言わばハンデ戦でそういったメディアと戦わなくちゃいけなくなるわけで、読者の要望に応えた結果、むしろ全体としては読者の期待した未来にならない、みたいな事はじゅうぶんに起こりえるんじゃないかと思います。

 

もちろん、前提には提灯担ぐだけで中身のないPR記事が過去たくさんあって、そういった記事に過去ガッカリした人たちによって「記事広告はつまんないんだな」っていう前提を持たれたせいでPR表記をするとクリックされないっていう自業自得の側面もある事は間違いないので、各メディアの運営者はコンテンツの質を向上させる事に取り組む事が急務なわけですが、その前提の上でも、逆にPR表記せず、なんなら提供元も表記せずに堂々とステマ記事を載せてるメディアほど数字が落ちず、真面目に取り組んでるメディアの数字が落ちる、みたいな事態が起こり得るわけで、それって悪貨が良貨を駆逐するパターンになるんじゃないかなぁと思っています。

 

こういう状況下だとむしろ反作用の方が多いんじゃないかなー。少なくとも「タイトルにPR表記する流れこそ正しい」と考えるのであれば、同時に「そうじゃないメディアに対してはどうするのか」についても考えなくちゃ片手落ちだと思う。残念ながら、今のところはそういう議論まで進展してない。

 

【他にも色々と思うこと】

 

   ・狭い界隈での議論で決めてしまったことはちょっと短絡的だった

 

けっこう他の人から言われました。特にメディア運営の人達とか。はてブのコメントにも指摘がありましたけど、今回の件が大きく取り上げられたのっていわゆる「はてブ界隈」であって、かつ、僕が「じゃあタイトルに表記しますわ」って鞍替えしたのってやっぱりはてな周辺の人達の意見を見ての事なので、「特定のコミュニティの人達の意見で物事を決めるのは良くなかった」「もっと慎重にするべきじゃないか」みたいな事を言われて「まあそれもそうだなぁ」と思いました。「表記しないのはカネが欲しいからだろ」みたいな事をたくさん言われてちょっと腹が立ってたので「じゃあいいよもう!」ってなったと言いますか……。ただ、確かに短絡的だったなぁと反省すべき事ではあるのですが、最終的には「ヨッピー個人が今後どうするか」って話なので僕の好きに決めたっていいだろ、って思ってます。

 

・アンチが産まれたこと

 

僕はそんなにアンチがいないタイプの人間だと思っていたのですが、僕の言動が良くなかったのか最近、アンチらしき人が増えていて、率直に言えば悲しいです。

心当たりがある事はあれこれある、というかあり過ぎるくらいなので「逆に今までよくやってきたなぁ」って感じなのですが、今回の広告表記論争や、例えばボードゲームの記事に現金を持ち出して怒られたり(ボードゲームと賭博が混同される危険性とかぜんぜん考えてなかった)、アフィリエイトを揶揄するような発言をしてその界隈の人から叩かれたり、あとはTwitterの発言においていわゆるミサンドリーっぽい人からも怒られたりしました。

 

ただ、僕は「何かしら怒る人が出た以上、僕の考え方なり伝え方なり言葉なりが悪かったのだろう」と割とすぐ謝る人間でして、過去もそんな感じですぐ謝って撤回したりしてっていう挙動を取っていたのですが、これに対して思う事があったのでちょっと書いておきます。これで更に反感買うかも知れないけど。

 

「見てる人全員を納得させるのは不可能ではないか」と最近思いはじめております。

もちろん「理解してもらうための努力は続けるべきだし、『理解出来る人だけ理解してくれればいい』みたいな考え方はダメ」っていうスタンス自体は変わらないのですが、以前は「話せばわかってくれる。わかってくれないのは僕の言葉が間違ってるか、足りないからだ」みたいな認識だったものを、最近は「頑張ってもダメなものはダメなのかもしれない」と思い始めております。悲しい事ではあるのだけど。

 

僕なりに一生懸命説明したつもりでも、やっぱりずーっと理解されなくて、全然関係ない事を呟いても引用ツイートでずっとバカにされるとか「PCデポの件で悪質クレーマーの肩を持って以来、あなたがずっと嫌いだ」って言われて、全然関係ない記事書いてもこれまたずーっと批判され続けてるとか、僕としてはそういう人達にも理解して頂けるなら理解して欲しいのだけど、一度「スイッチ」が入ったらもう何言ってもダメっていうパターンってあるんだなって最近思っております。僕Twitterとか基本的にブロックしない主義だったんですが、「もうダメだーーー」と思う人についてはついブロックしてしまいました。

 

PCデポの件みたいに、自分なりに一生懸命、かなり気を配りつつも内部情報も引っ張り出して精査してあれこれやって出した記事において、「あれですらアンチって生まれるのか」って事を思えば「全ての人に嫌われない事は到底無理」なのかな、って感じです。悲しいけど。

 

僕はあの記事については今でも「世の中に必要だったはず」だと思っているし、あれをもって自分が間違った事をしたとは思っていないし、今回の広告の話でも基本的に言ってる事は間違ってないと思っていてそれを発信しているつもりなのだけど、議論を呼ぶような記事を書いて、僕に100パーセントの人が納得するような記事が書けない以上、どうやったってアンチが産まれるわけで、究極的には「そういう発言をしない事が一番かしこい」っていう事になる。だから僕はもう、あんまりキナ臭い事に首を突っ込むのはやめた方が良いんだろうなぁと思ってます。最近もエセ科学的なひどいクリニックを見つけたので腹が立ってツイートしたりしたんだけど、ああいうのは見つけた段階でしかるべき人にこっそり通報して、僕の代わりにやって貰う方がきっとかしこい。だから矢面に立って首を突っ込むような真似は控えようかと思ってます。昔と違って今では僕以外にも怒ってくれる人がたくさん増えたので。

 

ともあれ、話す事で理解が産まれる事は多々あるわけですし、議論自体がダメだとは思わないので、今後も僕に何かモノ申したい人が居るのであればTwitterなりFBなりで問いかけて頂ければと思います。ちゃんとお話合いをしてくれる姿勢であるなら、議論が平行線になろうがなんだろうがブロックしたりはしませんので。 

 

・今後について

 

まあ長々と書いてきましたが、少なくとも僕個人については「なるべくタイトルにPRって入れる」っていう方向でやってますので(とは言え最終的なレギュレーションはメディアが判断するのでダメな場合もあるかもしれないけど)、多少数字が落ちるかもしれないけどそれをコンテンツの質でカバーするように頑張ろう、ってな具合であることと、あとは僕もあーだこーだ言ってますが、根本にあるのは「良いインターネットにしたい」という気持ちでして、その過程とか方式とかに違いはあれども、その大前提においてはあらゆる人と一致しうるかなーと思ってますので、今後とも是々非々で、暖かい目で見守って頂ければなって感じです。

 

以上です! 

 

記事タイトルに「PR」って入れるかどうか問題について

FBで昨日からケンケンガクガクの議論があったので、

ちょうど良い機会だし観測気球的に色んな人の意見を聞きたいなと思っているのでこのエントリを書きました。

広告まわりの話なので「興味ねーぞ!」って人は読まなくても良いと思います。

 

【発端】

宮脇 淳 - ヨッピーさんの衣装が謎すぎるけど、スポンサードコンテンツやネイティヴ広告に関する理解が進む良記事でした。... | Facebook

↑のリンク先が舞台ではあるのですが、死ぬほど長いし登場人物が何人かいるので、僕とおおつねまさふみさんのやりとりにフォーカスしておきます。

 

「タイトルにPRって入れるかどうか問題」については僕が以前にBuzzFeedのインタビューで話した事が僕のスタンスであります。

www.buzzfeed.com

そもそも論として、PR表記をどうして入れなきゃいけないかというと、優良誤認を防ぐためでしょう。お金もらって宣伝しているのに、第三者の公平な視点の記事だと誤認させちゃうのは良くないぞ、と。だから、「この記事はお金をもらって書いてますよ」ということが見ている人にわかればいいのかなと思って、最近やってるPR企画はぜんぶ、冒頭に「本日の企画はどこそこの提供でお送りします」と入れるようにしてるんですけど、その一方で、見ている人たちの中には「記事のタイトルにもPRと入れろ」っていう人も出てくるわけです。

僕からすると、記事のタイトルって一番悩むところで、限られた文字数しかない中でパツパツに考えて決めてるのに、そこに【PR】とか入れてタイトル文の情報量が削られるのは嫌だなと思うんです。

じゃあなんで「タイトルにもPR表記入れて欲しい」っていう話が出て来るかと言うと、タイトル中に表記してあればPR記事を見たくないという人たちがタイトルを見てクリックするのを回避できるってことじゃないですか。でも、それって優良誤認とは関係ない話ですよね。ページを開けば「どこそこの提供です」って書いてあるわけだから誤認してなにか買ったりすることはない、と。

たしかにタイトルにPRって入ってたらクリックしなくて済むっていうメリットがあるかも知れないけど、それを言い出したら、ヨッピーの記事は見たくないから、タイトルに【ヨッピー】って入れろみたいな話になるじゃないですか。下ネタは絶対嫌いでクリックすらしたくないから、【下ネタ】って入れてくれとか。【暴言】とか【政治の話】なんて書かなきゃいけないかもしれない。それがエスカレートしたら注意書きだけでタイトル埋まっちゃわないか、と思うんですよね。

だから、タイトルに表記を入れるどうかって話と、どう優良誤認を防ぐかって話はまた別の話なんじゃないかと思ってます。それを言い出したらアフィリエイトリンクが張ってある記事にも全部表記しなきゃいけないのか、ってことになりますし。まぁ業界としてそうしようっていう話になればもちろん従いますけど!

 

 これです!

 

で、ケンケンガクガクの議論についてざっくり要約すると、

おおつねさんは「開いた時にギガが減る(パケット量を消費してしまうこと)のは嫌だからタイトルで開くかどうか事前に判断出来たほうが親切でしょ」

みたいなスタンスで、

 

僕は、

「広告が嫌いで見たくないから表記して欲しい、ならまだ理解出来るけど、パケットが減るのが嫌だから表記して欲しいっていうのはちょっと理解出来ない。それを言い出したら広告だけじゃなくて色んな事に飛び火するし、他人のパケット代まで気にしてたらそもそも自分だってインターネットやれないでしょ」

 

っていうスタンスです。だって、僕が何気なくTwitterにアップしたしょうもない写真に対して「パケット代もったいないからしょうもない写真あげるな」って言われたら理屈としては同じで言い返せないじゃないですか。言い返すとしても、「パケット残量減るのが嫌ならtwitter見るな」って言い返すのも「パケット残量減るのが嫌ならネット記事見るな」って言い返すのも結局同じ理屈になる。

 

なので、僕はこの辺の「ギガが減る」という問題と「タイトル中の広告表記どうするか」っていう問題はそもそも別のベクトルじゃん、と思っているのでおおつねさんとなかなかかみ合わないのですが、本題というか問題の本質は、

 

「広告記事を見たくない人が広告記事を見てしまって嫌な思いをすることにどう対応するか」

 

という事だと思ってます。インタビュー中にも答えた通り、優良誤認やギガが減るとかはあんまり関係ないけれども、また別のベクトルの問題としてこの問題が存在することは確かだなと思ってるわけです。だからこういう意味で「広告表記入れろ」と主張する人については理解出来る。議論の最中にも何回か書いてるけど。

 

で、これについて僕の正直な意見としては、

 

「ネット記事を開いて、期待していた情報と違うものが掲載されている事は広告に限らず往々にしてあるので、それを全部防ぐのはどう考えても不可能だけれども、少なくとも自分が関わっているものに関してはそれを防ぐ努力をするべきである。とは言え、限られた文章量しかないタイトルに【PR】って入れる事で4文字を消費する事とその配慮を配ることのバランスを考えるとタイトルに入れることはあまりしたくないので、タイトル文字を消費せずに【広告であることを事前に知らせる】という目的を果たす意味でサムネイルに埋め込むっていう案はどうだろう」

 

ってところです。このあいだ、どっかのブコメにも書いたけど。

ただし、僕はあくまで1ライターでしかないし媒体の方針とかもあるので「じゃあ明日から全部そうします」っていうわけにはいかないんだけど、とりえあえずやれる所からスタートしようと思っていて、こんな感じなら見ている人達にも割と納得して貰えるかなーと思っている。

 

そしてそれと同時に、やはり根本の原因であるところの「嫌われる広告」を「好かれる広告」に変える努力が必要だな、と思うわけです。サムネイルに「PR」って入ってるやつのほうがむしろたくさん読まれる、みたいな方が誰からも文句が出ない形だと思うので、それを実現するためにももっと頑張らないとなーって感じでガス。

 

しかしながら、ヨッピーというライター1個人として広告表記どうするか、っていう部分については上に書いたような対応で良いんじゃないかな、と思う一方で、1インターネットユーザーとしては「それを言い出したら宗教の話、政治の話、暴言、下ネタ、エロい画像、ホラー、アフィリエイトその他、苦手意識を持ってる人達が多そうな記事については全部入れろっていう理屈が成り立つので、それってめっちゃ息苦しくない……?」

 

って思ってます。だって、「広告記事は見たくないから事前に告知して欲しい」が成り立つのであれば、「アフィリエイトリンクは踏みたくないからアフィリエイト張ってる記事はタイトルに入れて欲しい」が成立するわけで、政治宗教下ネタ全部それが成り立ちません?っていう。

 

この辺ってどう思います?

 

【追記】

思ったより「タイトルに入れろ派」の人が多いので入れる方向でやろうかなと思います。ただし、本文中も書いた通り媒体ごとの方針もあるので今後全部ってわけにはいかないかもしれないけど自分に裁量があるやつに関してはそうします。

 

その上で予防線として張っておきたいんだけど、「ヨッピーの記事は読みたくないからヨッピーって入れろ」とか「下ネタなら下ネタって書け」とか言い出すと本当にキリがないので、その辺については別個の問題として捉えさせて頂きまする。

 

 

オフ会的なものをあれこれやります

こんにちは。「慌てる乞食はもらいが少ない」の「慌てる乞食」ことヨッピーです。

お金、ちょうだい!(挨拶)

 

まあそんなことはどうでも良いのですが、前々からやろうやろうと思ってて着手出来てなかったやつをあれこれ告知したいと思います。

 

【ひとつめ:銭湯貸切オフ】

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僕が勝手に「交互浴の聖地」って呼んでる高円寺の小杉湯さんのご厚意で、貸切銭湯オフをやらせて頂けることになりました!昼間の銭湯は最高や!
交互浴やってみたい!銭湯大好き!って人なんかは来ると良いと思います!

 

【日時】

4月15日(土)13時集合

13時半~14時半まで入浴

 

【会費】

一人500円(レンタルタオル、入浴料込み)

 

【募集人数】

男性30人

女性30人

 

まあ銭湯だし女性はあんま来ないだろうなとも思うのですが、女性が来て頂いても全然オッケーです。

二次会は適当に高円寺の居酒屋とかで飲むのが良いかなと思ってまする。

二次会の会費は4000円を予定!

 

ちなみにこのオフ会に来る人は必然的にヨッピーのポコチンを見ることになると思うのですが、見た人は全員Twitterとかで「マジでデカかった」「鬼無双って感じ」「ドラゴンが股間から生えてた」とか言うと良いと思います。

 

参加希望者はこのFBイベントページの参加ボタンを押してくだされ!
人数に達したら締め切ります!

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小杉湯貸切 交互浴の集い

 

FBのアカウント無いけど参加したい、って人は僕のTwitterにDM飛ばすなりLINE飛ばすなりしてください!

でも基本的にはFBで参加してね!(人数の管理が面倒だから)

 

【ふたつめ:サイバーエージェントのカネで飲む会】

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ヨッピーがabemaTVに出た事で頂いたギャラを全額バラ撒くからみんなで飲もうよ、っていう会です。手持ちのお金4万円を供出しますので、チャージ料1000円1ドリンク付きを40人分オゴります!

無くなり次第終了!

 

この日は閉店までこちらのお店で僕もうだうだ泥酔していると思いますので、「おごり分は無くなったけど、まあ自腹でもいいか」って人は適当に来ると良いと思います。

ただし、こちらのお店はキャパが20人くらいなのと、あとこういう無料イベントみたいなのやるとお前らみたいな乞食が大量にやって来ることが予想されるので、とりあえず参加状況見て人数があまりにも多そうなら一部二部制で完全入れ替えとかにするかもしれません。

 

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サイバーエージェントのカネで飲む会

 

参加希望者はこちらのイベントページの参加ボタンを押すといいです。同じく「FBのアカウント持ってない!」って人はTwitterのDMなりLINEなり飛ばして頂ければと思うのですが、なるべくFBで参加してくれると助かります!

 

あと、小杉湯貸切にしろサイバーエージェントのカネで飲む会にしろ、準備がちょっと大変かも知れないので幹事っていうか手下?的な?お手伝いをしてくれる人も募集中でガス!

 

【みっつめ インスタグラム講座】

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これもう明日26日の開催なのですが、要らない洋服の交換会的なイベントだそうで、

なんでこのキラキラした人たちに囲まれて僕が混ざってるのか意味不明なのですが、とにかくこのイベントの11時からのトークセッション?に出ます!

 

「今更聞けないインスタグラム講座」と題して、

「インスタグラマーってステマでいくらくらい貰えるの?」

「なんでみんな谷間出すの?」

「全員ヤリマンって本当?」

 

とかそういうゲスい話を聞いていこうと思います。

僕自身がそうなんですが、「インスタグラム、わけわからん!」みたいな人は来ると良いかもしれません。

 

 あ、ちなみに飲み会は当然未成年禁止だからね!!

 

以上~~~~!

よろしくね~~~~~!

 

 

 

2016年にヨッピーが書いた記事まとめ

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こんにちは。ヨッピーです。

年の瀬になって周囲の人から「いやー、今年はヨッピーさんあちこちで暴れ回ってましたね!」とか言われまくるので「なんぞ!人をチンピラみたいに!ワシは完全に平和主義者じゃい!」って激怒していたのですが、こないだ公開された「はてなブックマーク年間ランキング」を見ると、僕の記事でランクインしている、上位3つの記事が全部ネットチンピラみたいな振る舞いのものだったので「これは完全無欠のチンピラですわ」って思いました。

 

hatenanews.com

 

こういうのやりだしたのって「だって!誰もやってくれないから自分でやるしかないじゃん!」っていうマインドが根底にあるんですけど、ここ最近はBuzzFeedJapanさんやねとらぼさん、あとはDeNA殺しの朽木誠一郎くんなんかが頑張ってくれるのでめちゃくちゃ心強いです。あとは世論に任せて当分は大人しくしてよう……(サイバーエージェントは引き続きやるけど)

 

そんなわけで今年書いた記事を適当に抜粋して2016年を振り返ってみようと思います。

 

travel.spot-app.jp

 

今年は観光の記事もたくさん書いたのですが、そもそもなんでこれをやりだしたかって言うと「大阪 観光」って検索かけた時に上位表示されるキュレーションメディアの記事がめちゃくちゃ雑で腹が立ったからです。「絶対に外せない!大阪の観光スポット60選!」みたいな記事が出てきますからね。絶対に外せない観光地60選て。旅行で60個も行けるわけないやんけ。こういう現状に気付いたので「ちゃんと現地で取材する記事をたくさん書こう」と思った次第です。あとは「経費で好きな所に生き放題!キャッホウ!」みたいな気持ちです(公私混同)

 

ちなみに僕は大阪産まれなんですけど、大阪は良い街ですよ!一週間くらいがーっと休み取って大阪を拠点に京都、神戸、奈良あたりも一緒に行くと良いと思う。

  

 

haken.inte.co.jp

ドメイン変わったから数値が変です

 

量子力学って意味不明すぎて逆に面白いな~~」っていう感覚を具現化させたつもりの記事です。僕は完全無欠の文系人間なのですが、それだけに理系の人達に対する尊敬の念というか憧れみたいなものを強く持っておりますので、これ以外にも「理系」をフックにした記事を今年はたくさん書いたように思います。

 

haken.inte.co.jp

 

※同じくドメイン変わったので数値が変です

 

これはもう完全に僕の「趣味」としての記事です。僕は学研の「学習と科学」で育った人間なのでなつかしさが爆発しました。僕は特に「科学」が好きで自分に子供が出来たら絶対に取ろうと思ってたんですが残念ながら今は廃刊です。悲しい。でも大人の科学シリーズは面白いものが多いので、買って子供と一緒に遊んでも良いかも知れない。

 

 

superx.jp

 

セメダインさんの企画で工作を頑張った記事です。お手伝いして頂いた株式会社BUDDHAの人達のおかげなんですが、思ったより工作に手間暇と経費がかかって、頂いた予算の大部分を経費で使ってギャラが全然残らない、という自爆営業みたいな形になりました。そんなわけで「僕、子供の頃こういうの欲しかったんだよなぁ……」という気持ちを爆発させて作ったのですが、気付いてみたら僕さっきから公私混同ばっかりしてますね。

 

togech.jp

 

「佐賀を佐賀そう」でお馴染みの佐賀県ですが、普通に良い所でした。特に海鮮が安くて美味い!九州観光する時なんかは、福岡→佐賀→長崎みたいなルートで色々巡るのが良い気がする。この一連の企画で佐賀県知事に出てきて頂いたりもしたのでそちらも良かったらどうぞ!

 

togech.jp

 

 

travel.spot-app.jp

 

別府温泉って、マジでちょっと他の温泉地とは「別格」っていうレベルの温泉天国で、その別府温泉を崇拝している僕が周囲の人達に別府の良さをプレゼンすると、だいたいみんな「えーっ!そんなに良い所なんだ!行きたい!」みたいになるので、「別府の良さが全然伝わってないやんけ!広報不足ちゃうか!」ってむかついて別府市長に文句を言いに行く、っていう記事です。いまだに、この取材をなんで別府市が受けてくれたのかがわかりません。

 

omocoro.jp

 

個人的に大好きな、「オモコロらしい」やつです。「セブ山に4000円取られる」という被害に遭ったので、その仕返しに「しつこくセブ山のメガネを強奪しまくる」っていう記事なのですが、目の前でメガネをスられた人が現れると笑いが止まらなくなる、という法則を発見しました。撮影中笑い過ぎてお腹めっちゃ痛かった。

 

togech.jp

 

これも思い入れが深い記事です。僕は思いっきり「ハゲ丸」の世代なので……。こないだも忘年会でのむら先生をお見掛けしたんですが、大層酔っぱらっててゴキゲンでした。

 

haken.inte.co.jp

 

ドメイン変わったので数値が変です

 

いやー、これも良い記事ですね……。自分で言うのもアレですけど……。

こういう「技術」みたいなものプライド賭けてやってる人達には頭が下がりますでホンマに……。

 

r.gnavi.co.jp

 

味を表現する時の「キレ」とか「コク」とかが完全に意味不明なので、それについて追及した記事です。この記事のせいでグルメライターを引退するハメになりました。なんでよ。今後は記事中に美味しいものを食べても「美味い!」に徹して味の表現は一切しないでおこうと思います。

 

omocoro.jp

 

個人的に年間で一番のお気に入り記事がこれ。IQ高いのか低いのかよくわからない感じで良いですね。この企画を受け入れてくれたカインズホームさんには感謝の気持ちしかない。

 

travel.spot-app.jp

 

熊本の観光記事!熊本は~~~!良い所だぞ~~~~~~~~!

 

haken.inte.co.jp

 

PCデポ騒動で疲れ切った僕が「スマホ無し旅」に出発した記事です。「スマホで情報が見れないと、旅がドラクエみたいになる」っていう良い気付きと、神がかった出会いがあったりで偶然にも助けられた良い記事だと思います。

 

news.denfaminicogamer.jp

 

今年、ヒット記事を連発しまくっていた「電ファミニコゲーマー」さんで書かせて頂いた記事です。くにおくんシリーズ大好き!電ファミニコゲーマーさんはマジで骨太、かつめちゃくちゃ面白いインタビュー記事がたくさんあるのでゲーム好きの皆さんは読んでみると良い!

 

news.denfaminicogamer.jp

 

 

suumo.jp

 

「コラムっぽいの書いてみたいなぁ」とか思ってたらコラムっぽい仕事が来たので書きました。上野最高!

 

haken.inte.co.jp

 

有名な「ヤマハのコピペ」がどこまで本当なのかYAMAHAに聞きに行く、っていう記事です。企画自体はシンプルなんですが、YAMAHAという会社が持つ「凄味」みたいなものでかなり拡散したように思います。稀有な会社やでホンマに……。

 

travel.spot-app.jp

 

完全に趣味の記事です。銭湯と水風呂が好きすぎて書きました。

 

 

srdk.rakuten.jp

 

思いつきで自転車でハンバーグを食べに行ったら死にそうになった、っていう記事です。そして企画の予算を全部自転車代と経費に使ったのでギャラが1円も残りませんでした。僕はいったい、何をしてるんだろう……。

 

haken.inte.co.jp

 

「変人しかいない」「あいつらはマジでヤバい」みたいな噂が絶えない「数学者」について、九州大の千葉先生に色々聞いた記事です。「頭の中に無限に広がる黒板がある」とか、僕もこういう脳味噌が欲しいわ……。

 

omocoro.jp

 

侍魂の健さんや兄貴の館の兄貴さんなど、懐かしのテキストサイトレジェンドさん達を集めて飲み会をしました。これも最早完全に「おっさんたちが飲んでるだけ」の記事なんですが、スポンサー付きなのでタダ酒飲めるし最高!って感じです。

 

 

以上、書いた記事を適当にばーっと抜粋しましたが、基本的に更新報告は僕のTwitterかLINE@(LINEのID検索で  @yoppymodel  で出て来る)で行ってますので、今後も読んでやるか、という人はフォローなり登録なりして頂ければと思います。

 

 

 こういうカスみたいな呟きをしています。

 

そんなわけで長々と書いてしまいましたが、僕みたいなネットチンピラが立派な企業の方々にもお相手して頂いたり、まがりなりにも銭ころ様を頂いて生活が成り立っているのも全て「僕の記事を読んでくれる人がいるから」という部分に行きつくわけでして、そもそも読者の方々が居なければ僕なんか誰にも相手して貰えないだろうし、当然お金だって貰えないし、そうなるとオレオレ詐欺出し子として逮捕されて今頃は独房で般若心経を写経していたかもしれません。

 

そんな感じで「2016年もたくさんの人にお世話になったなぁ」という感謝の気持ちを込めて、皆様のおかげで頂いたお金を財布に突っ込んで、年末営業の雀荘にでも出かけて日本経済を景気よくまわしていこうかな、という次第です。

 

以上、本年関わって頂いた全ての方に感謝の気持ちを込めて。

 

ヨッピー

 

 

11月18日、五反田で「全員エンジニア飲み会」を開催します!

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明日です明日!

明日「全員エンジニア飲み会」みたいなのやります!

五反田です!

 

【日時】

11月18日(金)19:00 ~ 終電くらい。好きな時間に来て好きな時間に帰ればいいよ!

【場所】

五反田 コワーキングスナック

contentz.jp

 

【会費】

チャージ500円+1ドリンク基本500円(キャッシュオンです。現金と引き換えにお酒貰うやつ)

 

【500円メニュー】

ビール:ハートランドカールスバーグハイネケンヱビス

カクテル:ハイボール、ラムコーク、ジントニックカンパリソーダ、カシスオレンジ

ワイン:グラスワイン(赤・白・スパークリング)

焼酎:芋、麦

日本酒

ソフトドリンク:ウーロン茶、緑茶、ジンジャーエール、オレンジジュース、コーラ

高い飲み物もあるのでそれを飲みたい人は別途店員さんに相談してください!

【食べ物】
乾きものくらいしか無いです!
何か食べてから来ると良いよ!

※ただし、特別待遇で出前の寿司取ってる人が居ますけど、それは僕がお手伝い頂いた方々に奢らされてるだけなので他の人のぶんはないです。ごめんなさい。

【参加資格】
男女問わずITエンジニアであること。成年していること。


そんな感じ!
以前書いた「偽エンジニアは転職エージェントを騙せるか!?」みたいな企画で、
騙すための戦法を一緒に考えてくれた人達と打ち上げをやることになりましてですね、
「どうせならわーっと呼び掛けてみよう!」みたいなノリになったので幅広く募集してみる事にします!


「てめぇ!なんで急に言うんだよ!」

 

「金曜日なんて暇じゃねぇんだ!」

 

「そもそもエンジニアが19時に仕事終われると思ってんのか!?」

 

 

みたいな意見もあると思いますが、

前もって言っておいて予想外にたくさん集まってしまって当日入店出来なかったら、

「せっかく予定開けたのに……」みたいな事に成りかねないので、

木曜日のこのタイミングで「明日暇だな……何しよ……」みたいなテンションの人が来れば良いんじゃないかなと思いました。

 

なので、たぶん大丈夫だと思いますが、「たくさん人が来すぎてやべーぞ!」みたいな事になるかもしれず、その際は混雑状況を随時僕のTwitterなりで発信しますので、来る前にチェックするなり呼び掛けてくれるなりすると良いと思います!キャパは30人くらい!(ほぼ立ち飲みになる)

 

僕のTwitter

twitter.com

 

19時から終電くらいまでダラダラやるので、「ちょっと顔出してみるかな~」くらいの人もぜひ~~~~!

 

【注意点】

Mac派、WIN派などの宗教論争禁止

・仕事のスカウト目的禁止(これをきっかけに仲良くなって、ウチ来る?みたいなのはもちろんオッケー)

 

以上~~!

よろしくね~~~!

 

 

ネイティブ広告ハンドブックと広告業界の「蹴鞠おじさん」について

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wikipediaより

 

「ネイティブ広告ハンドブック2017」というのがJIAA、日本インタラクティブ広告業界から公開されてそれについてひと悶着あったので書いておきます。

 

※業界以外の人は読んでも何も面白くないと思います

 

ネイティブ広告ハンドブック2017

http://www.jiaa.org/download/JIAA_nativead_handbook.pdf

 

このハンドブックではいわゆるネイティブ広告についての解説と、「こうやって運用した方が良いよね」「ステマはダメだよね」みたいな事について書かれているのですが、このハンドブックに対してライターの方々から感想が投下されます。

 

 

これらのツイートに対して広告業界のえらい人たちがバッシバシツイートを投下。

  

 

 

 

みたいな。あとはこのトゥギャッターにまとめられてるものもざっと見ておくといいかもしれない。

 

togetter.com

 

この「ネイティブ広告ハンドブック」の内容については、確かに「業界人なら読んでおくべき」って内容である事は間違い無いのですが、その一方で「読みづらい」という声が挙がった事に対して「読めないお前が悪い。勉強不足」という論調で一方的にやっつけるのは少し違うんじゃないかと思うのです。

 

これに違和感を覚えたので僕が自分のFBで以下の文章を投下しました。

 

【むかついたから書く】

「ネイティブ広告ハンドブック2017」の事である。
http://www.jiaa.org/download/JIAA_nativead_handbook.pdf

この内容についてライタークラスタの人々が「読解が大変」「難しい」などと呟いたところ、ギョーカイの(恐らくは)偉い人達から「お前もプロなら最低限これくらい読解出来るようになれ」「最近の若手はこんな程度か」「レベルが低すぎる」「これが難解ならライター失格」みたいな、けっこう辛辣なワードがボッコボコ飛び出したのだ。

これについて反論する。

 

僕はこの「プロなら読めて当然だろ」みたいな、受け手のリテラシーに丸投げするようなやり口が大嫌いで、特に広告まわりには何故かこういう人達がたくさん沸いて出て来るのが不思議でしょうがないなと常日頃から思っているのでこの際に書いておきたい。

 

・難解な文章でもすらすら読めるようにライターは努力すべき

 

という論はわかる。
そりゃまあ読めないよりは読める方が良いよね、という一般論的な話だ。
ただ、今回の場合はそれと同時に、

 

・発信者側もなるべく多くの人に理解されるようにコンテンツを作るべき

 

というのも成立するはずで、「読めない」というライターだけを一方的に批判するのはどう考えたっておかしい。だって、この「ネイティブ広告ハンドブック」については業界関係者以外も理解しておいた方が良いに決まっているからだ。


ネイティブ広告に触れるのは読者であり消費者であって、それが適切に展開されているのかどうかの判断基準はその消費者達も持っていた方が良いに決まっている。

大多数の消費者がこのガイドブックの内容を理解していた方が、業界の適正化に寄与するのは明らかでしょう。飲料にくっついている成分表が難解で「業界の関係者なら読めるように」なっていたら困るのである。

 

そもそも、WEBメディア界隈は言ってしまえば素人がばんばん参入してくる業界でもある。大学出たての新卒がメディアの編集長をやってる事なんてザラにあるわけで、
そういう実情を知らないわけがないくせに、そういう人達でもスッと読めるような努力を放棄して「これだから素人は」みたいな目線で語るのは傲慢だし、最初から「業界関係者なら読めるでしょ?」「読んで当然でしょ?」という姿勢で来るのは発信者側のエゴでしかない。

 

ライター側はネイティブアドに対して理解する姿勢と、理解出来るまで読むという努力が必要な事を自覚するのと同時に、発信者側も「わかりづらい」という反応を真摯に受け止めて改善に努めるというのが同時に成立する事こそ、本来の適切な、業界のあるべき姿なのではないかと思った所存です。

以前電通の勉強会で「貴方達がこれまでにやってきたのは蹴鞠だ。選ばれた貴族が良くわからない言葉と良くわからないルールで良くわからない試合をしてきた。今まではそれでよかったのかもしれないけど、デジタルはそうはいかない」って言ったのはこの辺に対する批判も含んでおります。

 

という内容。

僕のスタンスとしては「広告に関わるライターは読む努力をしなくちゃいけないよね、でも発信者も『読みづらい』という意見は真摯に受け止めなきゃだよね。WEBの発展と共にメディアには素人もガンガン参入してくるからね」という感じです。

 

で、これに対して偉い人達からすると「そもそも業界人向けに作ったものだから、難しいなんて素人の意見にイチイチ付き合ってられん」っていう事なのかなって思ってて、まあそれはそれで一理あるかなとも思うんですよ。例えば医者向けの機関紙なんかに「難解だぞ。専門用語使うな」ってイチャモンつけるのは明らかにおかしいわけで。ただまあメディアの場合は免許制度があるわけじゃないし「今後も素人がどんどん参入してくる」っていうのが加わるのでややこしいわけですが。めちゃくちゃ人気のある大学生Youtuberとかも居るわけだし。

 

まあそんな感じで議論が進んで行くのかなーと思ってたのですが、その後僕のFB上で、その業界の偉い人と行われたやりとりが「あー、これは象徴的だなぁ」と思ったのでざっとまとめてみます。

まず一人目が高広伯彦さん。ギョーカイの偉い人だそうです。

 

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議論している所に突然の哲学めいた問いかけ。

「なんぞ?」と思ったのですがとりあえず答えました。

 

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何故かナチスドイツに例えられてしまいました。

そうなるとまあ、当然こう聞くじゃないですか。

 

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ね。僕も答えたんだから。

そしたら返答がこう。

 

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フリーザかな?」って思った。

いや「僕に」とか言われても貴方が誰なのかそもそも知らんし。

 

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これですよこれ。

これこそが「相変わらず蹴鞠をやってらっしゃいまんな~」って思うんです。

 

 

 まあそのマクルーハンについては知らなかった僕が無知なだけなんだろうし、その内読んでみようと思うのですが、「ギョーカイ人なら最低このくらいは読んでて当然だよね~」みたいな、そのサブカルオタクのマウンティング合戦的な思い込みが広告業界を変なモノにしてると思うんですよね。

 

その後も「どこを起点にするか」とかわちゃわちゃした問答があって、最終的に出た回答がこれ。

 

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「メディアとは、何かと何かを繋ぐ、媒介するものである」だそうです。

最初からそれ言えっつーの!

 

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っていう流れ。

 

  

 

 その後もTwitterで昂っておられる。

 そしてもう一人。

法政大学准教授の藤代裕之大先生。

 

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例えばこれ。削除するかも知れんからスクショで貼りますけど、

こんなもん誰一人として言ってないからね。

「素人でいい」なんて誰も一言も言ってないし、

「わかりやすく説明しろ」も誰も一言も言ってない

 

「難しかった」「わかりづらい」という指摘があったにせよ、

「もっとわかりやすく説明しろ」なんて誰も言ってないわけですよ。

「難解という声に対して耳を傾けるべきじゃないか」っていう問題提起はしましたけど。

 

それを勝手に自分なりに解釈して、存在しない発言をした存在しない人物に鼻息荒くケンカふっかけてるんだから「この人、頭大丈夫かな?」と思わざるを得ません。

 

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そんなわけでそのあとにご自身で呟かれた事をよーく噛み締めて今後のTwitter活動に励んで頂ければと思います。

ね。事実と解釈を分けるのは基本だからね。

 

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急に横から出てきて、「きちんと指導してください!」って謎の関西弁で偉い人の尻馬に乗る藤代さんの雄姿が見れるのはFBだけ!

 

 

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 あとはネットのリテラシーについても深い議論をしました。

 

 

とりあえず今回僕がやりとりをした人物2人を挙げたのですが、

僕がFBの本文中に書いた「蹴鞠をやってる」っていうのはまさにこの事だと思うんですよ。

ギョーカイの人がギョーカイの言葉でギョーカイのルールを作ってる上に、「俺たちはギョーカイ人なんだぞ!」っていう選民意識がめちゃくちゃ強い。だからダメなんだっての。

 

 

 

 このご本人のツイートなんかにすごく表れてるんですけど、この高広さんなんか最初から「自分はインターネットのライターごときより経験も知識もある」っていう前提で来てるじゃないですか。

 

でも、言っちゃなんですけど僕は純粋な広告畑の人間じゃないからこの人の事なんて知らないんですよ。僕はサッカーで戦ってるつもりなのに、蹴鞠業界の偉い人に上から目線で来られた所で「いや蹴鞠やってないし」ってなるわけですよ。「え?飛燕旋風脚知らないの?」って蹴鞠の必殺技の名前出されても困るんですよ。「これが新しいルールだから球を蹴る人は必読でおじゃる~!」って言うから見に行って、そんで「難しい」って感想書いたら「これが難しいなんて球蹴り失格でごじゃる~~~!」って。勝手に決めんなって話です。

 

 

 

これも全然違うんですよね。僕は終始一貫して「俺」を主語にしてない。だって僕はまあ普通に読めたからね。「確かにしおたんはこれくらい読めた方が良いんだけどなぁ~」って思ったからね。でも高校生Youtuberで人気がある人が居るように、いわゆる素人がメディア界隈にガシガシ参入してくる時代になってるんだから、「難しい」っていう指摘に対して「読めないお前が悪い」っていう姿勢を取ってて良いんですか、って事を言いたいだけ。

 

 弁護士や医者みたいに国家試験があってどこぞに認定された資格ならともかく、メディアなんて今や参入障壁が限りなく低いわけで、言った通りYoutuberみたいにいわゆる「素人」の学生が大きな影響力を持つことだってあるわけですから、そういう人達にもちゃんと理解して貰う方向を目指した方が良いに決まってるのに、そういう人達に対しても「マクルーハンも読んでないようじゃなぁ~」ってフカすんですか貴方は、って感じです。「正しい理解と普及」が大事なのに、それをマウンティングに利用して悦に入っててどうすんの、っていう。

 

「業界人なら」とか「プロなら」っていう言葉がこの人達がどうも好きみたいなんだけど、その「業界」とか「プロ」っていう、普通の人達を低く見るような姿勢があったからこそ広告が消費者に嫌われておかしくなってるんじゃないかなぁと思うんですよ。

 

今回の、

 

・読みづらいか、読みづらくないか

・わかりやすくあるべきか、あらざるべきか

 

っていう議論については言わば枝葉の部分で、根っこの部分の問題はこういう、ギョーカイの偉い人たちの傲慢さにあるんと思うんです。

実際、このハンドブックが読んでおくべき内容である事は事実だと思うので。ステマとか良くないからね!

しおたんも「勉強して読む」って言ってるわけですし。

 

 

だからこそ最初からこれを言っておけばいいじゃん、って思うんですよ。

議論の時に「とりあえず広告主、代理店さん側に理解して欲しくて作ったものだから、ライターさんや現場の人向けにはどうするか今後考えていきましょう」って言えばよかったんですよ。それを「マクルーハンが~」ってブチ上げるからややこしくなっちゃう。

 

「このハンドブックは業界人向けに作ったものだから業界外の人は難しいかも知れないけど、業界で今後仕事するならわからない単語を調べながらでも読んでおけばいいよ」

 

くらいなら僕もイチイチFBに書いたりしないわけです。

 

 

 

言っちゃあなんですけど、こういう調子の人が業界の偉い人として上の方にデーンと鎮座してたらそりゃあ現場はやりづらいわ、って思いました。だって、議論しようと思ったら「君ィ、マクルーハンは読んだことあるかね!?」からスタートするんでしょ。こっちからしたら「何それ」って感じじゃないですか。「そんなに暇じゃないんですけど」って感じじゃないですか。

 

とは言え、まあこういう事例って広告まわりだけの話でもないんだろうな、と思うんですよ(広告まわりがひどいのは事実にしても)、ただし、たぶんどこの会社にも蹴鞠おじさんは居るんですけれども、そういう人って普通はまあ出世しないんですよね。だからこういう人達が偉くなっちゃう広告まわりがおかしいのか、もしくは登場した二人が別に広告まわりでも偉くないのかのどっちかだと思います。現場からは以上です。

 

【補足】

・「腹立ったらエントリ書いて保存してとりあえずそれでスッキリする」というメソッドでこのエントリを保存していたのですが、hagexさんが書いちゃったので公開する事にしました。

 

・例として「蹴鞠」を挙げてしまいましたが、「古くて、伝統があって普通の人が理解してないもの」の代表として挙げたので蹴鞠業界に他意はありません。気分を害す人が居たらすいません

 

・これを公開しちゃうと「ヨッピーもじゅうぶんややこしいやつだ」って言われると思いますけど、なんかほんと、すいませんマジで……。

 

 

 

備忘録いろいろ

ここ数日が色々と大変だったので備忘録的に書いておこうと思います。

個人的な話なのであっちのに書くわけにはいかないし、主にこれについて書く。

愚痴みたいなやつなのであんまりシェアはして欲しくないかもしれません。

普段僕をフォローしてる人達だけに読んで欲しいな、って感じ。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

【なぜYahoo!ニュース個人で書いたか】

そもそも、「よし、書くか!」と思ってtwitterで「書きます」って宣言したのは良いけど、宣言してからもあちこちから色んな話が飛び出して来て、気付いた時は「火中の栗」どころかドロッドロに溶けたマグマに手を突っ込むような勢いになってて「延焼まったなしやんけこれ……!」と驚愕しました。

 

しかしながらそれだけ多数の人の注目を集めているという事の証左でもありますので、まず最初に書く媒体の候補として考えたのが有料noteです。

例えば、

 

そんなわけで僕と一緒に店舗に向かったケンヂさんですが、

そこで、T部長がケンヂさんに向かってこう言い放ったのです……!

 

--- ここから先は1,000円の課金が必要です -----

 

みたいにやれば1万人くらいが課金してくれるだろうし、半年くらい毎日ソープランドに行く資金が出来るな、と思いました。

 

そんなわけでわくわくしながらnoteでの入稿作業を進めていたのですが、ふと我に返って考えてみると1万人が課金する一方で10万人くらいが「あれ?僕貴方の親でも殺しましたっけ?」っていう勢いで罵詈雑言を飛ばして来るだろうし、テカテカした顔でソープランドから出てきたら目出し帽かぶった5人組に金属バットで撲殺されたあげく泪橋のたもとに捨てられる可能性あるな、って思いました。

 

流石に殺されるのは嫌なので結局はYahooニュース個人を選んだんですけど、何故Yahooにしたかと言うと、第一に、Yahooニュースでは「長坂の戦いの趙雲子龍かな?」っていうレベルで山本一郎さんが暴れまわっていらっしゃるので、三国志で言えば王平くらいの僕が多少暴れたところで大丈夫かな、と思ったからです。

 

第二には、こう言っちゃあなんですけど、インターネット上でおじさんとおばさんがたくさん集まる場所と言えばやっぱりYahooのトップページだからです。はてブユーザーなんかはリテラシーが高いでしょうし、GunosyもNewspicsもスマニューもSNSも、やっぱりおじさんとかおばさん世代なんかにはなかなか届きにくいんだろうなぁと思っていて、そうなると本当に読んで欲しいターゲット層が集まるのはたぶんYahooなので、Yahooで書いてトップページに載るのを狙おうと思いました。おかげさまで狙い通りトップにも載り、恐らくは100万人以上の方に読んで頂けたかな、くらいの反響で良かったです。課金しなかったのでソープには行きそびれましたけど。

 

【レベルアップ音が鳴った】

 

いきなり「レベルアップ音が鳴った」と言ったところで「あれ?LSDでもやってるのかな?」と思われそうですが、LSDはやっておりません。

 

こないだロケットニュースの佐藤記者と飲んでる時に話していたのですが、ライターを長年やってると、「レベルアップ音が鳴るタイミング」みたいなのがあります。

ドラクエのチャラララチャーッチャッチャーってやつです。

 

omocoro.jp

 

古いので言えばこれ。この記事を書いたことで自分の中でなんとなく「レベルが上がった」みたいな感じがありました。この記事を書くまで、僕はあんまtwitterとかを使っていなかったのですが、この記事を書くにあたってtwitterで実況したりしてなんとなくSNSの使い方を覚えたのはこの記事がきっかけです。これを皮切りにtwitterで実況しながらなんかやる、みたいな記事をたくさん書きました。

 

netallica.yahoo.co.jp

 

んで次がこれ。URLが変わってるのでSNSの数値がリセットされてますが、たくさん「はてブ」がついた記憶があります。これで何のレベルがあがったかと言うと、単純に「はてブユーザーに顔を覚えられた」ということです。

この記事が出るまでは僕が書いた記事ってあんまりホットエントリ入りしませんでしたし、ホットエントリに入ったら入ったで、

 

「顔が不愉快」

「劣化版DPZ」

「誰?」

 

みたいなコメントが毎回毎回大量につくので激怒していました。しかしながらこの記事がきっかけで顔を覚えて頂いたのか、その後は好意的なコメントを頂く事が増えたように思います。やはり、殴り殴られ、煽り煽られで死屍累々の戦場とも言えるはてブの皆さんに顔を覚えて貰おうと思うとガチンコの殺し合いを見せなきゃいけないんだなぁと思いました。

 

 

omocoro.jp

 

んで去年がこれ。これでなんのレベルが上がったかと言うと、自治体からのお仕事もたくさん頂くようになったってことです。これまでは基本的に企業相手の仕事ばっかりだったのですが、これを契機に佐賀県とか弘前市とか東京都とかそういうところからもお仕事を頂けるようになりました。ありがとうございます。皆さんが納めた税金はまわりまわって僕に入り、そのお金で僕は歌舞伎町の夜の経済を景気よくグルングルンまわしております。今後ともよろしくお願いします。

 

んで今回の記事でも「レベルアップ音鳴ったなぁ」って思ってます。レベルアップして何を覚えたかというと「SNSマジすげぇ」ってことです。たぶんああいう記事書くために内部情報集めようと思うと結構大変なんじゃないかと思いますし、各報道機関が一番苦労する部分じゃないかなと思うのですが、twitterで募集したら最終的には30人くらいの人からお話を聞けたのであります。もちろん報道機関とかならそこから「社員証見せてくれ」とかでもっときっちり裏取りするんでしょうけど、そもそもの「あ、僕現役社員ですけど」みたいな接触を求めるのも恐らくは大変なことなのに、そういう意味の苦労は全然なかったので「これってなんかすごいことなのでは」って地味に震えております。

 

別にジャーナリズムみたいな事がやりたいわけではないので今回みたいなケースはそうそう無いかと思うんですが、IQ低い感じの記事でもこうやってあれこれ集めてやることは出来るよなぁっていう。わーっと人集めてなんかやりたい。殺し合いとか。

 

【延焼こわい】

 

ケンヂさんとお店側の交渉が決裂した時点で僕の元にはもうけっこう情報が集まってましたし、現場の話もあったので「これはあかんやつや!」という確信を持っていたため決裂した夜に僕もPCデポを非難するようなツイートをしたのですが、一般的にはまだ「そっちにも問題あったんじゃねーか」的な、店舗擁護派的な意見もたくさんあったので、僕に対してもけっこう批判ツイートとかメールとかが飛んできました。

 

僕の中では「まあ経緯を明らかにすればそういうのは激減するやろ」と思ってましたし、「経緯はちゃんと記事にするから待っててね」とも言ったのでまあみんな待っててくれるのかなと思っていましたけど、全然待ってくれなくてびっくりしました。「え?気が短すぎじゃない!?」「え!?両津勘吉なの!?」って。まあ僕も悪いんですけど。でもあそこで言及しておかないと出す予定の記事に注目して貰えないかなと思ってツイートしたわけです。

 

そんなわけで「今、そこにある情報」で判断してばんばんツイート飛ばして来る人達が居て、個人的には過去に炎上とかを経験したことがなかったので「これが炎上っていうやつか……!」って布団かぶって震えました。もちろん擁護してくれる人の方が全然多かったんですが、僕は普段あんまり批判めいた事を言われないタイプの人間(何故なら普段から風俗の話ばっかりしてるような人間にマジになる人はあんまり居ないからです)なので、落ち込んでる自分に気付いて「僕、メンタル弱かったのか……!」ってびっくりしました。

 

そんなわけで「記事さえ出せばみんな理解してくれるんじゃないか」って思ってたし、「なんでこんなドロッドロのマグマに手を突っ込んだんだ……!」っていう後悔しかなかったので、とにかく書き上げたものを早く世に出したくてしょうがなかったです。例えて言うならチンチンに焼けた石を素手で持たされてて「早く!早くこいつを投げ捨てたい!」みたいな気分。出したら出したでクルッと手のひら返してる人とかも居て人間不信になるかと思いました。なんか奢ってよ。

 

【本業に思いっきり支障が出た】

 

そんなわけで色んなものをすっぽかしてマグマに手を突っ込んでいたのですが、

怖くて「締切、間に合わん」という連絡すら送れてません。

各ご担当者様におかれましてはどうぞ広く、暖かいお心で僕を迎えてください。

お風呂上りに母親が、フカフカのバスタオルで赤ちゃんを拭くような、ああいう感じでお願いします。ガラガラも哺乳瓶もつけて欲しいです。

 

以上、愚痴と言い訳でした。

最初にも言いましたがあんまりシェアとかはして欲しくないかもしれません。